山行記録にもどるホームにもどる



東御津山脈の碇岩北山



スポンサード リンク




平成15年1月8日(水)  メンバー 私だけ

碇岩北山 いかりいわきたやま 201.2m


東の峠から

昨年の12月13日、御津町の権現山に登った時に登山口を確認した、碇岩北山(201.2m<点名:東山>)に登ってきた。位置的には梅林で有名な綾部山の北、揖保川町との境界にある山で、地形図(網干)には山名は記載されていない。

御津町の碇岩集落の北の峠から西に進み碇岩北山に。頂上から北に下り、加茂神社に下山という計画だ。

10:03
家を出発。天気は快晴。寒波も去り暖かい。

中地から姫路バイパスに乗り、太子龍野バイパスから国道2号線に。揖保川を渡った先の正條の信号で左折、県道441号線を南に進む。袋尻で碇岩に向う峠道に右折する。

10:48
峠を越えた所の路肩が広くなっているところに到着、車を止める。この峠道の両側にはフェンスが途切れることなく続いている。ゴミを捨てられるのを防ぐためなのだろうか。

10:54
準備を終え、登山開始。一旦峠に戻り、ちょっと行くと東側には「縦走路中島方面入口」の案内板が あり、その先の西側には「縦走路碇岩方面へ」「御津山脈縦走路北山登山口」の案内板がある。峠の切通しの斜面にトラロープが下がっている。

峠の御津山脈北山登山口
トラロープの下がる御津山脈北山登山口

11:00
登山道は程良い整備がされている。テープ類が沢山あり、また雑木が密生しているので登山道以外は歩けないので、迷うことは無いだろう。

程良く整備された登山道
木の背が低くなってきた

初めは背の高い潅木の中を行くので展望は無いが、緩い道を10分も登れば周りの木は低くなり展望が広がってくる。

南に瀬戸内海に浮かぶ家島諸島や、姫路の海浜工業地帯が見えてくる。この山は表土が薄いのか、尾根筋には低木やシダ・ササしか生えていなく展望が良い山だ。ただし、日当りの良い所のシダはかなり茂っているが、歩くのには余り邪魔にならない。

家島諸島の男鹿島
眺めのいい登山道が始まる

11:31
最初のピーク手前からは、東側の展望が広がり去年登った権現山がよく見える。

11:37
151mのピークに到着。「北山の奥山」の案内板が下がっている。奥ゆかしい山名だが昔からの名前なのだろうか。

151mピークの案内板
北山の奥山の案内板



北山頂上へ

ピークから進路を南に変え緩い道を下るが、木が茂っていて展望はよくない。しかし、すぐに展望はよくなり周りの山々が見えてくる。

北の麓にある建物は養鶏場だろうか。下りてきたピークの上ではトンビが、上昇気流に乗ろうと旋回している。


151mピークの南からの展望、右手は雛山
素晴らしい天気だ

12:05
古墳の石室を過ぎ、薄暗い急な雑木の中の道を登ると、低木とササの斜面に出た。ここからの展望も良く、景色に気をとられ、なかなか先に進むことが出来ない。

北山手前の登り
ササの斜面の登り

12:22
碇岩北山の頂上(201.2m<点名:東山>)に到着。四等三角点には対空標識が付けらている。

頂上は少し広く周りには木々があるので、展望は今一つだが、三角点横の石柱に乗ると周囲が見渡せ中々の展望だ。北には揖保川町の宝記山や龍野市の鶏籠山・的場山・大倉山が見える。

碇岩北山頂上

頂上から北の展望



下山ルート変更

下山は北の129mピークを通り加茂神社に下りる破線路を予定していたが、どんなに探しても道が見つからない。籔もひどく北からは下りられそうも無い。

13:00
「山脈縦走路 岩見梅林へ」の案内板に従い南に下りていく。ここまではあまり急な道は無かったが、ここからは真っすぐ下りる急坂だ。古いロープや、新しいトラロープが下がっている所もある。一服岩と名付けられた座りやすそうな岩が中腹にあり、そこから下ると家島諸島は見えなくなる。

13:16
枯れた松が現れると、道は左に曲がり緩やかになる。

13:17
行く手に崖が現れた。東西に伸びる破線道の峠道が下を通っていて、トラロープにつかまりながら4m程の斜面を下りる。

峠には石垣もある
トラロープに捕まり峠道に

下ると、幅の広い峠道には案内板が沢山掛かっている。

下りてきた道には「御津山脈縦走路 中島へ」
西に進む道には「馬場廃道」
南の斜面に続く道には「縦走路 梅林へ」
東に進む道には「碇岩奥池西登山口へ」

南に進み、岩見坂に抜けたら車に戻るのが大変なので、ここは東に下り溜池の横を通り碇岩の集落に向うことにする。「馬場廃道」は15mほど行くと藪になっていた。

峠付近は広い良い道だが、少し東に下ると狭い登山道のような道になった。

13:36
三つ並んでいる溜池の西側の奥に登山口があり、「御津山脈縦走路碇岩登山口 Z山−Y山−岩見梅林−碇岩−塚黒山−中島」と表示してある。

前に室津の嫦峨山に登ったときに、東に行くと「Z山」に行けるという案内板があったが、今度は「Y山」だ。Z山、Y山とはどの山のことを指しているのだろうか。

碇岩奥池の奥の御津山脈登山口
見つけやすい案内板だ

奥池の堰堤手前までは車で入ることが出来る。ここから岩見梅林を通り岩見坂に抜け、「馬場廃道」を通って戻ることが出来たらいいのだが、「馬場廃道」は通れそうも無いので困ったものだ。なお「馬場廃道」の谷の入口には大きな工場が建っているのが上から見ることが出来た。

14:11
一番東側の溜池の北にある「伊和神社」に参拝し、碇岩集落から坂道を登り、峠手前の車に戻る。

14:17
車を出し家路につく。

14:54
家に帰着。総走行距離56km。

天気が良く、眺めも良く、登山道も良く整備されているし楽しい山行をすることが出来た。これで御津山脈完全縦走(分割)に一歩近づいた。



スポンサード リンク



山行記録にもどるホームにもどる本ページのトップ