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福崎町の住吉山から八千種山へ



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平成15年2月1日(土)  メンバー 私だけ

住吉山 すみよしやま 200.4m
八千種山 やちぐさやま 257.4m


福崎町の里山、住吉山

2万5千地形図「北条」の左下にある、福崎町の住吉山に登ってきた。

標高は200.4m(来年は人気が出るかも)と低いが、東隣の八千種山257.4m(三角点の名前より)まで雑木の尾根に気持ちの良い道が続いていた。

住吉山の西にある配水池から出発し、地形図の破線道を東にたどり、住吉山・八千種山へ。八千種山の東の260mほどのピークから南に福崎町と加西市の境界尾根を南下し、その先の峠道を西に下るか、はたまたそのまま南に登り183.5m三角点ピークに登る、というような計画だ。

10:00
家を出発。天気は雲が多いが晴れ間も見える。粉雪が時たま降り寒そうだ。書写山を左手に見ながら北に進み、中国自動車道をくぐり、真っすぐ行けば雪彦山の信号を右折し、福崎町に向う。

市川を渡り、播但連絡道路をくぐり、日産のお店を過ぎたところで右折、南に進み中国自動車道をくぐると正面に住吉山が見えてくる。

住吉山の西の麓「余田」にある「福崎八千種郵便局」の手前で左折する。曲がり角には「福崎町 戦没者慰霊塔 登口」の案内看板もある。狭い急な舗装道路を登っていくと、途中に近畿自然歩道の案内標識があり「八千種慰霊塔(便所あり)0.3km」の方向に進む。

10:55
舗装道路は慰霊塔の入口を過ぎ、終点には福崎町の余田配水池ある。その手前左側に空き地があり車を止める。10台は止められる広さだ。

駐車場所の先の配水池
地形図の黒点だ



登山口はどこだ

地形図によると、住吉山頂上への破線道は、配水池に行く実線道の最後の曲がり角付近より始まっているように見える。

11:02
準備を整え登山開始。最後の曲がり角には戦没者慰霊塔への道があり、狭い地道も山の中に入っている。

慰霊塔を見学し、狭い地道に入ると、道はなぜか下っていく。道は竹やぶの中に入り、頂上に続く道は無い。頂上までの標高差は80mほどなので、無理やり登っていけば何とかなると思い、適当な雑木の斜面を登り始める。

雑木の籔は思いのほかきつく、急な斜面で雑木の隙間を広げて体をねじ込むようにして、何とか登って行く。

11:37
竹やぶから登り始めて約20分、ゴミが落ちている。もう少し登れば何とかなりそうな雰囲気だ。

11:40
有刺鉄線付きのフェンスが現れた。四角に囲んでいて、電電公社の印の石杭が立っている。アンテナを立てるために確保した用地なのだろうか。

山の中に現れた鉄条網付きフェンス
中にあるのは何だ

フェンスを回っていくと下り口と、登り口が見つかった。登山口確認のため一旦下山することにする。



登山口はここだ、住吉山頂上へ

11:47
登山口が分かった。配水池へ登るアスファルト舗装の道路から、コンクリート舗装の配水池に行く短い接続道路が分岐している。アスファルト舗装道路は分岐からすぐ先で終わっている。その先から草に隠れて登山道が始まっていた。一番目の写真の左端の電柱の右が登山道だ。

登山再開。配水池を右に見ながら、車が通れそうな広い緩やかな道を進んでいく。広い道はコンクリートの石垣で終わっている。石垣の横の階段を登ると小屋があり、今は使われていない昔の配水施設のようだ。

11:57
結構急な道を登っていくと、鉄条網付フェンスで囲まれた空き地が現れた。そこからは、今日の山行の中で一番良い展望が広がっていた。西の展望が良く市川の流れがよく見える。

西の市川の流れ
大きな慰霊碑が見える

フェンスの中の空き地には面白いものがある。大きな犬小屋とテーブル付きの椅子だ。フェンスの鉄条網には切れ目が無いし、入口には南京錠も掛かっているし、誰が持ってきたのだろう。犬小屋には一人ぐらいなら入れそうなので山小屋代わりに使っているのだろうか。

フェンスの中
建物に見えるのは犬小屋だ

12:02
住吉山頂上に到着。頂上は雑木に囲まれ展望はよくない。四等三角点<点名:住吉山>がある。地形図にある南からの破線道は確認できなかった。

住吉山頂上
展望はよくないが、風は遮られ寒くない



八千種山頂上へ

12:21
住吉山頂上を後にして、東の八千種山を目指す。

緩やかな尾根は雑木に囲まれ展望はよくないが、驚くほど良い道が付いている。倒木がかなりあるが最近手入れされた様子もあり、切られた枝が道に置かれている。ただ北の中国自動車道を疾走する車の音が常に響いてくるのが気になるが。

八千種山への尾根道
雑木に囲まれた良い雰囲気の道だ

八千種山頂上までに北側に下る分岐が2箇所あった。住吉山頂上から10分のところと、八千種山まで10分のところだった。尾根の周りは、ほとんど雑木林だが一部だけ植林があった。

13:01
257.4m八千種山の頂上に到着。ここも周りは雑木に囲まれているが、北の一部だけ伐採されていて七種山などを見ることが出来る。

落ち葉の中に白い物があり、掘り出して落ち葉を払うと、2001年11月4日に行われた第9回姫路キャッスルウォークのゼッケンだった。この尾根道がキャッスルウォークのコースになったのだろうか。

八千種山頂上から北の展望

キャッスルウォークのゼッケン



下山はどこから

13:19
八千種山を後にし、さらに東に進む。

6分ほど進むと北側に下る分岐があったが、そこからは下りずに尾根を進む。

13:30
破線道と町界の交差地点と思われるところに到着。十字路ではなく左右に分岐するT字路になっていて、周りの木に赤スプレーで目印が付いている。左右ともに良い道だが、ここは計画どうり右に曲がり南に進むことにする。

道の横には、所々に上面を赤く塗った石杭がある。少し行くと尾根から外れ植林の中を東に下りだした。町界ではないが赤石杭は続いている。

植林の緩い谷に下りたが下草が伸びていて、道が分からなくなってしまった。しょうがないので南に下るとまた道が現れ赤石杭も現れた。

13:52
行く手に小さな二段になった溜池が現れた。おそらく地形図の吸谷町の北西にある溜池だろう。

山の中の溜池
きれいな池だった

13:58
吸谷町の集落の奥、「かんがい排水施設等整備事業 吸谷地区 パイプライン布設工事」の標識の掛かる施設の奥に下山。ここから逆に登ると植林の中で道を失う可能性が大きいので、あまりお勧めできない。

ここからどうやって車に戻るかだが、西に行く破線路を進み峠を越えて行くのが一番近いだろう。送電線も通っているので巡視路もあるだろうが、道に迷ったら困るので、反時計回りに山裾の車道を行き、車に戻ることにする。

15:21
1時間20分ほどかけて車に戻る。うんざりした。

15;27
車を出し帰途に着く

16:18
家に帰着。総走行距離57km。

里山の楽しい尾根歩きが出来たが、下山路の判断を誤ったため、車に戻るのが大変だった。吸谷町から西の峠越えの方がよかったかなと思う。



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