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京見山の北の果て、西蒲田山



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平成15年2月10日(月)  メンバー 私だけ

西蒲田山 にしかまだやま 178.0m


京見山完全縦走をするぞ

6日前に、姫路市と太子町の境、夢前川の西に位置する、京見山に登った。その日は、京見山からアンテナのある白毛山に抜け、町界沿いに新幹線の京見トンネルの少し北の148mのピークまで北上し、西側のYMCA太子キャンプ場に下山した。

今日は、姫路バイパス山田トンネル東にある東蒲田公園からトンネルの上の鞍部まで破線道を登る。町界を一旦南下し、148mのピークまで登り、前回の山行の続きを行なおうという計画だ。

12:11
家を出発。国道2号線の夢前橋西から南に曲がり県道417号線を南下、新蒲田橋すぐ南の信号を西に入る。曲がり角には「西蒲田天満神社」がある。

12:36
突き当たりの「西蒲田公園」に到着。公園入口には車が入れないようにポールが立っていて、適当な駐車場所が無い。仕方なく、西蒲田公園南の袋小路の道に駐車する。

12:52
準備を整え、登山開始。地形図(姫路南部)では、公園付近から始まる破線路は2本ありループになっている。北側は公園の入口手前から始まっていて、車も走れそうな広い遊歩道になっている。しかし南側の入口はどこにあるか分からない。

北側の広い遊歩道をしばらく登って行くと道は狭くなった。姫路バイパスを走る車の音が大きくなってきた。

西蒲田公園から始まる遊歩道
姫路バイパスを走る車の音がうるさい

13:10
正面の草むらの中に5本のドラム缶が放置してある所を右に曲がると、姫路バイパス山田トンネル上の鞍部に着いた。

途中に分岐が無かったことから、西蒲田公園からの南の破線道は無くなっているものと思われる。

鞍部は十字路になっている。上下2段になった「火の用心」標識があり、南北に延びる町界は関電の送電線巡視路となっている。西に下る道は10mも行くと草薮の中に廃屋がありその先は消えている。姫路バイパスが出来たときに無くなったのだろう。

南の148mのピークを目指し急な町界の道を登って行く。関電巡視路ならプラ階段が出てきてもおかしくないが、この山ではみたことが無い。



6日前の最北ピークから縦走再開

13:20
雑木の中の148mのピークに到着。ここは6日前に来たところで、十字路になっている。大き目の横書きの「火の用心」標識がある。

西は送電線鉄塔に行っているが下界に下りられるかは分からない。南に行くとYMCA太子キャンプ場に下山できる。東に行くと町界をたどり、蒲田城跡を通り南の鞍部に下りられる。

148mピークにある送電線巡視路標識
このタイプは初めてだ

13:24
148mのピークから引き返す。

13:33
山田トンネル上の鞍部に着いた。今度は北へ登る。

13:39
それなりに急な道を登って行き、浜田線20の送電線鉄塔に到着。標高100mも無いが、東側の展望が開けている。


浜田線20から東の展望
標高100mも無いがいい眺めだ

送電線巡視路は西側に下っているが、北東の町界にも良い道が続いている。

分岐には「火の用心」の木札が下がっている。木製の送電線巡視路の標識など他では見たことが無い。誰がつけたものだろうか。

町界を北東に行くと西側は植林になる。植林を抜けるとまた雑木林になり、平らな大岩の斜面では南側の展望が広がり、京見山・白毛山や瀬戸内海がよく見える。

南側の展望
三角点ピーク南からの展望

14:06
178.0mの三角点ピーク(四等三角点、点名:西蒲田)に到着。周囲の雑木に阻まれ展望は悪い。この山は西蒲田山と呼ぶようだが、ここが一番高くここが頂上なのだろうか。

ピークから古墳の石室の横を通り、東に30mくらい下りると、フェンスに囲まれた関西電力の電波反射板があり、東側の展望が広がっている。反射板が邪魔だが、無かったらただの雑木林で展望も全く無かっただろう。

178mピーク東の電波反射板
まあまあの展望



下山はどうする

反射板があるのでここまでの道は結構良かったが、ここから北側には町界に沿った狭い切り開きしかない。北東の尾根に進みたかったが道はなさそうだ。

14:13
三角点ピークを後にし西北西の町界に沿った切り開きを下りていく。

初めはしっかりした切り開きだったが、傾斜が緩くなってくると、ただの雑木の籔になってしまった。木々の間が広く所々に境界杭があるので迷わずに下りることが出来る。

籔に近い町界を行く
やさしい籔だ

14:28
浜田線19の送電線鉄塔に着いた。2本の送電線巡視路があり、南に行くのは20、北東に行くのは18となっている。西に続いているはずの町界には全く切り開きが無い。20に戻っても仕方ないので、18に行くことにする。

桜の木の横から出てきて、左の巡視路を下りた
ここから町界の入口は分かりにくい

北東方向に谷沿いの送電線巡視路を下りていくと、途中18鉄塔への分岐があった。雑木林の中の快適な道だ。

谷沿いの送電線巡視路
いい雰囲気の道だ

14:41
草原に出た。草原の北端の道を行くと南に17鉄塔への道があったが、それは行かずに下山することにする。北に続く道を行くと民家が見えてきた。

14:47
コンクリートの溝に渡した丸太の橋を渡り道に出ると、南青山2丁目1−8の住宅地の中に出た。

山裾を時計回りに行くと、西蒲田の地形図(姫路北)のがけ(岩)印の南に次の標識があった。この標識により山の名前が「西蒲田山」だと分かった。

西蒲田山は立ち入り禁止?
事故か山火事でもあったのかな

15:27
県道417号線をトボトボ歩き、天満神社から西に入り、西蒲田公園近くの駐車場所まで戻る。

15:28
車を出し家路につく。

16:05
途中のスーパーで頼まれていたサラダ油を買い、無事家に帰着。総走行距離20km。

2月なのに、春のような暖かい日に無事京見山縦走を完成することが出来た。このコースならJRの網干から出発し、青山に下山後は姫路駅行きのバスに乗ることも出来る。途中、藪も少しあるが5時間半ほどのいいハイキングコースではないかと思う。



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