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北の尾根から宮山(山崎町)へ



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平成15年3月20日(木)  メンバー 私だけ

宮山 みややま 646.0m


一宮町の宮山(岡城山)ではありません

山崎町の長水山はそれなりに有名だが、梯川(かけはしがわ)を挟み東にある宮山(646.0m)は無名だ。宮山は揖保川と梯川に挟まれた山で、頂上から東に伸びる尾根は与位の洞門へと延びている。

この山の名前は兵庫の山 写真帳から知ったが、兵庫の山のTAJIさんは与位の洞門付近から東尾根を登り頂上に達している。地形図(2万5千分の1、山崎、平成14年12月版)を見ると梯(かけはし)と与位(よい)の間の峠から南に尾根を行くと宮山の頂上に行けることが分かる。尾根に切り開きがあれば宮山頂上に容易に到達できるだろう。

梯と与位とどちらから登るかだが距離もほとんど同じ、高度差もほとんど同じ。しかし梯の方が姫路から少し近いので梯に決定。

8:25
家を出発。国道29号線に出て、北に進む。山崎町の市街を抜け、梯川を渡ると「姫路市立梯野外活動センター」の案内板があり、それに従い左折する。

9:37
梯集落の中には適当な駐車場所が無かったので引き返し、「岩上神社」の参詣者用駐車場に車を止める。峠道入口まで1km程の地点だ。



これが峠道?

9:42
用意を整え登山開始。梯集落の入口は右に行き、川を渡った先の「ホース格納箱 第10分団第3部3」のところから峠道に入る。

峠道入口
この手前に舗装道路が東に入っているが
それでもよい

10:00
小川と石積に挟まれた狭い道を行くと、鹿除けネットがありそれを潜って進む。

植林の中の小川沿いの谷道をしばらく行くと道にヒモが張ってあり次のような注意書きがある。

注意

松茸山につきこれより先は入山禁止。
松茸泥棒は罰金もしくは懲役です。

山崎警察署

松茸シーズンでは無いので無視して進む。入山禁止期間を明示してほしいものだ。

10:15
今まで見たうちで最大級の炭焼窯跡を過ぎ、小川を左から右に渡ると、道が倒木で塞がっている。

倒木を乗り越え進むと、道は川を渡り谷から北に離れていく。倒木がある以外は結構いい道だが最近はほとんど利用されていないようだ。

明るいアカマツと雑木の支尾根への道と、倒木だらけの暗い道への分岐についた。暗い谷道を歩いてきたので、ここから尾根道に行くことにしたが、地形図の峠道は最後まで谷を登っているように見えるのが少し不安ではあるが。

明るい尾根道(急で踏み後も不鮮明で歩きにくいが)を登ると、麓の梯の集落が見えてきた。

明るい尾根道
地形図の破線道ではないのは明白だ

尾根道から見えた梯の集落
アカマツ越しの梯集落



峠から宮山頂上へ

10:56
宮山から北に延びる尾根に着いた。破線道の峠から少し北に着いたようだ。尾根には切り開きがあるにはあるが、それほどはっきりしたものではなかった。ないよりはましだろう。

10:58
尾根を少し南に下り峠に到着。東の与位へいい道が下っているのを確認できた。梯へもいい道が下っている。帰りはこの道を使おう。

峠から南の切り開きは歩きやすかったが、474mのピーク(このピークから与位に下れそうだ)を南に下ると、両側から枝が出てる軽度の籔尾根になってきた。その先の急な登り部分は切り開きが極めて不鮮明になるが、尾根の籔を漕いで行くとまた切り開きが現れることで道が間違っていないことが分かる。

テープ類はほとんどないが、切り開きが不鮮明な部分に古い赤テープがあり助けられた。

こんないい尾根道もあったが
いい道はほんの少しだけ

こんな籔尾根も
ほとんどがこっち

与位から2本の実線道が宮山中腹まで上ってきていて、その間の支尾根が頂上から北に延びる尾根と交わる箇所より北側部分は、完全な籔で切り開きも踏み跡も確認できなかった。登る時はいいが下りはコンパスを見ながら方向を定めて下りるしかなかった。

その与位に下る支尾根には切り開きが登ってきていて、そのまま宮山頂上まで比較的いい道が続いていた。

尾根は雑木に囲まれていて展望はよくないが、一部から与位の集落や隣の長水山、北西の水剣山を見ることができた。

東の与位の集落
林道が登っているのが分かる

西側の長水山
長水山の尾根道とは大違い

12:18
頂上手前のピークには大きな岩が立っている。この辺から植林の中になる。

三角点手前の岩
ここの方が三角点より高かいと思う

12:20
峠から1時間20分、宮山頂上に到着。三等三角点(点名:神谷)があり、周りは植林に囲まれ展望は全くない。プレートなどは全くなく、ゴミも落ちていない。切り開きはさらに南に続いていた。

宮山頂上
雪彦山の三角点と雰囲気が似ている

三角点北の大岩まで戻り岩陰で昼食を食べる。気温は5度、空は曇り風が少しふいている。コンビニの弁当が冷え切り非常にまずい。



下山は本物の峠道で

13:09
下山開始。来た道を忠実に引き返す。下るほうが踏み跡を見つけやすく、登る時より少しはいい道を通ることができたが、籔尾根は籔だった。

14:04
頂上から1時間弱で峠に到着。下山は正式な峠道で下りる。

破線の峠道
いい道だ

倒木が少しあるが、幅の広い九十九折れの道が続いている。支尾根のアカマツ林の踏み跡よりもはるかに歩きやすい。しかし、周りを雑木に囲まれ暗く展望は全くない。

足場の悪い谷を渡り、倒木地帯を抜けると登る時使った支尾根への分岐についた。

14:45
梯の尾根道入口に到着。

15:01
岩上神社の駐車場所に到着。道を挟んで宮山が大きく見える。

15:06
車を出し家路に着く。

16:10
家に帰着。総走行距離74km。

今日登った宮山は展望が悪いし、尾根道は分かりにくいし、あまり良いところがなかった。

峠から北の581.3mの三角点ピークには送電線鉄塔が建っていて展望が良さそうだった。その送電線の巡視路をコースに組み入れたら楽しい山歩きが出来るのではないかと思う。



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