一等三角点の山、太子町の城山
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平成15年11月16日(日) メンバー 私だけ
城山 | しろやま | 250.1m |
2万5千分の1地形図「網干」、「龍野」を参照すること。
天気の良い日曜日
久しぶりに晴れの日曜日が巡ってきたが、昨日の
播磨国総社の霜月大祭とともに播磨地方の祭りシーズンを締めくくる水尾神社(姫路市山野井)の秋祭りが15日、始まった。小型の屋台など計14基が氏子らが住む地区を練り歩いた。16日は同祭り本宮がある。
同神社は、同じ姫路市内の播磨国総社の元宮といわれ、家内安全などを守る「大巳貴命(おおなむちのみこと)を祭る神社という。
宵宮のこの日、正午すぎに集合住宅の自治会を含む計13町の氏子が、それぞれの屋台と境内に集結。神事の後、練り合わせなども披露し、各町に向けて出発した。
勇壮さで知られる播磨の祭りにあって、同祭りはおもに子どもたちや拡声機片手のおばさんが「ヨーイヤサー」と元気なかけ声。法被姿の父親らが歯を食いしばって屋台を担ぎ、境内を出た後は、車輪の上に載せて子どもたちにバトンタッチ、力を合わせて屋台を引っ張っていった。
……後略……朝日新聞11月16日朝刊、兵庫姫路版より
に担手として参加し、半日屋台を担ぎ今でも肩が痛い。当然早起きができるわけがなく、おまけに夕方に仕事が入ってしまった。
こんな日のための、長い間暖めてきた山行計画がついに日の目を見ることになった。
播州地方には一等三角点の山が5山あり、標高順に暁晴山・日名倉山・笠形山・白旗山と今日登ってきた太子町の「城山」だ。城山以外はそれなりにポピュラーな山で登山の対象にもなっている。
しかし太子町の城山だけは全くマイナーな山で、ネット上にも山行記録はほとんどない。標高が低くおまけに頂上からの展望が悪いこともあるだろうが、車道から5分で頂上まで行けてしまうのが最大の原因だろう。つまり登山にもハイキングにもならないのだ。
しかし時間がなく体力も低下している今日のような日には最適の山ではある。
舗装林道を登る
国道2号線を西に進み青山を過ぎ、姫路バイパスの下をくぐり山陽新幹線と併走する区間に、北側へ入る「大間ゴルフ」の大きな案内看板が目印の脇道がある。
その道に入り坂を越すとまた「大間ゴルフ」の案内看板があり北に入る。直進すると大間ゴルフ練習場に入ってしまうので「聖園(ひじりえん)」の小さめの案内板に従い1.5車線幅の舗装林道を1kmほど登ると、前方に聖園(特別養護老人ホーム)が見えてくる。
11:50
さらに頂上へと登る舗装林道には鎖がかかり入れない。鍵は掛かっていないので鎖を外して車を入れることはできるが、それでは本当に5分登山になってしまうので、ここから歩くことにする。幸い道幅も広くなっているので車はここに止めておく。
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舗装林道を歩き頂上へ
11:52
歩き始めてすぐに、道端に「テレメーター設備工事中」の看板がある。工事用にモノレールもひかれ頂上方向にレールが延びている。舗装林道を離れモノレール沿いに行っても頂上に行けるような気がするが、予定どうり林道を進み「点の記」の経路で頂上を目指すことにする。
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緩やかな林道の脇や谷間には沢山のゴミが捨てられている。冷蔵庫や洗濯機、テレビ、タイヤなどなど。困ったものだ。
林道終点にはアンテナ施設があるため電線も延びている。普通なら電線3本が組になった三相3線式6600ボルトのものが行くはずが、ここのは2本だけしかなく単相6600ボルトとなっている。負荷に動力設備がないので単相でいいのだろうが変わった配電方式だ。
12:02
道端の電柱に赤テープが巻いてある。「シロヤマ54」の電柱で「点の記」によるとここから入り東に戻るように登って行くと城山の頂上に行けるはずだ。
雑木の中を行く
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舗装林道から雑木林に入ると、東の頂上へは切り開きがありハイカーが付けた赤ビニールテープと測量系のビニールリボンの目印がある。登る時は高い方に行けばよいので目印は必要ないが、下る時は踏み跡もなく切り開きも不明確なのでコンパスを持たないで登ってきた人にはありがたいだろう。
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12:08
城山頂上に着いた。林道から6分、「聖園」分岐からでも17分しかかかっていない。非常にお手軽な登山だった。
頂上には大きな一等三角点標石(点名:大山だいやま)がある。しかし雑木に囲まれ展望はほとんどなく、南の方が枝葉越に垣間見られるだけだ。プレート類は全くなく山名板もない。一等三角点の山にしてはまことに淋しい頂上だ。
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12:16
城山頂上を後にし、もしかしたら展望があるかもと期待し林道終点のアンテナ施設に向う。
12:30
写真を撮りながら下山し、林道を行ったので少し時間がかかったが「NHK太子テレビ中継放送所」に着いた。残念ながらここも周囲を雑木に囲まれ展望はない。ここから西には踏み跡も無いようだ。
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12:48
聖園分岐の駐車場所まで戻り本日の1時間たらずの山行は終了。
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