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千ケ峰三谷コース



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平成15年11月23日(日)  メンバー 私と妻

千ケ峰 せんがみね 1005.2m

2万5千分の1地形図「丹波和田」を参照すること。


秋晴れの千ケ峰を期待して

近畿地方の天気予報は全面的に晴れ。妻が同行するので籔山というわけにもいかず、展望抜群の千ケ峰に登ることにした。千ケ峰には東西南北から登山道が通じているが、これも比較的展望のよい東の農業公園からの三谷コースとした。私自身は千ケ峰は今回で14回目のはずで、妻は初めてだ。

市川沿いの国道312号線を北上し、神崎町中心部の神崎総合病院で右折し県道8号線へ。笠形山への登山口があるグリーンエコー笠形を通り過ぎ高坂トンネルに向う。

高坂トンネルを抜け奥荒田を過ぎ寺内で国道437号線に左折。案内標識に従い門村で左折し農業公園に向う。

9:09
農業公園を通り過ぎ曲がりくねった山道を少し登り姫路から1時間半ほどかけ、千ケ峰三谷登山口駐車場に到着。既に10台ほどの車が止まっている。


国道から見た頂上は雲の中

天気予報とは違い低い雲が広がり、千ケ峰頂上は雲の中のようだ。

9:18
登山準備を整え出発する。

千ケ峰三谷登山口
さあがんばろう

登山口には「笠形山千ケ峰グリーンクリエイト協会」による新しい道標が立っている。「雄滝まで約20分」と記載されているが、初めて千ケ峰に登る人にとっては頂上までどれくらいかかるかが問題であって、中途地点までの時間を教えてもらってもどうにもならないと思う。

工業製品の取扱説明書にもその製品に熟知していないと理解できないものがよくあるが、この道標も千ケ峰をよく知っていないと理解できないだろう。

新しい道標
なんだかな

9:22
植林の中を渓谷沿いに登り、丸太の橋を渡る。丸太橋もいつの間にかグレードアップしていて低いながら欄干も付けられている。

9:28
右手に植林越しに雌滝が見えてきた。なめ滝で豪快さはない。

雌滝

丸太橋を渡り植林の中を登って行くと植林越しに雄滝が近くに見える。渓谷沿いにあるモミジの色付きがあまりよくないようだ。


雄滝
植林が邪魔だな

雄滝の横には「岩座神コース合流まで約30分」のグリーンクリエイト協会の道標がある。その地点を知っていれば役に立つが、初めての人には不可解なものだろう。

9:47
濡れた岩の上に積もる落ち葉を踏みしめながら登って行くと、三番目の丸太橋があり小さな滝が流れ落ちている。橋を渡った後は渓谷から離れ尾根を登るようになる。

三番目の渡渉地点
きれいな小滝だ

渓谷を離れ、植林の中の緩い道を登って行くと、丸太の階段道が現れ突然急坂になる。一部の丸太階段は崩れ補修もされていない。トラロープが下がっているが土の斜面のため滑りやすく傾斜も急で非常に登りにくい。三谷コースの難所の一つで岩座神コースの合流地点まで続く。

10:12
岩座神コース合流地点に到着。ここまでに二人に追い越され下山中の4人に出会った。頂上はガスの中で何も見えなかったそうだ。

グリーンクリエイト協会の道標があり「山頂まで約40分」となっている。道標の表記時間から計算すると登山口から頂上まで1時間30分かかり、ここは中間地点を少し過ぎたところになる。

合流地点からは緩やかな上りで、周囲は基本的には植林なのだが登山道の脇だけは雑木が残され、楽しく歩ける。

雑木に挟まれた登山道
雑木の葉を落ちている

10:31
頂上まで20分の道標が現れクマザサが茂る千ケ峰頂上が見えてくる。ここからが最後の難所で赤土の滑りやすい道が頂上まで続く。雨上がりに大勢が歩くと泥んこの坂道となり、特に下山中は滑りやすくなる。今日はあまりぬかるんでなく歩きやすい方だ。


頂上のすぐ上は雲

10:46
登山口から1時間28分かけ、千ケ峰頂上に到着。ほぼ標準時刻でついた。頂上には20人ほどの人たちがいる。

手が届きそうなところに雲があるが、南側の視界は意外によく淡路島も明石海峡大橋の橋脚も見える。北側は段が峰がかろうじて見えるくらいだ。

昼食をとっていると風が出てきて、ガスもかかってきた。温度計を見るとわずか3度しかない。早々に頂上から退散することにする。

千ケ峰頂上
困った天気だ

南側の展望
寒くなってきた

11:25
下山開始。

頂上直下の滑りやすい道
おっととと

登山者が次から次ぎへと登ってくるので、避けたり挨拶したりで忙しい。さすがに東播州の最高峰千ケ峰だ。

下山するにしたがって天気がよくなってくるが、頂上では寒風が吹いていることだろう。

12:36
登山口駐車場に下山。下山は1時間11分かかり、駐車場の車は30台ほどに増えていた。

姫路に向うほどに天気はよくなり、一応天気予報は当たっていたようだ。



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