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未来にはばたけ鷹山の夢



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平成16年1月24日(土)  メンバー 私だけ

鷹山 たかやま 213.7m

2万5千分の1地形図「姫路北部」(平成13年2月1日発行)を参照すること。


鷹山は何処に

地形図「姫路北部」の左下、夢前川の西にある213.7m三角点ピークが「鷹山」だ。

三角点名から「遠山」と呼ぶ人もいるようだが、北麓にある「兵庫県立姫路飾西高等学校」の生徒に訊ねたところ、「鷹山」と呼んでいるとの答えを得た。姫路飾西高等学校の校歌にも「鷹山の緑を映し夢前の清き流れや」兵庫県立姫路飾西高等学校のHPより引用)とあり山名を確認することができる。

姫路飾西高等学校の南にある「鷹山」

点の記によると南麓の青山小学校の西方から登れるようだが、冬場とはいえ南側からの登りはきついだろう。パソコンの「ゼンリン電子地図帳」を見ると頂上から北東方向に麓まで続く道を表示している。WEBには全く情報が無いが「電子地図」を信用しプリントアウトし持って行くことにする。


登山道は何処に

10:00
妻の運転する車で送ってもらい、兵庫県立姫路飾西高等学校前に着いた。「未来にはばたけ鷹山の夢」と書かれた横断幕が掲示されていて、もう山の名前は「鷹山」以外に考えられない。

高校の南には「姫路市自然観察の森案内板」があり、自然観察の森の裏口となっている。ここからは山に入らず、鷹山頂上の東側になる「青山北2丁目」の山裾の住宅地から取り付くことにする。

10:12
青山北2丁目の住宅地に到着。山の斜面が階段状に切り取られススキの原となっている。適当にススキの斜面を登り「電子地図帳」の道を探すが何処にもない。

斜面上のススキとササの広場の北隅に桜の大木があり、とりあえずそこから取り付くことにする。はたしてどうなることやら。(ここからの登りは勧められない)

ササ薮から雑木籔へ入る
道はどこだ

北東斜面になるので、下草も少なく比較的登りやすい雑木の斜面を登っていく。木々の間隔も適当で幹につかまりながらの快適な登りだ。

明るい雑木林
緩やかな斜面ではない

登って行くと、昔は道だったんだろうなと思うようなところに出た。「電子地図帳」記載の道と思われ幅は3mほどあるが、周囲より木が密生していて進めない。仕方がないので雑木の斜面に戻り登っていく。

10:54
行く手に岩場が現れたが、比較的緩やかで大きく階段状になっているので迂回せずにそのまま登っていく。

岩場に中に一見祠のようなものがあり、その前には木をくりぬき筒状にしたものが転がっている。祠のようなものは4面とも釘でとめられ開けることが出来ない。ブリキの屋根の隙間から中を覘くとスズメ蜂が一匹見えた。動かないので死んでいるようだ。

どうやら養蜂関係の遺物のようだが、暖かい時期はこの岩場には絶対にこない方がいいだろう。岩場からは展望が広がり今日の唯一の展望ポイントだ。15分ほど休憩。

養蜂跡の遺物?
スズメ蜂の家か

岩場から西側の展望
書写山から苫編山

頂上が近づいてくるとシダが増えてきた。背丈ほどもあり正面突破は諦め北側に回り込む。シダの薄そうなところの、獣道を掻き分け登っていく。

最後はシダ籔
楽しいな

11:35
四等三角点標石(点名:遠山)のある鷹山頂上に到着。松と雑木が茂り展望は全くない。山城跡のような平たい頂上だ。プレート類は全くなくゴミも落ちていない。ただ三角点表示杭の脇に六角形の石の上に石が一個立てられている。

西の桜山貯水池方向には明確な踏み跡があり、南方向にも踏み跡があるような気がする。

鷹山頂上
展望なし


下山は西へ

11:44
西に下山を開始する。明るい雑木の、少しシダの生ええる緩やかな尾根の中央には明確な踏み跡が続いている。所々に目印にしたのか木の又に挟まれた紙切れが、雨で崩れ木にまとわり着いている。

西の尾根には明白な踏み跡が
登りに比べたらなんといい道か

12:09
尾根が緩やかに上り下りしだすと、足元のシダが踏み跡を隠すようになる。しかし特に問題になるほどではない。

12:16
赤テープの目印が現れると、西へ行く踏み跡が消えてしまった。西方向を円を描くように雑木林の中を探るが踏み跡はない。

少し戻りテープと紙切れの目印が集中している付近を観察すると、尾根から北に下る踏み跡がある。

北の鞍部に下るのかと思ったが、踏み跡は斜めに東に下っていて、赤テープが時々現れる。

12:17
谷を挟んだ北側の山の中腹に送電線鉄塔が見えるようになると、踏み跡は北に下るようになる。緩やかなまばらな雑木林の中へ踏み跡は拡散し消えてしまう。

緩やかな雑木林を適当に下る
目印はない

12:29
足元が少しぬかるんできて、桜の大きな木が見えてきた。桜の木の下には池があり、向こう岸には小屋が建っている。「姫路市自然観察の森」まで下りてきたようだ。

この池は平成9年発行の地形図には載っていない。地形図は生ものと同じで新しいものにかぎる。自然観察の森ではこの池を「ヤンマ池」と呼んでいる。

野鳥観察小屋から下りて池を周り地形的に特徴のない、目印もない緩やかな雑木林を登り尾根に取り付けば「鷹山」へ登ることができるが、ここからの登りもあまりお勧めできない。登るなら地形図とコンパスは絶対に必要だ。

野鳥観察小屋に出た
野鳥はいなかった

ここから谷を北東に下れば飾西高校に出ることができ、姫路市自然観察の森ネイチャーセンターへは西の鞍部か北のピークを経由して行ける。

野鳥観察小屋で昼食をとったあと、北のピークを越えてネーチャーセンターまで行ったが、目をつぶっても歩けるような遊歩道が続いている。とりたてて書くことはないが、ピークに立つ送電線鉄塔は「姫路鵤線21」だった。

桜山貯水池の北側道路には神姫バスが運行しているが、次ぎの便まで1時間あるので妻に迎えに来てもらうことにした。



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