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高坂峠〜作畑〜千ケ峰〜高坂峠
ぐるっと一周8時間



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平成18年4月29日(土)  メンバー 私だけ

千ケ峰 せんがみね 1005.2m
飯森山 いいもりやま 900.7m

2万5千分の1地形図「但馬和田」、「生野」を参照すること。

案内板などには「飯森山」と「飯盛山」の2種類の表記があったが、地形図の表記「飯森山」に統一した。「やまあそ」の島田氏によれば、飯森山は神河町側では「南山」と呼ばれているとのこと。


千ケ峰・笠形山縦走路

6年前の平成12年に千ケ峰から笠形山への縦走路が通じた。そのルートが全通する前後に、笠形山−高坂峠・高坂峠−多田坂・多田坂−千ケ峰と三分割で歩いたことがある。その当時はルートも不明確で、ピークに着くたびに地形図で下る尾根を見定めながらの山行だった。すでにハイカー向けのマーキングがあったが、林業者(ハンターのかも)のものに惑わされ飯森山の山中を2時間ほど彷徨ったこともある。

全コースを歩き通す自信など全くなく、今回は千ケ峰から高坂峠までを歩くことにした。しかし往復すると10時間もかかりそうで、片道は何か交通機関を使わなければならない。以前の調査で、西側の山裾を走る神姫グリーンバスを使えば可能であることが判明していたが、今日は自転車を使ってみた。結果はバスを使った方が断然楽なことが判明した。


高坂峠から作畑の千ケ峰登山口へ

7:24
ちょと問題があったが、神崎郡神河町岩屋と多可郡多可町加美区奥荒田を結ぶ峠道の、旧道の高坂峠に到着。峠からちょい神河町側の道端に車を止める。姫路市の中心部から、途中コンビニに寄って1時間10分のドライブだった。

7:45
軽めの朝食(コンビニ弁当)を食べてから、16インチ折りたたみ自転車での峠からのダウンヒルを開始。曲がりくねった急坂で怖くてスピードを出すことは出来ず、ブレーキレバーを握り締めトロトロと下っていく。

高坂峠からのダウンヒル

8:01
旧道の入口に着いた。旧道に入って直ぐのところにフェンスのゲートがあり鎖が巻かれている。朝、車で入ったとき「アチャー、どないしよ」と関西在住22年にしてようやく関西弁で驚く私がいた。予定を変更しなければならないなと思いながら、よく見ると、鎖は巻かれているが鍵は掛かっていない。進入禁止の表示もないし「いてまえ」とゲートを開閉し車を旧道に乗り入れた。

千ケ峰からの縦走を終え、高坂峠の子安地蔵を見に行ったときに峠にも同じフェンスゲートがあり、そこも通行は可能だった。多分、勝手に通行するのはかまわないが神河町としては「どんなことがあっても、それはあんたの自己責任だよ」という意味のゲートなのだろう。旧道には落石や倒木があったが最低限の補修は続けられていて通行可能だった。

旧道入口のゲート

旧道への進入禁止の標識はない

新道を横切り、旧道をそのまま岩屋の集落へと下っていく。越知川にかかる橋を渡るまでは、ブレーキを握り締めていた両手が疲れただけで実に楽チンだった。自転車を持ってきて本当によかったなと思ったのも、ここまでだった。川は高いところから低いところに流れるという、基本的なことを把握していなかったのだ。いま地形図を読むと作畑までに200mもの標高差があるではないか。

生まれて以来まともに自転車に乗ったことのない私にとって、ほとんど水平にしか見えない緩やかな坂道が、こんなにも自転車にとってはきついとは思いもよらなかった。6段変速付でローギアーにするとペダルは軽いがいくら漕いでも前に進まないという、恐ろしい世界に突入してしまった。峠から登山口の作畑まで1時間以上の辛いサイクリングを強いられ、あまつさえ途中で粟賀営業所を8時5分に発車した作畑新田行きの神姫グリーンバスに追い越されてしまったのだ。こんなことなら峠から下ったらバスに乗るんだった。

8:57
閉校した越知第ニ小学校が急カーブの内側の高台に建つ、「笠形千ケ峰県立自然公園 千ケ峰登山口」の大きな看板がある作畑の集落に到着。ここから「千ケ峰登山道 山道まで約30分 石風呂コース」の案内に従い「石風呂橋」を渡り数軒の集落を抜け林道石風呂線に入る。

ようやく作畑に着いた


石風呂コースで千ケ峰へ

9:03
集落を抜けると地道になり、橋を渡った先で自転車を道端にデポして歩き始める。車ならさらに奥に進めるが、自転車に乗っていくよりも歩く方が早そうだ。林道を行くと直ぐに獣除けのフェンスが道を遮断している。

お知らせとお願い

この扉は、鹿や猪の侵入防止のために設置しています。
扉を開けられましたら、必ず閉めて下さいますようお願いいたします。

作畑区長・作畑営農組合長

獣除け扉を開け閉め

林道脇には盛りを過ぎて白くなった「ミツマタ」の花が咲いている。ミツマタ以外には小さな小さなスミレがポツポツと咲いているだけで、賑わいがない。

林道の脇にはミツマタの花が

ミツマタの花

9:32
林道が狭い作業道に変わる地点に着いた。ここには方向転換も可能な十分な駐車スペースがあり、普通車でもここまでなら楽に登ることが出来るだろう。しかし、ここから上の道は荒れ、落石も放置されたままで車では登れない。

林道から狭い急な作業道に変わる

狭い道の両側にはミツマタの花が

9:41
いよいよ林道から離れ、登山道に入る。入口には明確な案内があり、間違って通り過ぎてしまうことはないだろう。この石風呂コースは何回も登っているが、ただの一度もハイカーに会ったことがない。市原峠からのコースは別格として、千ケ峰への登山道の中では一番楽なコースなのだが、いかんせん終始植林の中を行くコースで滝もなければ何も見どころはなく、展望もなく面白みがないので歩く人がいないのだろう。ただ三谷コースにいるというヒルだけはいないのがとり得だろうか。

ここが石風呂コースの登山口

グリーンエイト協会の明確な案内板

9:48
谷沿いに左岸側を登り、わずかに流れのある沢を渡る。そこが「沢の橋」で、そこにある案内板は「尾根まで約15分」となっている。沢を渡ると右岸側を引き返すように登っていき、次第に谷から離れていく。

植林の中を行く急な道は面白みはないが、昼間でも真暗な植林が多い中で、ここの杉植林地は間伐されていて明るく気分が滅入ることはない。

杉植林の急斜面を登る

10:02
案内よりも1分早く尾根に登りついた。冷たい風が吹きぬけ、少し肌寒いが気持ちがよい。次の「こけの道まで約20分」となっていて、緩やかな広い尾根を登っていく。1箇所だけ大規模な倒木地帯があるが迂回路が作られていて、それ以外は所々に横たわっている倒木を跨いで行くだけで、あまり苦労することはない。

広い尾根を登っていく

10:21
また案内よりも1分早く「こけの道」に着いた。そこには「山頂まで約20分」の案内が立っている。まだこけの季節には早いのかスギゴケが少々目に付くだけだ。

こけの道

足元のスギゴケのクローズアップ

10:47
高坂峠から千ケ峰への縦走路となる稜線に出た。背の低い笹が茂る稜線に出ると一気に風が吹きぬけ展望が広がる。展望はなく変化も少ない面白くない植林歩きをした甲斐があった。天気は曇りがちであまりよくないが、涼しい風と相まって、これから始まる長い稜線歩きには好都合だ。

千ケ峰頂上近くの笹原

10:50
20人ほどのハイカーがくつろぐ千ケ峰の頂上に着いた。遠望がきかない頂上には5分ほどしかいなかったが、その間にも次々とハイカーが三谷コースから登ってくる。

いつもならば頂上がゴール(折り返し地点かな)なのだが、今日は縦走路のスタート地点に着いただけだ。頂上にある縦走コース案内図によると高坂峠まで約5時間となっている。

笠形山が南に見える

ハイカーが次々と登ってくる


雨乞岩から多田坂へ

10:55
高坂峠を目指し縦走を開始する。中間点手前の多田坂から神河町側にエスケープ出来るが、車を置いてきた高坂峠まで車道を歩いて登り返すのは縦走路を行くよりも辛いので、今日はどんなことがあっても歩き通すしかない。

頂上直下の笹原や、道端に咲いていた花の写真をまとめてみたが、今の季節の縦走コース沿いには目を引くようなのは咲いていない。

キランソウ(別名:地獄の釜の蓋)

アセビ

ニョイスミレ

タチツボスミレかな?

11:02
千ケ峰頂上付近は笹原が広がり展望がよいが、その後はよくない。縦走コースの植生は右手の神河町側は植林、左手の多可町側は雑木林がほとんどで、展望はほとんどなく、面白みはない。

こんな風景が続くわけではない

11:16
トラロープが張られた急下りの先に多可町側に下る道がある。「50分 不思議コース  塔の石 30分」の表示があり“七不思議コース”への下山口のようだ。千ケ峰は色々なところから登ったが、七不思議コースと岩座神コースを辿ったことがなく、この塔の石を通るコースがどのようなものか知らない。

11:20
稜線に巨岩がゴロゴロしている。一番南側の岩が「雨乞岩」で、その上で踊ることを長年夢見ていたが、今日の時々日が差すだけの曇りがちの天気では、先も長く本当に雨が降り始めたら大変なので遠慮しておいた。

雨乞岩の上

11:43
塔の石・唐滝へ下る「七不思議コース」の分岐点に着いた。芸術的な俯瞰図が描かれたのや古い案内板があり、高坂峠まで3時間40分の表示がある。ここまでは道に落葉がなく、それなりの人が歩いているようだが(今日は誰にも会わなかったが)、ここから先は落葉が積もり最近人が歩いた形跡は感じられない。

七不思議コースへの分岐点

平地では新緑の季節を迎えているが、ここの稜線はまだ春が遠いようで、冬枯れの落葉樹の林が続く。そのため風通しがよく、そして気温が10数度と低いこともあり快適に歩けた。今日は全部で1リットルほどの飲料しか飲まなかったが、真夏にこのロングコースを歩くためには大量の水を担いで行かないといけない。

まだ冬枯れの雑木林を下る

この延び具合は大柿赤布に違いない

道は明確だし、マーキングも常に一つは見えるぐらいの間隔で(多いところは五つほど見えていた)付けられていて、迷いようがない。そのため地形図を取り出して現在位置を確認する気がおきず、今どの辺を歩いているのかさっぱり分からなくなってきた。

道端の木に付けられた赤ビニールテープのマーキングに混じって、古そうな赤色の布が付けられている。引っ張ってみると延び具合から見てあの「大柿赤布」に間違いない。いつごろ付けられたものか知らないが、マーキングを付ける事の善悪は別として、見ただけで付けた人が分かるのは凄いと思う。

両側植林もある

あれ、こんなところに三角点標石が

12:02
「千ケ峰 1時間10分  飯森山 1時間30分」の案内板が立っている稜線上のピークに、真新しい四等三角点標石がある。コンクリート柱の上に丸い金属標が付けられもので、持って行った地形図には記載されていない。帰ってから国土地理院ホームページで調べてみると4年前の平成14年8月10日に新設されたもので、点名は『谷山』となっている。

あるはずのないところに三角点があり、おまけに初めて見るタイプなので嬉しくなってたくさん写真を撮ってしまった。丁度お昼になったのでパンを1個食べながら、現在位置はどこだろうと周囲を見回し多田坂北東の834m標高点だと判断したが、帰宅後調べてみると正解だった。小さな幸せを感じた。

新型の四等三角点標石

金属標

多田坂手前の793mピークまでは広い尾根を行く。道は場違いなほどの幅で、植林の間では自動車が離合できるほどもある。以前に歩いたときの記憶がほとんど残っていなく、まるで初めて歩く道のように感じる。

植林と雑木林の間を行ったり

植林の中の幅広の道を行ったりする

12:34
いつの間にか左手の多可町側に獣除けの網が張られている。針金網と有刺鉄線、その奥には普通の網と三重になった厳重なものだ。793mピーク付近に「火の用心」の送電線巡視路標識があり、南方向と西の793mピーク方向を指している。ピーク方向を見ると間伐された木々で道は見えないが、50mほど離れたところに何か構造物が見える。

なんだろうなと寄り道すると、共同受信用のアンテナ設備だった。電源線・アンテナ線とも地中に埋設されているし、なにも標示がなく所属は分からないが、UHFやVHFそしてFMのアンテナが9本も取り付けられた、豪華なものだ。

793mピークのアンテナ設備

12:42
多田坂への下りは、今回の縦走路中唯一の階段道になっている。送電線巡視路の証のプラスチックの階段で、坂の途中から送電線鉄塔を囲んでいるフェンスの扉へと続いている。

プラ階段で多田坂へと下る

フェンスの扉には鍵は掛かってなく、出入り自由だがカンヌキが内側からは開け閉めしにくい構造で、入ったらそこから出るしかない。どんな送電線鉄塔なのか興味があるので入ってみる。しかし街中の送電線鉄塔の厳重なフェンスに比べると、なんと開放的なのか。

送電線鉄塔は「播磨中央線 五三」で平成13年6月に竣工。峠近くなので全開の展望ではないが、東西方向が見通せ、飯森山の稜線付近が伐採されているのが見える。

「播磨中央線 五三」鉄塔

飯森山の植林が伐採されていいる

12:56
送電線鉄塔敷地沿いの急坂を下り、多田坂に到着。この峠は非常に急峻で急坂を下りてくると、直ぐに急坂を登らなくてはいけない。

多田坂

峠の神河町側へは道があり「大畑へ15分」の表示がある。しかし、いくらなんでも15分では麓まで下るのは不可能で自動車でも登れる(6年以上前のことで、今はどうだか)林道の終点まで下れるという意味だろう。

多可町側は二重の獣除けフェンスの扉を開けると、道みたいに見えないこともないものが続いているような気がする。地形図では破線道が描かれているが踏み跡もないし、はたして通行できるのだろうか。なお6年以上前に来た時は、多可町側は草薮で道らしきものは確認できなかった。


次は飯森山だ

多田坂と飯森山の標高差は200mほどある。ここの連続する登りが本日のコース中の最難関で、特に頂上近くがきつい。相変わらず、右手の神河町側は植林が多く、左手の多可町側は雑木林が続く。

こんな緩い道もあるが

結構きつい登りもある

13:28
送電線鉄塔から見えていた飯森山頂上手前の伐採地に着いた。神河町側に大展望が広がているが、登ったことのない山域で山の名前が分からない。伐採した跡はススキなどが繁茂していて放置されているように見えるが、また植林をするのだろうか。

伐採地を登る

神河町側の展望

飯森山頂上が近づいてくると、切り開きがなくなったひょろひょろの植林の中を登っていく。道らしい道ではなくなるが踏み跡は明確だしマーキングも豊富にあるしで、迷うようなことはない。「頂上へ5分」の案内からは、さらに急になり足元も滑りやすく木々につかまりながら登る。

植林の中を登る

後5分からの急登

13:43
千ケ峰頂上から2時間48分、ようやく飯森山に到着。写真を撮りつつ、のんびりと歩いてきたので、普通の人ならこんなにも時間がかかることはないと思う。よそ様のサイトを覗いて見ると同区間を1時間40分や1時間50分で歩いている人もいる。そんなに早く歩いたら足元の小さな花々を愛でることも出来ないと思うが、山を歩く目的は人それぞれだ。

展望がよくなった飯森山頂上

飯森山は展望が全くない山という記憶があるが、ここも神河町側が伐り払われて結構な展望地になっている。三等三角点標石(点名:福畑山)と案内板がある。

笠形山 4時間50分、入相山 2時間30分、高坂峠 1時間40分
多田坂 40分、雨乞岩 2時間、千ヶ峰 2時間30分

登頂記念プレートはないかと探したが、登る人も稀なのか「飯森山 (900.7m) JH3JFF 山ラン」の一枚しか下がっていない。山ランとは山岳ランニングの事と思っていたが、アマチュア無線でいかに多くの山から交信するかを競う「山岳移動ランキング」というのがあり、JH3JFF氏は2006年3月現在のランキングA級山頂無差別級で8位、山数は1,214山という、私から見たらそら恐ろしい記録の保持者だが、登る山々で登頂記念プレートというゴミを残してきているのだろう。困った人だ。


高坂峠へ

飯森山から高坂峠へは、ほぼ下り基調の道が続く。ただ展望は皆無で黙々と歩くのみであまり面白くない。今はマーキングも標識も完備されているが、昔はピークごとに、地形図とコンパスで見通が悪く踏み跡もない下るべき尾根を探しながらの、結構エキサイティングで迷いながらも面白い稜線歩きだった。

ササが茂る雑木林

左雑木林、右植林

植林の縁を行く

数少ない展望地(奥荒田方向)

14:16
飯森山から高坂峠までほとんど展望はないが、一カ所だけ多可町側の高坂峠に登る車道と奥荒田地区が望める展望地があった。面白みのない植林歩きの中に開いた唯一の窓だ。

高坂峠目指してどんどん下っていく。麓まで一気に下るのではないかと思うほど下りに下る。補助ロープがある急坂もある。逆に高坂峠から千ケ峰へ向かうとこの坂を登るのはきついだろうなと思いながら下った。

下りが続く

補助ロープのある急下り

足元には所々にスミレが咲いているが、小さすぎて踏み潰しそうになる。写真に撮るとそれなりに見えるが、実物は小さすぎて見栄えはない。

薄めの色のものや

白色に近いものも

14:50
また、私の持っている地形図には記載されていない731.4m四等三角点標石(点名:奥山)が現われた。平成15年9月15日に設置されたもので、周囲に展望はない。今はGPSで測量するので電波を受けられるぐらいに上方が開けてたらいいので、展望が全くない三角点が増えていくのだろうか。

ここを登ると

ピークに四等三角点が

15:15
三角点ピークからも下りに下り、高坂トンネルの上を越えて593m標高点手前で東に方向を変える。道は明確で曲がり角には「峠へ20分」の案内板が立っているので間違いようがない。

三角点ピークからも下りが続く

東へと進路が直角に変わる

曲がり角からしばらく行くと、ここまで全くなかったコバノミツバツツジのピンク色の花が咲き誇っている。私の千ケ峰から高坂峠への縦走の完歩を祝ってくれるかのようだ。

満開のコバノミツバツツジのお出迎え

この花のおかげで気分も明るくなった

15:35
送電線鉄塔「生野支線 一五」の真下を通過。コバノミツバツツジの歓迎は峠まで続きルンルンで下っていく。

送電線鉄塔の真下を通過

さらに続くコバノミツバツツジ

15:42
千ケ峰頂上から4時間47分、長かった縦走も終わりを迎えた。朝、自転車で出発してからちょうど8時間で高坂峠に戻ることが出来た。作畑までのきつかった自転車漕ぎ、展望のない石風呂コース、面白みのない稜線歩き、迷いようにないマーキング・案内板、あまり勧めることの出来ないコースだった。

高坂峠に帰還

峠の神河町側のフェンスを開けて、多可町側に行くと「子安地蔵 天保5年3月吉日 施主人 的場村 まち かな くに きよ」と刻まれた地蔵が立っている。170年ほど前にこの地蔵が建立された当時はどんな風景が広がっていたのだろうか。

高坂峠の子安地蔵



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