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姫路食博2009 ご当地グルメ部門全店制覇



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平成21年11月21日(土)  メンバー 私だけ

姫路市大手前公園特設会場


一日目の目標はご当地グルメ8店舗制覇だ

以前より「播磨うまいもん祭り」として行われてきたものを、昨年から規模を拡大し今年はその2回目の「姫路食博2009」が行われ、昨年よりも6店舗多い52店舗が出店した。高い入場料をむしり取られただけだった姫路菓子博2008とは違い入場料は無料。そして、それ相当のお金を払えば、美味しいものが食べ飲めるという、見る博覧会ではなく食べる博覧会だ。

昨年大人気だった「姫路おでん横丁」は約2倍の規模に拡大され、姫路おでんのほか「静岡おでん」や「松江おでん」なども出店し、「ご当地グルメコーナー」には地元の「高砂にくてん」、「あかし玉子焼」のほかに「津山ホルモンうどん」、「日生カキオコ」、「備後府中焼き」、「出雲ぜんざい」、「豊川いなり」、「鳥取とうふちくわ」の県外ご当地グルメがこぞって出店した。

開催場所は世界遺産であり国宝でもある姫路城の南側、大手前公園の特設会場。一日目はまずまずの天気、二日目は小雨模様、最終日は快晴の秋空の元に大勢の来場者が打つ舌鼓は途切れることがなかった。タン、タン、タタン、タン、タン、タン、タン、タタタン、タン、………。

姫路食博2009 食べたい姫路 ご当地グルメ!

展示系を含めてだが52店舗も出展し、全てを一日で食べつくすのは私の財力・食欲からは無理なので、一日目(三日とも行く積もりか)はご当地グルメ8店舗の完全制覇が目標だ。問題はコストパフォーマンスが抜群で満腹感を得やすい粉物系が多いことだ。

9:50
開催時刻の10分前に会場に到着。お昼近くになれば大勢が押し寄せてくることが予想され、これから11時までの一時間が勝負だ。もちろん私は朝食を抜いてきた。


一番目は岡山県日生のカキオコ

まず一番目は、私の大好きな「牡蠣」が乗ったお好み焼「日生(ひなせ)のカキオコ」だ。まあ、お好み焼きに牡蠣を載せただけと言えば身も蓋もないが、地産地消の極みをいくもので、その時期に日生へ行くと、7軒のお好み焼き屋で新鮮な牡蠣を載せたカキオコが食べられる。(時期を外すと牡蠣がないし、カキオコをやってないお好み焼き屋もあるので要注意)

日生カキオコ タマちゃん
(注:お店の写真は全て10時前に撮っているので客は少ない)

これが噂に聞くカキオコ秘伝の最密充填焼きだ。巨大なお好み焼きを作っているわけではなく、1個分づつの山盛りの千切りキャベツにトロトロの生地をサッと混ぜてパァーッと鉄板に広げて焼いたものを、寄せ寄せしているのだ。コツは列と列を半個分ずらすことだ。

大量生産中のカキオコ

販売単位は丸ごと1個ではなく、半分に切ったもので値段は500円。半分でも牡蠣が5個は載っていて、一口食べると口の中に瀬戸内海のミネラルをいっぱい含んだ日生の特産のカキのジューシーな風味がぱーっと広がる。

半分でも十分なボリュームがあり、普通の人なら1枚分、つまりもう1軒のご当地グルメを食べたら満腹になってしまうし、いつも小食の私は、朝食としてはこれだけで十分だ。姫路食博2009全店完全制覇を目指す人のために、できたら三分の一や四分の一サイズがあればよかった。

日生カキオコはハーフサイズで500円


二番目は広島県府中市の備後府中焼き

二番目は続けて粉物の、広島県府中市名物のそばはカリッカリッ!キャベツたっぷり!ミンチを使ったお好み焼き『備後府中焼き』だ。

でも、申し分けないことに府中焼きの存在はおろか、広島県の府中市の名を聞くのも初めてで、どこにあるのかはいまだに分からない。(同じ名前の市が日本に二つも存在するのに驚いた)

パンフレットによれば、府中市内の37軒で備後府中焼きを食べられるという。季節性の少ない材料を使っているので、カキオコと違い、一年を通していつでも提供されれいると思われる。

備後府中焼きを広める会

府中焼きは詰め詰めしないで、間隔を置いて焼くのが特徴なのか。でも普通のお好み焼き屋では見ることの出来ない同一種大量焼き焼きだ。

これまた大量生産の府中焼き

府中焼きの特徴は@牛や豚ミンチの脂でカラッと焼きあがったそば(うどん)はカリカリ!Aこれでもかと入ったキャベツが甘い!Bもやしは入れないいさぎよさ!C財布に優しいお手ごろ価格!(パンフレットより)というが、いつも姫路で食べているお好み焼きとの違いは見た目には分からないし、食べてもよく分からなかった。

食に関してこだわりを持たない私に、どんなに特徴のあるお好み焼きを食べさせても、まともな反応があるわけはなく、味に関する評価は差し支える。だが、さすがに姫路食博2009に出展するだけあってどれを食べてもおいしかった。

値段はハーフサイズで300円と前食のカキオコよりも大分リーズナブルだ。でもこの値段は食博価格(ここは安くしておいて地元に来て欲しいのか、はたまたここであこぎな商売をして儲けたいだけなのか、みんな前者だと信じるが)で、地元で食べる値段とは一致するのかな。

だが、ここで重大な問題が生じてしまった。こんなボリュームのあるものを二つも続けて食べて、満腹になってしまったのだ。まだ折り返し店にも達していないのに大丈夫か。

備後府中焼きはハーフサイズで300円


三番目は岡山県津山市のホルモンうどん

10:15
府中焼きを食べ終えて、三番目は岡山県津山市からやって来た『津山ホルモンうどん』だ。10時前に撮った写真には待ち人が一人しか写っていないが、もう10人ほどが並んでいて。このあとは伸びる一方だろうと判断し列に並ぶ。結局、11時までに並んでまで求めたのはここだけだった。

津山ホルモンうどん研究会

ホルモンうどんは兵庫県佐用町のも有名で私も食べたことがあるが、津山市では50軒以上の店がホルモンうどんを出すそうだ。作り方は佐用町のとほぼ同じで、@強火で熱した鉄板に、油を引かないでホルモンを焼くA少し焼けたらキャベツ、たまねぎも加えて炒めるBほどよく炒められたら、うどんとタレを加えさらに炒め、麺にまんべんなくタレがからんだら出来上がり!!

佐用町では、さらに付けダレをつけて食べるのだが普通だが、この津山のはどうなのかな。

何人前なのか湯気を上げるホルモンうどん

満腹に詰め込む津山ホルモンうどんの味は、ウーン、美味しかった。

ここまで食べて気がついたが、一つ買っては食べ、また一つ買っては食べ方式よりも、一回に三種類ぐらい買えば三種類の味を交互に楽しむことが出来て食べやすかったのではと。いや一気に八種類を買いこんで豪華にテーブルに並べて、通りすがりの人や取材クルーに見せびらかしながら食べるのがるのがベストだったかな。いやせっかくの出来たてのぬくぬくが冷えてしまうな。

津山ホルモンうどんは一皿400円


兵庫県高砂市のにくてんと、島根県出雲市の出雲ぜんざいを一気に

ここで一気に兵庫県高砂市の『高砂にくてん』と島根県出雲市の『出雲ぜんざい』を攻め落とし、勝負に出る。甘い甘い「ぜんざい」は大好物なので問題ないが、お好み焼きをもう一枚食べられるどうかが、今日の天下分け目の天王山だ。

高砂市が姫路市の東隣に位置することは知っていたが、「にくてん」が高砂市の名物とは知らなかった。これまで私は高砂市の名物は、一願成就の神様と知られる鹿嶋神社の参道で売られている『柏餅』だけだと思っていたが、認識を改めなくては。

高砂にくてん喰わん会

「にくてん」が名前の通りに「肉を主体とした天ぷら」なら変化があってよかったのだが、見た目も味ももろお好み焼き。

神戸地域では、大正末期から昭和初期の頃からお好み焼きを「にくてん」と呼んでいたが、「高砂にくてん」の一番の特徴は「味付けされ、煮込まれたじゃがいもが入っている」こと。

普通のお好み焼きのように小麦粉の生地にキャベツを混ぜて焼くのではなく、@熱した鉄板に油をひき、生地をのばすA粉ガツオをふり、青ネギをのせるB味付けをしたジャガイモ、刻んだキャベツ、牛のすじ肉とこんにゃくを甘辛く煮込んだものの順にのせるC天かすをのせたら上から生地をかけるD裏返して上から生地を押さえて焼くE再び裏返してソースを軽く塗るF折りたたんでソースをたっぷり塗る。G青のりをふり、細かく刻んだ紅しょうがのせて完成と、結構手間がかかっている。

下の写真は作り方の「C上から生地をかける」かな。

これまた量産中の高砂にくてん

このコンテンツを綴る私の後で食器を洗っている妻その1に、「高砂にくてん知っている?」と聞いたら「高砂にくてん?……知らない」と、写真を見せたら「私んちも、子供の頃はこんな風に焼いていたよ」とのことで、焼き方は自体は播州地方に昔から存在したようだ。

味の方だが同時に食した「出雲ぜんざい」の甘さのインパクトに負けたのか、悲しいことによく覚えていない。よし次に高砂へ行く機会があったら、高砂にくてんを出す店を捜してみよう。

でも他のは半分サイズなのに、高砂にくてんだけは丸々一枚なんだろう。きつかったぞ。

高砂にくてんは1枚400円

一緒に食べた『出雲ぜんざい』の由来は、「ぜんざいは、出雲地方の「神在(じんざい)餅」に起因しています。出雲地方では旧暦の10月に全国から神々が集まり、このとき出雲では「神在祭(かみありさい)」と呼ばれる神事が執り行われています。そのお祭りの折に振る舞われたのが「神在(じんざい)餅」です。その「じんざい」が、出雲弁(ずーずー弁)で訛って「ずんざい」、さらには「ぜんざい」となって、京都に伝わったと言われています。「ぜんざい」発祥の地は出雲であるということは、江戸初期の文献、「祇園物語」や「梅村載筆」(林羅山筆:儒学者)、「雲陽誌」にも記されています。」とHPにある。

「ぜんざい」以外にも「ぜんざいもち」なるものも販売していたが遠慮しておいた。なぜなら私の目標は姫路食博2009ご当地グルメコーナー全店制覇であって、全店全メニュー制覇ではない。けして日和ったわけではない。

出雲ぜんざい 日本ぜんざい学会

見た目はぜんざいそのもの。食べてみても、とても甘くておいしいぜんざい。いかに地元産の材料から作られていても、姫路で食べたらただの「ぜんざい」になってしまう。これはもう出雲大社へ参って本物の『出雲ぜんざい』を食べなくてはとの思いを強くした。思う壺にはまってしまったな。

出雲ぜんざいは小餅が2個入って300円


ちょっとお散歩

10:37
残すはあと三品となり、ご当地グルメ8店完全制覇をほぼ手中に収めかのように思われるが、お腹ごなしにちょっと会場内を散歩してみよう。

会場北中央に設営されたステージでは、豪華ゲストの途切れることないパフォーマンスが行われてはいない。予算がなかったのだろう。出店者自身によるPRがメインだった。

いまステージでは「鳥取とうふちくわ」の植田秀樹氏による『とうふちくわ笛演奏』が行われている。とうふちくわに関しては後ほど詳細に記述する予定だが、水道ホースでも振り回せば音がなるように、ちくわなら笛のように吹けても不思議ではない。ただ興味を引くのは、「とうふちくわ」を笛にしようという発想と、そして一芸として完成するまでの厳しく苦しい修行を如何にして乗り越えたかだ。

「鳥取とうふちくわ」の植田秀樹氏による『とうふちくわ笛演奏』

10:39
姫路食博2009の公式オープン時刻から39分後、「姫路おでん横丁」はまだ閑散としている。昼前からおでんで熱燗やビールを楽しむ人は、そうそういない。かくいう私も、大好きな酒類に手を出すのは、8店全てを制覇してからと心に決めているので、お酒やビールの誘惑には負けない。なんて意思が強くなったのだと自分でも感心してしまう。

10時39分 閑散とした姫路おでん横丁

姫路おでん横丁もそうだが、大テントの下に真っ白なテーブルクロスを引いた長テーブルと椅子が、全部で800席も用意されていて、これなら少々の雨が降っても大丈夫かな。(小降りの二日目は行かなかったので、実は分からない)

清潔なテーブルと、十分な数が用意され満杯になる前に収集されるゴミ箱といい、気持ち良く食に徹することが出来た。まあ皆様はカップルで、家族で来ている人ばかりで、楽しく談笑しながら美味しそうに食べていたが、羨ましいなどとは露ほども思わなかった。

大テントの飲食スペース


『あかし玉子焼』、『豊川いなり寿司』、『鳥取とうふちくわ』は一気に

10:47
あかし玉子焼』を求めに行くと、「タコいり はしたこ スティック型お好み焼き 1本300円」なるものが供されていた。お腹に余裕があれば食べてみたかったが、これは玉子焼とは違う。

本命の玉子焼は、おわん(4コ入ダシ付)200円と、パック(8コ入ダシ付)400円の二種類があったが、ここは男子たるもの迷わず4コ入りを頼む。もし1コ入りがあればさらに嬉しかった。

あかし玉子焼 明石名物ひろめ隊

あかし玉子焼は見た目はたこ焼きに似ているが、自重でつぶれてしまうほどの柔らかさが特徴で、そして、食べ方が関東生まれの私にとっては奇妙奇天烈なものだ。ショウガ醤油で食べる姫路おでんなんかまだまだ生易しい。

なんとソースをつけてから、出し汁につけて食べるのだ。私から見たら一旦つけたソースを、洗い落として食べているようにしか見えないが、妻その1のような生粋の播州人にとっては当たり前だという。まことに不思議な食習慣だ。

次々と焼かれていく「あかし玉子焼」

でも、この、初めから出し汁に沈んでいる玉子焼は、うーん、見た目が悪く、サービス方法に改善が必要だ。でも味の方は問題なく、とても美味しかった。

あかし玉子焼は4個入りで200円(8コ入り400円もあり)

あかし玉子焼と一緒に、「鳥取とうふちくわ」と「豊川いなり寿司」を一気にグワッといく積りが困ったことになった。右手に重たいカメラを、左手は、この汁ものと化した「あかし玉子焼」を持ったままでは、財布を出すこともままならなず、誰かに食べられてしまうのではないかと恐れながら、大テント下のテーブルにぽつんと「あかし玉子焼」を置いて、「とうふちくわ」と「いなり寿司」を買いに行くことになった。

…………

恥かしいことに、私は今日まで『鳥取とうふちくわ』なるものの存在を知らなかった。鳥取の名物といったら砂丘とラクダと、そして二十世紀梨ぐらいしか知らなかった。

普通の焼きちくわは魚のすり身に塩・砂糖・デンプン・卵白などを加えて練り、棒状のものに巻きつけ焼いたものだが、「鳥取とうふちくわ」は、もめんとうふ7、白身魚のすり身3を基本に塩を加えて練ったものを棒に巻きつけ蒸したものだ。

かつての鳥取は魚の水揚げが少なく、その時の藩主池田光信の発案により作り始めたという。

鳥取とうふちくわ

とうふちくわは「焼き」、「ネギ」、「カレー」、「黒ゴマ」、「蒸し」の5種類があり、どれでも1本200円。そして全てを味わえる「とうふちくわ盛り 400円」もあった。

とうふちくわ2本分の盛りは遠慮しておいてネギを1本求めたが、これが凄く美味しい。もう満腹のはずが、微妙な配合の魚すり身由来の動物性タンパク質と、大豆から作られた豆腐の植物性たんぱく質が織り成す、その味覚が新鮮に感じられた。

でも残念なことに「とうふちくわ」は日持ちが悪く、鳥取市内でのみ生産、そして消費されている。鳥取に行かないと食べられない地産地消のグルメだ。

ねぎとうふちくわ 1本200円

なお、三日目の姫路食博2009会場には「鳥取とうふちくわ」の店は、用意した全品を売りつくしてしまったのか、鳥取からの入荷が間に合わなかったのか、その姿は消えうせていた。私のようにご当地グルメ全店制覇を目指し、勇んでやって来た方々の落胆を思うと……なぜか笑みがこぼれてしまう。ウヒッヒッヒ。

…………

さてご当地グルメの最後を飾るのは、愛知県豊川稲荷の『豊川いなり寿司』だ。

日本でココだけ!熱々の稲荷寿司「黄金いなり」100円、大好評!!食べたらやみつき♪「味噌カツいなり」4コ入500円、「炙り五目稲荷」2コ入200円、五目いなり・白飯いなり・からしいなりそれぞれ一つの「曽我の軒」200円と四種類の稲荷寿司があったが、三種類の味が楽しめそうな「曽我の軒」を選択した。

愛知県豊川稲荷の豊川いなり寿司

愛知県の豊橋稲荷を訪れたことがないというか、いまだにどこにあるのか分からないが、門前町のどの店に入っても稲荷寿司がメニューの主役を務めているのかな。でも、稲荷寿司は日本全国津々浦々に存在し、ご当地グルメとしては無理があるような気がする。斬新さを求めて過ぎたら稲荷寿司ではなくたってしまうし、でも店ごとにある程度の特色を出さなければならないし、単純なだけに大変だな。

私が食べた稲荷寿司の製造元「曽我の軒」は本来はうなぎ料理の店で、HPのお品書きに「鰻のまぶし稲荷寿司」というのがある。愛知県の特産品たる鰻と、稲荷寿司発祥の地の稲荷寿司の合せ業を食べたくなってきた。凄く美味しいと思う。豊川に行かなくては。

五目いなり・白飯いなり・からしいなり 200円

頂いた稲荷寿司は極普通のもののようにしか感じず、特筆することはなかった。ただし、空腹時に食べたら違ったかもしれない。


満腹者の見た姫路食博2009会場風景

10:55
開場から1時間で、最後は尻つぼみがちになりながらも、ご当地グルメ全8店を制覇できた。我ながら馬鹿なことをしてしまったなと膨れ上がったお腹を撫でるも、来年も同じことを、それも食べ方がバージョンアップしてそうな気がする。

来場者は幾分増えたが、ご当地グルメコーナーで列をなしているのは「津山ホルモンうどん」だけで、私好みの「日生カキオコ」は数人が待っているだけ。妻その1は絶対に食べたくないというほど、好き嫌いの差が激しい内臓肉を用いた「津山ホルモンうどん」が大人気なわけを知りたい。

津山ホルモンうどんだけに列が出来ている

近場すぎるご当地グルメのためか、「高砂にくてん」と「あかし玉子焼」には待ち人はいない。「備後府中焼き」も、見た目がお好み焼きそのままのためか、苦戦している。

意外と客の入りが悪いな

大テント下もまだまだ余裕がある。でも今日は初日のまだ昼前、これから大勢の来場者があるはずだ。

ゆったりと食べることが出来るぞ

ステージでは、関西を中心にピアノ弾き語りで活動をする、シンガーソングライター梅谷陽子さんが、高砂にくてんのテーマソング「にくてん た・べ・た〜い」を歌っている。

安くて旨くて地元の人に愛されている地域の名物料理や郷土料理の日本一を目指す、B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」、日本全国を転戦し今年の第4回大会は秋田県横手市で行われ、出展した「高砂にくてん」「姫路おでん」「津山ホルモンうどん」「鳥取とうふちくわ」の応援に行ってきたという。

「にくてん た・べ・た〜い」を歌う梅谷陽子さん

次は広島焼きを千枚食べまわったという横山祟氏による、備後府中焼の短いPR。準備不足だったのか本当に短かったが、備後府中焼への深き思いは十分伝わってきた。

横山祟氏による備後府中焼のPR

今度は日生カキお好み焼き研究会によるカキオコのPR。このカキオコ研究会は岡山県職員を中心に友人・家族から構成された、純粋なカキオコ好きによるカキオコ応援団で、自らはこのようなイベントにカキオコの店は出さない。

ギターを伴奏に歌うのは「日生においで」と「しあわせお好み焼き」。♪二人で焼きますジュジュジュジュー ウラを返してジュジュジュジュー♪ 二人だけの二人でつくる しあわせお好み焼き♪………そうか二人で食べたら幸せになれるのか。一人じゃだめなんだ。

日生カキお好み焼き研究会


ゆるキャラ、ゆるキャラ

12:08
近頃のイベントにもれなく付いてくる、ゆるキャラ達もがんばっている。見かけたのはヤマサ蒲鉾の看板娘「ヤマサのさっちゃん」と、姫路城の帽子をかぶりごぼ天の刀を背負いしょうが醤油の一升瓶を持つ「姫路おでん」のマスコットキャラクター「しょうちゃん」だ。

さっちゃんとしょうちゃんの夢のコラボレート

ねえねえ、背負ってのはなあに

わたしに頂戴 だめだよ返してよ

12:19
姫路食博2009をあとにする。明石名物ひろめ隊のマスコットキャラクター「ひろめちゃん」と、松江開府四百年祭の「あっぱれ君」も登場したらしいが、午後のことなのかな。

…………

「姫路食博2009三日目おでん4店食べ比べ」へ続く(かも知れない)



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