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青春エコドリーム号 22Aと23Aの比較考察



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平成21年11月6日(金)〜8日(日)  メンバー 私だけ

JR夜行高速バス 青春エコドリーム号 大阪東京往復


まずは大阪駅から東京駅までの交通費の比較をするぞ

金曜日夜から月曜日の朝までを想定し、適当に調べてみた結果は次のとおりだ。

種別 交通機関 時間 交通費
(片道・円)
備考
航空機 JAL 3時間30分くらい 23.580 空港まで、からの地上交通機関を含む 1万円以上安い格安料金もある
鉄道 新幹線 のぞみ 2時間50分くらい 14,050 指定席、在来線の大阪新大阪間を含む
鉄道 新幹線 のぞみ 2時間50分くらい 13,240 自由席、在来線の大阪新大阪間を含む
鉄道 新幹線 こだま 4時間10分くらい 10,160 ぷらっとこだまエコノミープラン、在来線の大阪新大阪間を含む
夜行高速バス JRプレミアドリーム号 8時間くらい 9,910 1階席 2列シート
夜行高速バス JRプレミアドリーム号 8時間くらい 9.310 2階席 3列シート
夜行高速バス JRドリーム号 8時間くらい 8,610 3列シート 早売5は7,610円
鉄道 JR在来線昼行普通車 10時間ぐらい 8,510 6〜10回ほどの乗り継ぎあり
昼行高速バス JRプレミア昼特急号 8時間ぐらい 7,300 1階席 2列シート
昼行高速バス JRプレミア昼特急号 8時間ぐらい 6,700 2階席 3列シート
昼行高速バス JR東海道昼特急 8時間ぐらい 6,000 3列シート 早売5は5,000円
鉄道 JR在来線夜行普通車 8時間半ぐらい 5,110 青春18切符 ムーンライトながら利用
夜行高速バス JR青春ドリーム号 8時間くらい 5,000 4列シート 早売5は4,500円
夜行高速バス JR青春エコドリーム号 8時間くらい 4,300 4列シート 早売5は4,000円
夜行高速バス JR特割青春号 8時間くらい 4,300 4列シート、トイレなし 前日まで購入すれば4,000円
鉄道 JR在来線昼行普通車 10時間ぐらい 2,300 青春18切符 乗り継ぎ6〜10回
自力 自転車 120時間ぐらい 0 休憩、睡眠時間を含む 
自力 徒歩 500時間ぐらい 0 休憩、睡眠時間を含む 

期間限定の青春18切符でムーンライトながらを利用すると、2,300円×2日分+指定席券510円=5,110円もかかり、けして安くはない(但し下り方向なら4,260円になる)。まあ青春18切符で、昼間に普通車を乗り継げば1日分の2,300円で行けるが、貴重な昼間の時間を浪費することになる。

移動すること自体が目的ならば、景色を愛でながらの駅弁を味わいながら鈍行列車の旅もよかろうが、私は目的地での昼間時間が長く取れることが一番うれしい。というわけで、旅行には夜行高速バスを利用することが多いが、けしてお金がないとか、お金が惜しいわけではない。

東京駅に着いたJR青春エコドリーム号


青春エコドリーム号

夜行高速バスにも4,000円から9,910円と倍以上の差がある。しかし、同じ道路を同じ構造のバスで走るわけだから、騒音・振動・揺れなどは同じはずだ。そして隣の人がかく鼾や歯軋りも同じに聞こえてくる。

料金の違いは、座席数の差(56席から28席)による一人当たりの占有面積の広い狭いによるところが大きい。占有面積が広ければ寝心地の見るからによさそうな、幅が広くそして深くリクライニングできるシートが装備できる。けれども、ぐっすりと熟睡できるか、それとも一睡も出来ずに苦難の一夜を過ごすかは、シートの広さや柔らかさ、リクライニングの角度だけでは決まらない。

今回の目的は、ダブルデッカー高速バスで一番安い『青春エコドリーム号』の、1階席の寝心地を身をもって体験し、ひろく世間にその情報を公開することにある。

青春エコドリーム号の座席配置

2階は二人掛けシートがぎっしりと並んでいるだけだが、1階の22Aと22Dは一人掛けとなっている。隣に他人がいるといないのでは、精神的にかなりの差があると考えられる。特に隣に若い美人のむっちりとした体形の女性がすわり、肩と肩が触れ合うようなうれしい状況に陥ったら、寝るどころではなくなる。まあ、向うはもっと嫌だろうが。

そして座席配置図を見ると、2階と1階のシートピッチに大きな差があるように見える。特に後に誰もいない1階の23A・23B・24C・24Dはリクライニングの限界まで気楽に倒せて、この席もよさそうだ。

WEB予約でクレジットカード決済にすれば、好みの座席をピンポイントに指定できる。私は左側に壁があるのが好きなため、選んだ座席は行きは22A、帰りは23Aとした。


結果は23Aの勝ち

一人掛けの22Aは、目の前に大きなタイヤハウスがある。垂直ではないが、足を掛けられるようなものではなく圧迫感さえある。足元の平地は極狭く、膝を90度以下の鋭角に曲げなければならない。リクライニングすればするほど姿勢はきつくなる。足を右前方の一段高くなった部分に載せれば、なんとか足を伸ばせるが、体を斜めにしなければならず、これまた苦しい姿勢になる。それにタイヤハウスからのロードノイズが大きい。

いくら隣に誰もいなくても、22Aは絶対にだめ。一晩中寝苦しく、起きてるのか寝てるのか分からない苦難の夜を過ごすことになった。

…………

二人掛けの23A。後に誰もいないので最大限までリクライニングでき、足は前席の座面下の空間へ伸ばせるので、思いの他楽な姿勢を保てる。肘掛下には簡易な間仕切りがあり、隣席の人(残念ながら小太りの男性)と体が触れ合うことはなかった。

フルリクライニング・フットレスト付きの3列シート車でも、足を完全に伸ばせない席があり、それに比べたらコストパフォーマンスは抜群だ。私は熟睡してしまい、到着前のアナウンスでようやく目が覚めたぐらいだ。

…………

但し、@残置灯のほのかな明かり、遮光カーテンの隙間から差し込む光を遮るアイマスク、A騒音やいびき歯軋りの音を軽減する耳栓、B頭を安定させ熟睡へと導く肌触りの良いネックピロー、C乾燥した空気から喉を守るマスクの、四点セットを用意するとしないのでは雲泥の差がある。

もう一度、但し、以上の四点セットをいきなり使っても、その違和感が邪魔をして寝ることなど絶対に出来ない。少なくとも半月前から、寝るときには最初は一点だけ、慣れたらもう一点と、最後は四点セットを全て身ににつけも熟睡できるぐらいにトレーニングすることが一番重要だ。



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