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19皿目の六甲山カレーは須磨浦公園、ん?



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平成22年8月14日(土)  メンバー おひとりさま

山陽電鉄須磨浦公園駅〜Sumaura Go-Gos cafe〜山陽電鉄須磨浦公園駅


海と山が出会う場所、須磨

山電須磨浦公園駅は、山と海が出会い交わるところに位置する。山から海えと変わる狭間は道路と鉄路だけで、周辺に住む人のいない須磨浦公園駅一日の乗降客数は千人にも満たず、山陽電車の49駅のなかで一番少ない。海水浴場からは離れ、利用するのは海釣りか山登り客だけだ。

でもこの駅は「近畿の駅百選」に選定されている。駅前に出ると、眼前には雄大な大阪湾が広がり、振り返ると鉢伏山へとロープウェイが登っていく。そのロープウェイ駅と鉄道駅が一体化した、世にも稀な構造が選定理由だったのか。

第1回「近畿の駅百選」選定駅、山陽電気鉄道須磨浦公園駅
鉄道駅とロープウェ駅が一体化している


Sumaura Go-Gos cafe(スマウラ ゴーゴーズカフェ)

駅前に出ると、ロータリーの向かいに1軒の店が大阪湾の眺めを阻害している。ということは店内からの眺めがよいということだ。店の名は「Sumaura Go-Gos cafe(スマウラ ゴーゴーズカフェ)」という。うらぶれた観光地にありがちな、そば・うどんからかつ丼・天丼まで何でもありの店かというと、そうではない。全ての料理が個性的で独創的なところが特徴の店で、メニューに載っているのは6種のみと極めて少ない。

須磨浦公園駅から走って7秒
Sumaura Go-Gos Cafe

その6品しかない個性的なメニューの中に、なんとカレーが半分を占めている。

「いくら変わったかカレーでも、そんなのどこでも食べられるじゃん」と言う声が聞こえてくるが、私にとっては重大なことなのだ。これまで六甲山カレーを、ホテルのレストランから、うらぶれた観光地の食堂のものまで18皿を食べてきたが、もうすぐ19皿目が食べらられるのだ。

Go-Gos Cafe エントランス
19皿目の六甲山カレーはもうすぐだ

しかし、まだ1歩も山に足を踏み入れていないし、目の前には大阪湾が見えているのに、果たしてこれから食べるカレーが「六甲山カレー」といえるのかと心配し、疑問に思うだろうが、何も問題はない。

「六甲山カレー」の定義は、私が独断と偏見と我侭とそのときの気分をこねくり合わせて主観的に決めるもので、ここ「Sumaura Go-Gos Cafe」のある須磨浦公園駅駅前は、かの「六甲全山縦走大会」の出発地点であり、もう何も言うことがないほど完璧に「六甲山カレー」といえよう。

それでは隣にある「ガスト須磨浦公園店」のカレーも「六甲山カレー」かと聞かれたら、「そこは違う」と答える。24時間オープンで六甲全山縦走の前の食事・休憩に使えるといった六甲山つながりもあるが、日本国中同じメニューのガストのカレーを「六甲山カレー」と呼ぶには抵抗がある。但し六甲山上にファミレスがオープンしたら、そこで食べるカレーは「六甲山カレー」だ。

Go-Gos Cafe 店内
広々とした窓の先には大阪湾が望める

12:15
15人ほどで一杯になる店内にいた先客は、若いおにいちゃんのみ。こういう店は若いカップルばかりで、ズルチンやサッカリンもたじたじの甘い甘い愛の語らいに耳を澄まそうと期待してきたのに大外れだ。でも幼き頃、駄菓子屋の店先で食べ、そして飲んだあの度を越した究極の甘さが懐かしく思い起こされる。

そして、キャピキャピのウェイトレスさんを期待していたが、美人でおしとやかそうな若奥様風の人だったので、こちらは期待以上だった。窓際のテーブルに案内してもらい、注文したのは「サムライチキンカレー」と「カールスバーグ生(パイント)」。

まあいつものことだが、昼から飲むビールの美味しいこと、美味しいこと。おつまみにナッツも付いてきて幸せな気分になってきた。この店の売りは「サムライチキン」を丸ごと一枚挟んだサムライサイズの「サムライバーガー(580円)」なのだが、今日はカレーの日だ。

カールスバーグ生(パイント)

運ばれてきたサムライチキンカレーだが、どこが侍なのかは定かではないが

17種類のスパイスを独自の配合でブレンドした秘伝「スマウラブレンド・カリーパウダー」を使い、チキンブイヨンと数種類の野菜&フルーツだけをコトコト煮込んで仕上げた自慢の須磨浦名物カレーです。ガツンとくるスパイシーな香りと、それでいてあっさりとした後口はHotな季節にも最高にGoo!当店自慢の侍チキンと一緒にお召し上がり下さい(公式HPより)

という味だった。基本的に私の「六甲山カレー」遍歴には味のことは深く追求しないという不文律があるが、これまで食べた中では上位に入るものだった。

サムライチキンカリー


Sumaura Go-Gos cafeのメニューと「須磨水ぷくぷくサイダー」

メニューも凝っていて、いつもなら文字情報のみを記載するのだが、今回は写真も載せておく。メニューで日本刀を振り回している侍が店主のようだな。

Go-Gos Cafe MENU VOL.4

フジヤマライス800円
  日本一のご飯もの 天下御免 新名物
  侍チキンを隠し持った超抜群焼カレー見参!
 
サムライバーガー580円
  スパイシー&ヘルシー、そして侍サイズ!
  須磨浦名物 侍チキンを丸ごと一枚豪快にサンド!

  プラス180円で超お得なポテト&ドリンクセットに!
  ビックサイズドリンクの場合は250円プラスで!
 
サムライチキンカレー980円
  秘伝のスパイスブレンドをご賞味あれ!
  Go-Gos Special Ssmurai Chicken Curry
  17種類のスパイスを独自の配合でブレンドした、
  Go-Gos秘伝「スマウラブレンド・カリパウダー」使い
  チキンブイヨンと数種の野菜&フルーツだけを
  コトコト煮込んで仕上げた自慢の須磨浦名物カレーです。
  ガツンとくるスパイシーな香りと、
  それでいてあっさりとした後口はHotな季節にもGoo
  当店看板料理「サムライチキン」と一緒に是非ご賞味くださいませ。

  拙者がワイハをイメージしてお作り申し上げた悦品にござる
  ぜひご賞味ください ー合掌ー

  プラス180円でドリンクセット ビッグサイズドリンクも250円プラスで
 
スマウラカリー780円
  (サムライチキンなし、カレー&サラダのみです)
 
サムライチキン with ライス780円
  鶏もも肉を丸ごと使い、
  秘伝のスパイスとソースに漬け込んで
  一気にグリルする侍魂を叩き込んだ
  痛快な須磨浦名物のチキンです。
 
ロコモコ ゴーゴーズスタイル780円
  ほかほかご飯の上にジューシーハンバーグ、
  半熟目玉焼き、フレンチグレーピーソース…
  絶妙なコンビネーションです。
 
源氏ドリンクセット+180円
  上記お料理にレギュラーサイズドリンクをセット
平家ドリンクセット+250円
  上記お料理にビッグサイズドリンクをセット
  レギュラーサイズの約2倍
   ホットコーヒー 
   アイスコーヒー 
   紅茶(ice・hot) 
   ペプシ 
   ペプシNEX(カロリーゼロ) 
   アイスウーロン 
   カフェオレ+30円
   須磨水ぷくぷくサイダー+70円
  ※全てのお料理はお得なドリンクセットがオススメです*

飲み物はこんな感じ。ただ、デザートがないのが寂しいかな。

beer
カールスバーグ生550円
  ★デンマークの本物プレミアビール
カールスバーグ生パイント850円
  Bigサイズ オトクです!
須磨浦サムライブラック600円
  須磨限定 ご当地黒ビール
ファイン・ゼロ400円
  原産国:日本 アルコール度数0.00%
バクラー400円
  原産国:オランダ アルコール度数約0.5%
ハイボール480円
  人気復活!
  すでに定番!爽快感をお楽しみ下さい
 
Wine
グラスワイン(赤)500円
グラスワイン(白)500円
 
Coffe & Tea
ホットコーヒー380円
アイスコーヒー400円
カプチーノ430円
アイスオーレ430円
烏龍茶380円
紅茶(レモンorミルク)380円
アイスティー(レモンorミルク)380円
 
Soft Drinks
ペプシ380円
ペプシNEX(カロりーゼロ)380円
セブンアップ380円
ゆずソーダ380円
須磨水ぷくぷくサイダー380円

★須磨のご当地ビール誕生
須磨浦南商店街青年部と須磨を西海岸化し隊のコラボレーション

 須磨浦サムライブラック
  ドイツ産の酵母を使った本格派の黒!サムライブラック
  深く深く焙煎した小麦はほんのり黒砂糖のような甘み。
  冬場は常温でもウマイ!…是非ご賞味下され。

 須磨 ベリーベリーサンセット
  須磨海岸の素晴らしい夕日をイメージしたフルーツビール
  ブルーベリーとラズベリー果汁を使いビールの苦手な方も
  これならいける〜!と好評を頂いております。

全ての始まりはこの1枚のポスターだった

2007年、須磨海浜水族園開園50周年を記念して開催された「おさかなレトロ横町」というイベントがありました。50年前の庶民の生活を再現したセットには、いろいろな架空商品のパロディーポスターが貼られていました。その中の一枚が、昔々の三ツ矢サイダーのポスターをパロッたこのポスターだったのです。(※須磨水は須磨海浜水族園の略)

このポスターに雷に打たれたような衝撃を受けた須磨を西海岸化し隊:隊長が「ならば、須磨の天然水(須磨水)を使って、ほんまにサイダーを作ってしもうたらバッチリやん!」と隊員とともに須磨への、熱い熱い、暑苦しい思いを注ぎ込んで…つくったサイダー

それが 「須磨水 ぷくぷくサイダー」なのです。


12:53
カールスバーグ生パイント1杯とサムライチキンカレーでもうお腹がいっぱいになり、店主自らが発案・企画したという「須磨水ぷくぷくサイダー」の入る余地がない。そこで、お持ち帰りで1本だけ求めて店を出た。

こんな暑い日の山登は健康に悪いし、もお昼を過ぎているし、家路に付くとしよう。

恋ニヨクキク
須磨水 ぷくぷくサイダー



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