山火事は恐いぞ、高御位山
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平成23年2月26日(土) メンバー 私だけ
姫路駅〜(神姫バス)〜鹿島神社〜高御位山〜(じょうとんバス)〜JR曽根駅
高御位山の山火事
平成23年1月24日(月)のまだ真っ暗な午前6時半ごろ(日の出は時刻は神戸市で7時3分)、高御位山系の鹿島神社北部のピーク(鷹巣山)付近から出火した山火事は、消防隊・消防団の夜を徹しての懸命なる消火活動、兵庫県・近隣自治体、及び災害派遣の自衛隊のヘリコプターによる散水消火が行われ、翌25日(火)午後4時半には鎮圧状態まで押さえ込んだが、最終的に鎮火確認されたのは発生から122時間後の29日(土)午前8時だった。
百間岩西側の姫路市から、高御位山頂上東側の加古川市まで、主に稜線の南側を焼き尽くしその焼失面積は高砂市102ha、加古川市14ha、姫路市3haの合計119ha(正方形にすると1km四方)に及んだ。
高御位山系西側の桶居山では、11年前の平成12年8月13日に大規模な山火事があったが、ようやく緑が復活してきた。降雨量の少ない瀬戸内海型気候と、表土が薄く保水力が弱いこと、低山なれど急峻な山で消火活動が困難なことなどにより、一度火を出してしまうと大火になってしまう。
私は火事場見物の野次馬ではないぞ
鎮火翌日の日曜日に登っている人たちこそ、本当の野次馬だ。安全が担保されているのか、登山道の状況も分からない状況で突入するなんて、石橋を叩き過ぎて落としてしまいがちな私にはとてもできない。まあ、その奇特な人柱志願の人たちによって安全が確認され、山火事からほぼ1月後の今日、私が高御位山に登ることが出来たので無駄ではなかったな。
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姫路駅前から鹿島神社行きの神姫バスに乗り、終点の鹿島神社で下車したのは私だけ。
通常運賃は530円だが、エコ定期券制度を活用し通勤定期券を見せて100円を払うが、あとから運転手さんが追いかけてきて、400円から590円までは200円なのであと100円払えという。「それは同伴の家族の運賃で、本人はどこまで乗っても100円でしょう」というと、何とか理解してもらえたようだ。長いことエコ定期券制度を利用してきたが、時たまよく理解していない運転手さんがいて、少々不愉快な思いをすることがあり、なんかエコ定期券制度を使うことが悪いことなのではと被害妄想に陥ることもあるが、これまでにエコ定期制度を利用した最長は91.6km・114分・1,900円の途中トイレ休憩のある路線で、それでも100円だった。
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バスと比較するとその大きさがよく分かるが、この鉄骨造チタン板張りの大鳥居は高さ26m・幅35m・柱間18m・柱径3mもあり平成10年に建てられたものだ。駐車場は広く方向転換も楽に出来るが、バスはなぜか鳥居をくぐってから向きを変える。
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鹿嶋神社入口の石の鳥居だ。正面の山肌が黒く焦げているのが見える。
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石段は、急なほど高いほど長いほど有難みが増すぞと言うような寺社仏閣が多い中、この鹿嶋神社はユーザーフレンドリーな短い石段を登るとそこはもう本殿の前。一願成就の神として広く知られる鹿嶋神社だが、この辺も人気の一因かもしれない。
そして、この本堂の左隅にある小さな赤鳥居こそ、高御位山頂上へと続く長い長い山道への入口だ。
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