大きなお友達の
JR西日本夏休みポケモンスタンプラリー2012
平成24年8月4日(土) メンバー 私だけ
姫路駅〜加古川駅〜京都駅〜長岡京駅〜高槻駅〜天王寺駅〜明石駅〜須磨海浜公園駅〜三ノ宮駅〜六甲道駅〜芦屋駅〜大阪駅〜姫路駅
延べ乗車距離388.4kmに及ぶ真夏の大冒険は
電車の中吊り広告から始まった
「ん、JR西日本夏休みポケモンスタンプラリー2012、そうかなんか暑いとは思っていたが、いつの間にか夏になってたんだ。それでは夏の思い出を作らねば」。
JR西日本夏休みポケモンスタンプラリー2012は
- 滋賀県(長浜・近江八幡・草津・膳所・近江舞子の5駅)
- 京都府(宇治・嵯峨嵐山・長岡京の3駅)
- 大阪府(大阪天満宮・高槻・放出・四条畷・長居・鳳・熊取の7駅)
- 奈良県(奈良・王寺の2駅)
- 兵庫県(芦屋・六甲道・須磨海浜公園・明石・加古川・姫路・相生・篠山口・宝塚・川西池田の10駅)
- 和歌山県(和歌山の1駅)
ゴールする駅の順番に決まりはなく自由で、
- 1周目:JR西日本オリジナル「ポケモンバック」、「ポケモンサンバイザー(小学生以下)」
- 2周目:JR西日本オリジナル「ポケモンえんぴつセット」
- 3周目:JR西日本オリジナル「ポケモンノック式消しゴム」
- 4周目:JR西日本オリジナル「ポケモンペンケース」
と、お子様受け間違いなしのものが、各ゴール駅に4種類とも用意されている。
でも、ポケモン登場時にすでに40歳を超えていた私にとって、賞品は魅力的なものではなく、ポケモンスタンプラリー参加への動機付けとなるものではない。ではなぜポケモンスタンプラリーに挑むかというと、オリンピックと同様に参加することに意義があるからだという、分けのわからないことを言い始めるのは、夏の暑さのためだ。
詳細なルールは、私が理解した範囲では次のようなものだが、結構難しかったりする。
- ポケモンスタンプ駅スタンプを2駅押した後、ゴール駅スタンプを押す。
- 途中の欄を飛ばしてスタンプを押してはならない。
- ポケモンスタンプ駅欄にはポケモンスタンプ駅スタンプしか押せない。
- ゴール駅欄にはゴール駅スタンプしか押せない。
- 同じゴール駅は1回しか押せない。
- 同じ周のポケモンスタンプは同じ駅ではだめ。
- 2周目の一つ目のポケモンスタンプ駅は初めての駅でなければならない。
- 3周目の一つ目のポケモンスタンプ駅は初めてか2回目の駅でなければならない。
- 4周目の一つ目のポケモンスタンプ駅は初めてか2回目か3回目の駅でなければならない。
つまり、ポケモンスタンプ駅の重複はルールに違反しない限り許されるが、それでは面白くないと、自分ルールで全て違うポケモンスタンプ駅でスタンプすることにした。
1周目 姫路駅〜加古川駅〜京都駅
10:09
8月4日、8月最初の相変わらずうんざりするほど暑い土曜日、姫路駅から私のポケモンスタンプラリーが始まった。姫路駅のポケモンスタンプ台は、中央改札口外に置かれている。
常設のJR西日本の姫路駅スタンプは改札口内に設けられているが、ポケモンスタンプは改札外と、その違いはどこにあるのだろう。無理やり途中下車させて、営業収益を少しでも上げようという浅はかな考えがあるのだろうか。
ポケモンスタンプを押す台紙になるパンフレットは、ポケモンスタンプ台やその付近に備えられていている。パンフレットは1人1枚で、賞品も1人1個と決められているが、大きなお友達の中には2枚、3枚とスタンプを押している人も見受けられた。
なお同パンフレットで、「新幹線・特急コース」、「山口エリアコース」ポケモンスタンプラリーも同時絶賛開催中だが、今夏は勘弁しといたる。
スタンプ台は背が低く、小学校低学年以上を対象にしていると思われ、大きなお友達は腰をかがめなければならない。ポケモンスタンプ設置駅でのスタンプ台設置時刻は午前10時から午後5時までで、昨年とは開始時刻が1時間遅くなっている。
蓋なしのタッパーに置かれた、盗難防止の少し邪魔になる鎖につながれたポケモンスタンプは、当然ながら上下がある。透明なスタンプ本体を透かして印面の裏に印刷された画像を見てもよいが、取っ手の平らになっているのが上になる。
ここまではお金がかからないが、次の駅まで移動するには切符を買わなくてはならない。いちいち切符を買うのも面倒だし、5分ほどの乗換えでスタンプを押さなければならない駅もあるしで、「夏の関西1デイパス」というのを7月14日(土)から9月2日(日)の間で販売しているので利用すると便利だ。おとな3,500円、こども1,800円でポケモンスタンプラリー全駅を含め乗り降り自由だ。ちなみに今回の私の経路の場合で毎回切符を買うと6,670円もかかり、1デイパスの方が断然安い。
姫路駅のホームに上がると、敦賀行きの新快速の発車間近で、次の停車駅の加古川で下車。加古川駅は、かつて趣のある木造駅舎だったが、平成17年に高架駅になってしまい極普通の今風なものとなってしまった。
10:24
加古川駅のポケモンスタンプ台は改札口の外側の目立つところに置いてある。スタンプ台の色がオレンジ色と目立つし、すぐ分かる。
10:36
ゴールは西から順番に三ノ宮駅、大阪駅とするのもよいが、最後の京都駅から姫路駅までの帰りが長くなり、込んでいたら座れない場合も考えられる。幸いにも加古川駅から近江塩津駅行きの新快速に乗車したところ座れたので、一気に京都駅まで行くことにする。
12:04
この暑さの中でも京都駅は、観光客が多かった。みんな元気だな。
京都駅ゴールの景品交換所は、中央口の東京寄りのみどりの窓口の前。そろいの黄色のポロシャツを着て、ピカチュウサンバイザーを被ったお兄さん、お姉さんがポケモンスタンプのチェックと賞品の引渡しをしている。大学生のアルバイト君かな、暑い中大変だ。
いくら代価を得るとしても、4回目のゴールでルールに反するスタンプを押してきた幼きものに、誤りを厳しく指摘し、もう一度、最初から回りなおせと諭すこともあるだろう。大甘の私なら、1回目のゴールでスタンプを間違っていても、いきなり4つの賞品を渡しかねないな。
ここまでで押したポケモンスタンプは、姫路駅で「エモンガ」、加古川駅で「カクレオン」、ゴールの京都駅で「ピカチュウ」。エモンガはモモンガ、カクレオンはカメレオンの捻りだろうな。子供相手としても能のないネーミングだ。
京都駅は1周目のゴールなので、JR西日本オリジナル「ポケモンバック」を頂いた。サイズはポケモンスタンプラリーパンフレットを含め、これから頂く賞品が全て収まるサイズで、よく考えられているな。
それから小学生以下しか頂けない「ポケモンサンバイザー」。まだ幼き孫の代参として巡っているという私のほら話に、騙されて快く授けて下さった、なかなかと心の広いお方だった。
でも実測してみると、無理すれば頭囲60cmまで対応するサンバイザーが、小学生以下しか頂けないのはどんなもんだろうか。私は孫がいてもおかしくない年齢だが、自称精神年齢は24歳、その実際は小学生以下の幼稚園という、私自身が正等にサンバイザーを頂いてもまったくおかしくないので、別段騙したわけではない。
せっかく姫路からはるばる京都まで来たのに、何も観光をしないのもなんなので、京都駅ビル大階段のポケモンステップアートだけでも見ておこう。ポケモン映画も京都駅も15周年とまことに目出度い。
2週目 京都駅〜長岡京駅〜高槻駅〜天王寺駅
大阪駅の賞品交換所は、大阪ステーションシティ サウスゲートビルディング13階の大阪ポケモンセンターという、名前も長いが手間もかかりそうなのは最後に残すとして、2周目のゴールは三ノ宮駅か天王寺駅のどちらかにしようか迷った。天王寺駅は東海道線・山陽線から仲間外れにされているので、先に片付けておこう。
12:21
下りホームにやってきたのは加古川行きの快速だが、ポケモンスタンプ駅の長岡京駅は止まるのだろうか。こんな場合や、乗り換えの時間確認に役立つのが、どこでもインターネットのタブレット端末だ。スマートフォンでも乗り換え案内を利用できるだろうが、タブレット端末なら普通にタブブラウザが使える。乗り換え区間ごとにタブを開いておけば、乗る列車・乗り換え時間が分かりすごく便利だ。
早速というか、すでに検索しておいた京都駅〜長岡京駅の乗り換え案内を表示すると、この快速は京都駅を12時24分に発車し長岡京駅には12時34分に到着。次の長岡京駅〜高槻駅は、長岡京駅での乗り換え時間は9分で、12時43分の普通須磨駅行きに乗れば高槻駅には12時53分に着くことが直ちに分かる。まことに便利な世の中になったものだと、 感動しつつ加古川駅行き快速に乗り込む。
12:38
長岡京駅の改札口は1箇所しかなく、ポケモンスタンプ台は改札口の直ぐ外にあり、小学校低学年と思われる女の子がスタンプを押しているので、勝手にモデルになってもらった。
でも、こんな公共の場所で人を写し込んで写真を撮るのは、なんか気が引ける。無味乾燥なポケモンスタンプ台だけを撮っても味気ないし、風景写真でも「人が写っていないのは写真じゃない主義」を貫徹するため、三脚を立てて風景の中に自分がモデルとして写りこむ写真を撮っているが、いくらなんでも駅舎の中で三脚をセットしての撮影はためらわれる。
12:42
予定通りの須磨駅行き普通列車で高槻へ移動する。この207系車両はパンタグラフが1両に二つ設けられているが、今は一つしか上げていない。もう一つは予備かというとそうでもなく、東西線地下区間では剛体架線での離線を防ぐため二つとも上げている。
なお、寒冷地ではパンタグラフ二つのうち一つを集電機能のない「霜取り」専用としている場合もあるが、この207系では関係ないな。
12:55
高槻駅の改札は地下にある西口と、2階に中央口があるが、ポケモンスタンプ台は当然ながら2階の中央口にある。事前にJRおでかけネットで駅構内図を見ておけば間違わずにすむだろう。
長岡京駅でスタンプを押していた女の子を連れたお母さんが、高槻駅の駅員にポケモンスタンプ台の場所を聞いている。改札口と柱の影に隠れているし、案内もないし、今日回った駅の中では高槻駅が一番分かりにくいな。
12:57
高槻駅から大阪駅へ新快速姫路駅行きで移動する。まだ1箇所しかゴールしていないのに、時刻もうすぐ午後1時。お腹は空いていないが、このまま行くと、ひたすら電車を乗り継ぎ、そしてスタンプを押し賞品を受け取り、お昼ごはんを食べる時間はなさそう。本日の最高気温は35度を越すこと間違いないし、水分補給だけは気を配ろう。
13:43
大阪駅から関空快速に乗り換え、天王寺駅に到着。18番線まである広い広い天王寺駅のポケモンスタンプラリーゴールは中央改札口外の中央コンコースにあった。
ポケモンスタンプラリーの面白さはまだ一般には浸透していないのか、お客は誰もいなく、懸命に呼び込みをしているが感心を持つ人はいない。
ちなみに長岡京駅のポケモンスタンプは「チャオブー」、高槻駅は「コダック」、ゴールの天王寺駅は「ケルディオ(覚悟の姿)」だった。
2周目のゴールとなった天王寺駅で授けて頂いた賞品は、JR西日本オリジナル「ポケモンえんぴつセット」。8種類のポケモンが描かれただけの、極普通の六角形の鉛筆が3本。ポケモン趣味を持たない私にとっては豚に真珠だが、その道に精通している方々にとっては、桃太郎が善良な鬼さんたちから奪い取った金銀珊瑚綾錦以上の宝物に見えることだろう。
3周目 天王寺駅〜明石駅〜須磨海浜公園駅〜三ノ宮駅
天王子駅から少し遅れていた大和路快速で大阪駅へ、そして姫路駅行き新快速で明石駅へと向かう。姫路駅方向の電車に乗るたび、なんで私が何の興味もないポケモンのスタンプラリーに興じているのか、押さえ込んでいた疑問が沸き起こり、このまま姫路駅へ行ってしまえとそそのかす声が聞こえてくる。
14:53
その悪魔の、いや天使のお告げを振り切り、明石駅で下車。明石駅のポケモンスタンプ台は改札口外の南側、みどりの窓口前に置いてある。先客はお母さんと一緒に回る男の子。
15:18
姫路駅から引き返し、普通京都駅行きで須磨海浜公園駅にやってきた。平成20年に開業した若き駅で、神戸市立須磨海浜水族館まで徒歩5分の位置にある。
もうちょっとポケモンスタンプ台を改札よりに置いてくれたら、改札から出なくても腕を伸ばしたら押せるのに。
15:20
ポケモンスタンプが二つ集まったし、次のゴール駅の三ノ宮駅を目指そう。普通松井山手駅行きに乗って、しばしのあいだ涼もうとするも、節電のためか停車頻度が高いためか思うほど涼しくない。
15:37
三ノ宮駅には改札口が三つもある。でも、慣例どおりにポケモンスタンプラリーのゴールは中央改札口の外の中央口コンコースにある。
お揃いの黄色ポロシャツとポケモンサンバイザーを被り、よい子が来るのを待っている。でも、お姉さんが持つピカチュウぬいぐるみが貰えると信じ込む、かつての私のような惑わせられやすい純真なお子様がいるのではと、心配だ。
参考までに明石駅のポケモンスタンプは「バチリス」、須磨海浜公園駅は「ミジュマル」、ゴールの三ノ宮駅は「キュレム」だった。キュレムはポケモンスタンプラリーパンフレットから想像するに、悪役ぽい雰囲気で、とっても強いのだろう。
三ノ宮駅は3周目のゴール駅なので、頂いた賞品はJR西日本オリジナル「ポケモンノック式消しゴム」。パンフレットの写真では細い鉛筆の隣に、いかにも太そうに写っていて、とんでもない大きさのものかと、年甲斐もなくワクワクしていたのだが、実物は長さ10.5cm、太さ1.5cmほどの可愛らしいものだった。
期待が大きかっただけに、その反動は大きかった。
4周目 三ノ宮駅〜六甲道駅〜芦屋駅〜大阪駅
15:44
三ノ宮駅から米原駅行き快速列車で、六甲道駅に到着。1箇所しかない改札口の外にあるポケモンスタンプ台は、大阪駅に近いためか、5組ほどのポケモンスタンプラーが並んでいる。ここと芦屋駅でポケモンスタンプを押せば、ゴール駅の大阪駅も三ノ宮駅も近い。
私も、ここと芦屋駅でポケモンスタンプを押し終えたら、残るのはゴール駅の大阪駅だけだ。中盤に嫌気が差したが、なんとかここまでやってきた自分を褒め称えよう。
16:00
これで12回目の乗車となる普通京都駅行きで芦屋駅までやってきた。ポケモンスタンプ台は一つしかない改札口の外、みどりの窓口前にあった。
ここも、直前の六甲道と同じくらいの、待ち時間が気にならない程のプチ行列ができていた。そして今日は「第24回なにわ淀川花火大会」と「第42回みなとこうべ海上花火大会」の開催日でもあり、電車内も駅舎内もいつもより大勢の人たちが右往左往し、浴衣を着た女性のかたもチラホラと見かけられた。
16:25
芦屋駅から快速米原駅行きに乗車し、本日四つ目のゴール駅大阪駅に到着。ゴールは中央改札口外の中央コンコース北寄りに設置されていた。
でも、勘違いして御堂筋改札口外の広い御堂筋コンコースや、南北連絡橋の連絡橋口や桜橋口に出てしまうと大変だ。軟弱地盤による地盤沈下と、駅構造の差から生じた不当沈下により、いたるところに階段やエスカレータを必要とする段差があるし、無秩序を主題として改築・増築をし続けたホームと通路と階段とエスカレータ。その上に大阪ステーションシティによる大屋根を被せ、連絡橋を南北に通すなど、初見の人はもちろん、大阪駅を20年以上利用し続けている私でも、大阪駅は魑魅魍魎の世界にも似た、ミラクルワールドになってしまった。まあ、どの大規模駅も同じような運命に晒されているので、大阪駅が特別とは言えず、東京駅が在来線・新幹線や地下路線二つも含めた巨大な迷路と化しているのに比べたらまだ優しいのかもしれない。
中央口コンコースの大混雑を他所に、ポケモンゴールは閑散としていて、ゴールスタンプを押すために待つこともない。
4周目のポケモンスタンプは、六甲道駅で「メロイッタボイスフォルム」、芦屋駅は「ボッチャマ」。ゴールの大阪駅は「ケルディオ(いつもの姿)」だ。天王寺駅のケルディオは覚悟の姿だが、どこが違うのか分からない位の差異しかないが、もっともっと大変身してもよいのではないだろうか。
大阪ステーションシティ 聖剣士コース
もうひとつの冒険にも出発しよう!
ここまでのゴール駅ならその場で賞品を受け取り「はい、さよなら」で終わるのだが、大阪駅は違う。賞品交換所が、サウスゲートビルディング13階のポケモンセンターオーサカにあるし、JR西日本夏休みポケモンスタンプラリー2012のオプショナルツアーとして大阪駅にゴールしたよい子には「大阪ステーションシティ聖剣士コース」に参加する資格が与えられるのだ。
聖剣士コースの参加は自由だが、大阪ステーションシティのノースゲートビルディング内の2箇所、サウスゲートビルディング内の1箇所の、計3箇所で聖剣士スタンプを集めると、なんとJR西日本オリジナル「ポケモンノート」が頂けるのだ。これはもう絶対参加しなくてはポケモンフリークの名が廃る。
大阪駅「時空(とき)の広場」から、ノースゲートビルディング内のロングエスカレータに乗り11階へと登っていく。エスカレーターの側面ではポケモンたちが歓迎してくれる。
でも、これはJR西日本夏休みポケモンスタンプラリー参加者向けというわけではなく、11階の大阪ステーションシティシネマで上映している「劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ キュレムVS聖剣士ケルディオ<同時上映>メロエッタのキラキラリサイタル」観覧者向けのものだ。
聖剣士コースの1番目のスタンプポイントは、11階までのロングエスカレーターから下りて、「風の広場」を東に進むと大阪ステーションシネマの入り口がある。そこを入ると聖剣士「コバルオン」が出迎えてくれる。コバルオンは目立つのだが、聖剣士コースポケモンスタンプ台は、コバルオンに隠れてしまい意外と目立たない。シネマ客溜りには、そのほかのスタンプ台もあり、ぐるぐると回り違うところなのかなと諦めて出て行くときに見つけた。
聖剣士コース2番目のスタンプ台は、同じ11階フロアーの西寄りの「鉄道プラザ」内にあった。聖剣士ビリジオンは鉄道プラザ内の隅っこにあり、スタンプ台があることにも気づいていなかったちびっ子が、私がポケモンスタンプを押していると、「何なんだ」と不思議そうにしていた。
鉄道プラザには、いろいろな鉄道関連グッズの展示や販売や、JR四国フェアが開催中(8月4日〜8月12日)であったが、もうすぐゼンマイが解けそうな私は、もう惰性で動いているだけで展示品を見る余裕はなかった。
四国と言えば、かの「手のひらを太陽にすかしてみれば♪♪」の作詞者として、アンパンマンの作者として知られている「やなせたかし」大先生の生まれ故郷であり、JR四国は「アンパンマン列車」を運行している。そのアンパン列車にはアンパンマンシートと名付けられた、アンパンマン尽くしの特別格別の車両があり、そこでアンパンマン弁当を食べようという恐れ入った計画をし、アンパンマンシートもアンパンマン弁当も事前に予約したことがある。
しかし、豪雨により折り返しのアンパンマン列車が遅れてしまい、臨時仕立ての2両編成の全てが自由席になってしまった特急列車に乗る羽目になったという、悲しい思い出がある。そんな思い出のあるJR四国フェアを見るのを、無意識に避けてしまったのかな。
聖剣士コース3番目のスタンプ台は、大阪ステーションシティ サウスゲートビルディングの15階「太陽の広場」にある。ノースゲートビルディングとサウスゲートビルディングは、向かい合ったビルなのに間に大阪駅があるため近いようで遠く15分もかかってしまった。
3番目の聖剣士はテラキオンで1、2番目と同じく四本足のポケモンだ。私のイメージする聖剣士は、西洋剣で敵を薙ぎ払うというものだが、4本足のポケモンは西洋剣を扱えるのだろうか。
いづれの聖剣士コースポケモンスタンプ台は閑散としていたが、これで全てのスタンプを押し終えた。後は13階のポケモンセンターオーサカに行くだけだ。
16:56
大阪駅にゴール後、30分を費やし聖剣士コースも制覇し、大阪ステーションシティ サウスゲートビルディング13階のポケモンセンターオーサカに到着。ここまでのポケモンスタンプ台の閑散さから予想されるように、ポケモンセンター内のゴールも拍子抜けするほどのものでしかなく、早々に賞品を頂けた。
JR西日本夏休みポケモンスタンプラリーのフィナーレを飾るものとしては、味気ない感動のないもので、1日がかりで精根尽き果てて4周目のゴールをしたのだから、他のゴール駅とは違うポケモンセンターなのだから、ハンドベルでも賑やかに鳴らすぐらいの演出が欲しかった。
4周目ゴールの賞品は、JR西日本オリジナル「ポケモンペンケース」だ。
そして聖剣士コースの賞品は、JR西日本オリジナル「ポケモンノート」だ。
それから、JR西日本ポケモンスタンプラリーのパンフレットを、ポケモンセンターへ持っていくだけで頂けるポケモンセンターオリジナルうちわ。
そして最後は、パンフレットのどこにも記載がなかったが「JR西日本夏休みポケモンスタンプラリー2012認定書」を頂くことができた。私にとっては予想外だった、この認定書を頂いたのが、1日をがんばったのを認められたみたいで一番うれしかった。
こうして私のポケモンスタンプラリー2012は終わったが、「家に帰るまでがスタンプラリー」だ。気を抜かずに家へ帰ろう。
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