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初冬の那岐山と湯原温泉・砂湯



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平成13年11月15日(木)〜16日(金)  メンバー 私だけ

那岐山 なぎさん 1,240.3m


11月15日(木) 那岐山へ

7:29
家を出発。起きるのが遅く、予定していた時間より30分遅くなった。天気は晴れ。ようやく『私の休みで、山に行く日は雨』は、終わったようだ。東辻井のファミリーマートに寄り文庫本とパン3個とペットボトルのお茶を買う。
国道29号線で、山崎まで行き、中国自動車道にのる。快調に走っていたが、岡山県に入った辺りから霧が出てきた。美作まで40km、1,200円だった。美作から県道51号線で北上するが、霧に気を取られて、道路案内の看板を見損なったのか、途中で道に迷い、一回通った道を、なぜか逆に走っていることに気づき事なきを得る。那岐山登山口の少し前で、霧が突然晴れ、山がきれいに見えた。

9:24
一番奥の第三駐車場に到着。すでに車が4台止まっていた。平日の木曜日なのに人気のある山なんだ。ただし手前の第二駐車場は1台もとまってなかった。家から95km。

9:40
登山開始。ザックが重い。

10:00
林道を少し行き、登山道に入る。B・Cコースの分岐をCコースに行く。植林の中をしばらく歩くと、駐車場から続いている林道と出会い、横切る。
しばらく行くと、背広・革靴でカメラだけ持った初老の男と出会う。頂上まで行ったのかな。

10:40
5合目通過。

10:45
大神岩に到着。南側の展望が広がっている。奈義町の西半分は雲海の下になっている。瀬戸内海、四国も見えた。10:51出発


大神岩から南の展望、奈義町は雲の下

11:30
三角点・那岐山(国土地理院発行の地図では三角点のある方に那岐山の表示がある。歩いて10分ほど東側に下って登ると三角点より少し高いピークがあり、地図上では名前もついていない)に到着。下から見たら、何人かいたが、着いたらもういなかった。頂上には雪がちらほら残っていた。鳥取県タイプの休憩所(木造、高床式、壁は一面だけ、トイレ付き、氷ノ山三の丸と同じタイプ)があったが、中はベンチも床も雪解け水でベッチャベッチャだった。気温は11度から8度だったが、頂上に出たとたん風が吹いてきて、寒くなった。

三角点・那岐山にある休憩所(鳥取県)

11:35
三角点・那岐山から避難小屋に向かう。稜線上にも雪が残っていた。

三角点・那岐山から最高地点に向かう稜線
登山道だけ雪が残っている

11:41
避難小屋到着。岡山県タイプの避難小屋(コンクリート造・煙突付き、入り口はステンレスの外開き戸、内部は入り口の左側に炉があり、反対側にはエル字型に板の間があるタイプ)だが、今回のは入り口がアルミの引き戸に改修されていて、なぜか、風速計と風向計のオプション付き。
先客がいて、中年の男1人と女2人のグループと、同じく中年の夫婦がいた。室温は5度。かなり寒い。鍋肉うどんを温め、神戸屋のコッペハムカツマーガリンを食べる。先客は昼食中に出て行ったが、食事を終えたとき、若いカップルが入ってきた。
小屋から5分ほどのところにある、那岐山最高地点に登り写真を撮る。男1人が登ってくる。挨拶しても返事をしてもらえなかった。無口な男だ。この頃からガスが出てきて見通しが悪くなってきた。男は小屋の方向に去っていた。若いカップルは食事を終えたらしく那岐山最高地点に来て、東のA・Bコースの方に去っていった。ガスは晴れず寒くなってきたので、小屋に戻る。

那岐山最高地点

13:20
三角点・那岐山の西にある、滝山に行くためフリースを着てその上にカッパを着込む。荷物を小屋に置き、カメラと水筒だけ持って出発する。千ケ峰から市原峠に向かう稜線と似た感じで背の低い笹が両側にあるだけで、見通しがよい気持ちのいい道である。

14:02
滝山の二つ手前のピークから引き返す。後30分ぐらいで着くと思うが、見た感じあまり眺めも良くなさそうなのと、小屋に戻ってから日が暮れるまでに時間がほしいので引き返すことにした。引き返して5分ほどでガスが濃くなり、周りが見えなくなった。引き返して正解だった。結局このガスはずーっと晴れなかった。


西側から見た那岐山、右:三角点、左:最高地点

反対側の滝山方向、この後ガスが出てきた

三角点・那岐山から北西に下ったところにある水場に寄り道してみた。北側なので雪が結構残っていた。水場がコンクリートで作ってあり細い塩ビ管から水が出ていた。

雪の中の水場
細いパイプから水が出ている

15:02
小屋に到着。稜線上の気温は4度から5度だった。

16:30
再び、那岐山最高地点に向かい、写真を撮る。気温は3度。ガスは晴れず。16:50小屋に戻る。

夕暮れのガスの中の那岐山避難小屋

17:00
夕食。サッポロ一番みそラーメンと、定番になるかもしれない「とくだねおでん」、それからボレールうれしいワイン。おでんは滝山の方から帰ってきた後、一度火を通し、また暖めたので、おいしくなっていた。18時過ぎ夕食を終える。風が強くなってきて扉ががたがたいっている。22時過ぎに小屋の外に出たときガスは晴れて星空が見えていたが、風が強く猛烈に寒いので、早々に小屋に入る。文庫本を読んでいたが眠くなってきたので、21時過ぎに寝る。寒いので小屋にあった毛布をひき、寝袋に入り、空にしたザックに寝袋ごと足を突っ込み、その上から毛布をかぶり、服は着たまま寝る。これで寒くなくなったが、扉のがたがた音と、クマザサが風に吹かれる音がうるさくなかなか寝むれなかったが、いつのまにか寝てしまった。



11月16日(金) 那岐山から下山し湯原温泉へ

6:00
起床、風はやんでいた。ガスも無く晴れていた。しかし寒いので外には出なかった。
朝食は、サッポロ一番しょうゆラーメンと昨日の残りのおでん。

7:40
パッキングをし、小屋の後片付けをして、出発。登ったのと同じコースを引き返す。良く晴れていたが、薄く霞んでいて遠くまで見えなかった。頂上付近の水溜りには氷が張っていた。昨日はぐちゃぐちゃの道だったが、霜柱が立っていて、ざくざくいわしながら気持ちよく歩けた。気温は4度。

8:20
大神岩通過。下山中は誰にも会わなかった。

9:16
駐車場に戻る。すぐ出発し、「那岐山麓山の駅」のトイレを借りる。お土産を買おうと思ったが、開店が10時なのであきらめ、ペットボトルのペプシコーラだけ自販機で買った。
湯郷温泉の鷺温泉館に行く予定にしていたが、ダムの下の露天風呂が頭から離れず、予定変更。湯原温泉に行くため、国道53号線で津山に向かい中国自動車道にのる。米子自動車道に分岐し、湯原で下りる。1,200円。中国自動車道も米子自動車道もがらがらだった。

10:30
湯原温泉に到着。湯原温泉「砂湯」にゆっくりつかる。本当に屋外というか河原の中に作った露天風呂だった。川の上流にはダムがあり、両側はホテル・旅館があり、その裏側は山になっている。川ではフライフィッシングをしている人がいた。露天風呂というだけで裸になって河原をうろうろできるのは不思議な感覚だった。
温泉は適度な温度で、どこからも引き込んでいるように見えないので、川の底から湧いているのだと思う。長寿の湯・美人の湯・子宝の湯の三つに分かれていた。私が上がる頃、若いヤンキーねえちゃん二人が若いにいちゃん一人と一緒に来たが、厚いバスタオルを巻いたまま入るので(当たり前か、本当に裸で入ったら余計怖い)つまらなかった。

湯原温泉・砂湯
6・26の日発祥の地の石碑

美人の湯

車に戻りお昼ご飯を食べる。神戸屋のマヨネーズウィンナーとウィンナードッグ(もう少し違うのを買っておけばよかったと後悔)と残っていたペプシコーラとポカリスェット。

12:08
出発。米子自動車道、中国自動車道で山崎まで帰る。2,500円。途中の勝央サービスエリアの軽食コーナーでチャーシューメンを食べる。おばちゃんの作ってくれたチャーシューメン(620円)はまずかった。お土産に家には大山高原ヨーグルト8個入り(840円)、職場にはミルクから生まれた乳太郎24個入り(1,050円)を買った。あとペットボトルのお茶を買う。ここまでで家から216km。

14:33
家に帰着。総走行距離293km。奈義山からの帰りに湯原温泉に寄るのはちょっと無理があった。最初の予定通り湯郷温泉・鷺温泉館に行ったほうがズーット安上がりだった。いつか大山に行った帰りにまた、湯原温泉に行こうと思う。



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