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宮山、体感温度−20度の東山



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平成13年12月15日(土)  メンバー 私だけ

東山 ひがしやま 1,015.9m
宮山 みややま 514m


宮山へ

8:14
家を出発。天気は曇り。
国道29号線に出て、北上する。

9:24
道の駅「播磨いちのみや」(伊和神社の前)のところで右に曲がり、「スポニックパーク一宮」の手前にある、 「町民の森」の駐車場に車を停める(間違ってスポニックパーク一宮に入ったことなど決して無い)。44km。

町民の森、宮山登山口
一宮町の立てた登山口案内の看板

9:35
今回もザックを背負わず、ウエストポーチのみ身につけ、登山開始。
「町民の森」(斜面に作られた児童公園のようなもので、観音様や立派なトイレ、休憩があった)の中を登っていき、給水タンク手前の石の標柱が立っているところから山に入る。

登山口はかなり薮っぽい
踏み跡はあるが入り口は狭い

ササが茂った道でかなり急である。こんな道を行くのかと思いながらしばらく登っていくと、遊歩道にでた。結局、遊歩道は頂上まで続いていて登山らしかったのは最初だけだった。途中見晴らしのいいとこがあり、伊和神社の森や、頂上に小さな鉄塔のある黒尾山が良く見えた 。黒尾山の頂上は雪で白くなっていたが、ほかの山には雪は無いようだ。
この山は昔城があったようで、石垣があった。

小さな石の石垣

10:17
宮山の頂上に到着。気温5度。曇りがちだが時々日も射しいい天気である。頂上は木が生えているが、見通しは良く展望はいい。しかし低い山で、周りを高い山に囲まれ、近くしか見えない。
風が木で遮られるのか、寒くなかった。

宮山頂上

宮山からの展望(西から北、東へ)

岡城(おかじろ)跡

岡城は、岡山城・宮山城とも呼ばれ、播磨国一宮伊和神社を眼下に望む宮山の山頂に築かれています。

「播磨鑑」などの古記録によれば、七条赤松家の末流である赤松治部少輔教弘(あかまつじぶしょうゆうのりひろ)が、明徳3年(1392)ここに初めて城を築いたとされますが、嘉吉(かきつ)の変(1441)の時に一旦落城したものと見られています。

その後、天文年中(1532〜54)にいたり、岡城豊前守(ぶぜんのかみ)吉政が再びこの地に城を築いて居城としましたが、天正8年(1580)羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)によって、宇野氏の居城である長水城が攻め落とされた際に、岡城も落城したと伝えたれています。

山頂部から三方の尾根にかけては、主郭跡と見られる石塁を備えた東西約12m・南北約15mの平坦地を中心に、それを取り巻く帯郭跡や階段状に連なる郭跡、防御のための堀跡などが残されており、昔日の姿を偲ぶことができます。

また、山頂からの眺望はすばらしく、この城の軍事的な重要性をよく物語っています

「一宮町、一宮町教育委員会の案内看板」より

10:58
下山開始。

11:29
往路と同じ道で下山し、駐車場に到着。11:32出発。

11:35
道の駅「播磨いちのみや」に行き「名物宍粟風ラーメン」(570円)を食べる。おいしくは無かった。



東山へ

11:59
国道29号線を北上し、波賀町で国道249号線に右折し、フォレストステーション波賀に向かう。

12:30
東山温泉メイプルプラザ前の駐車場に到着。63km。

立派な木製案内看板

12:38
東山頂上に向け出発。
メイプルロードを南に行き、かえでの森の方へ右に分岐し、東山登山コース(2.0km)にはいる。非常に良く整備された道で、幅は約2m、傾斜は緩やかで、丸太の階段もあるが段差は異常に低く、また道には砂利が敷き詰められている。登山道ではなく遊歩道みたいである。道に変化が無く登っていても面白みに欠ける。頂上まで同じような道だった。道の脇には5cmもある霜柱があった。

非常に良く整備された登山道

13:36
東山頂上に到着。気温−1度。日が射していて、雪は積もってない。
頂上には、アスレチックによくあるような感じの木製の大きな展望台があった。そこに登ると、実にすばらしい眺めが見えた。氷ノ山は雲の中で見えなかったが、後山・植松山・日名倉山・黒尾山・藤無山・阿舎利山・一山・大段山・笠杉山・千町ヶ峰・段ヶ峰とこの辺で登った山は全て見えた。瀬戸内海も海自体は見えないが浮かんでいる島は見えた。さすがに北の方は曇っているので日本海は見えなかった。また立派な山名方位板(東西南北4枚)があった。
粉雪が舞い、強風が吹いていて非常に寒かった(体感気温は−20度くらいか)。小型三脚のカメラを取り付けるところを、宮山で無くしてしまい展望台の柵の上に置いて撮っていたら風に吹き飛ばされ、下に落ち電池が飛び出してしまった。

東山頂上のアスレチックのような木製展望台

展望台の上

西側の展望

東側の展望

14:06
下山開始。
東山尾根コース(2.4km)を使い下山する。尾根の上の道も砂利こそ撒かれていないが、立ち木はきれいに伐採されていて、幅の広い緩やかな尾根道になっていいた。遊歩道1号を使いショートカットして下りる。遊歩道1号は木材のチップを接着剤で固めたもので舗装されていて、木のくせに非常に堅く弾力の無い道になっていた。もしかしたら、水分が凍結していたのかもしれない。

木材チップで舗装された遊歩道

14:50
メイプルロードで駐車場に戻る。冷えた体を、東山温泉「メイプルプラザ」で温める。お風呂嫌いな私だが、湯船に浸かっていると非常にきもちよかった。今回はお土産を買わなかった。

15:41
家に向け出発。

17:10
途中本屋により山と渓谷1月号を買い、帰着。寒かったが、天気のいい1日だった。



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