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大中山(松尾山)、私は日帰り・車は一泊



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平成14年3月8日(金)  メンバー 私だけ

大中山 おおなかやま 662.3m


亀ケ壺入り口へ

七種山の北、亀ケ壺の東の662.3mのピークが大中山(松尾山とも呼ばれる)だ。登山ルートとしては北の十三回りの峠から尾根伝いに南下し大中山へ・鶴居の瀬尾高圧工場の北から鶴居城山を経て北西に尾根伝いに大中山へ・振古川の奥から尾根へ上がり大中山へ・夢前町の河原川から尾根に上がり大中山へ・ちょと遠いが七種山から尾根伝いに大中山へと色々あるようだ。

今回のルートは島田一志さんの「山であそぼっ」に出てくる夢前町河原川の「杉の幹にある四つのナタ目が目印」の登り口から登ってみた。

8:55
家を出発。天気は晴れ。少し寒い。いつもの通り書写山の東を北上し、夢前町に行く。前之庄を過ぎ、私の車の前を雪彦山登山口まで行くバスが走っている。このまま付いていって雪彦山に登ろうかなとも思ったが、計画通り大中山へ登るため、河原川の橋を渡った所で右折し林道に入る。右手には鮎つかみ場があり、奥に入っていくと保養所や別荘がある。最後の別荘を過ぎると道がひどくなるが乗用車でも入っていける。地形図で川が二つに分かれる500mほど手前にある砂防ダムまで車でいけるようだが、直前に路肩の弱い所があり(川に落ちた車もあったそうだ)私は少し手前に車を止める事にしている。

9:50
車を止める。9:55、出発。



大中山へ

砂防ダムを過ぎ、川が二つに分かれるところに来た。左手に見える無名の滝の水量が結構多い。今までの経験では、この水量だと亀ケ壺まで行くまでに渡渉するとき、ふくらはぎ位までは川に入らなくてはならないと感じた。ということは大中山に登った後、十三回りまで行って、亀ケ壺経由で戻るとかなり冷たい思いをすることになる。

次に古い林業小屋があり、亀ケ壺まで50分の案内看板がある。テープに従い川に沿って「杉の幹にある四つのナタ目」を探しながら進む。10:27、地形図で岩の印の南で登り口を発見。テープのルートは対岸につけられているので見過ごす可能性もある。河原の中の木に黄色のテープが2箇所付けられている。ここなら以前亀ケ壺に行くとき間違えて入ったことがある。

「杉の幹にある四つのナタ目」
最近に付けられている

道ははっきりしているが、とんでもなく急だ。しばらくあえぎながら登っていくと、道が斜面と平行になる。するとガレガレの沢に出会う。沢を登っていくような踏み後もあるが、目を凝らすと、対岸の少し上の方に白テープが二つ見える。気をつけて沢を渡る。道は少し薄くなったが、少し行くと赤いプラ杭が打ってあり間違いないようだ。

ガレガレの沢、対岸の白テープは見にくい

薄い踏み後をたどって行くと炭焼窯の跡があり、次に植林の谷に出た。ここから道が分からなくなってしまった。尾根も近いようなので植林の中を登っていき、最後は雑木の藪をよじ登る。11:48、やっと尾根に出られた。

ここから北西に尾根をたどり進んでいけばいいはずだが、途中何回も進む方向が変わる地点があり、河原川に下りる支尾根に迷い込み1時間弱ロストしたが、無事主尾根に戻ることができた。尾根には踏み跡があり、百番台の数字の入った町界標石が立っている。途中から、市川町側にはっきりした道が付いている。尾根の真ん中を進んで行き、時々町界標石が出てくればその道は間違いないだろう。テープ類はまったくない。

13:51
「杉の幹にある四つのナタ目」から3時間半かけ、ようやく大中山頂上に到着。ガムテープが付いた三等三角点があった。途中の尾根からは木の枝越しに七種山などが見えたが、頂上は藪に囲まれていて何も見えない。狭い頂上で、北の十三回りに行く道にはビニール紐の目印があるようだ。百山の会の「松尾山」のプレートがあった。気温は8度ほど。出るときは晴れていたが、今は曇天。

遅いお昼ご飯を食べる。途中のローソン夢前塩田温泉店で買った、神戸屋の小麦畑からの伝言ボリューム満点!!「BIGソーセージベーコン」160円を食べ、お腹がいっぱいになったのでローソンの耳まで柔らかいミルクサンドは残しておくことにした。

藪に囲まれ展望のない狭い大中山の頂上

頂上の木に付いている台
測量用の対空標識かな



下山は出来たけど

14:28
十三回りからの河原川は、足がつめたそうだし、登ってきた道はもうどこか判らないし。とりあえず南下し河原川に下りる地形図の点線の道を探そうという、かなりいい加減な応急計画を立て下山開始。

鶴居の瀬尾高圧工場に降りる尾根は工場が見えたので確認できた、というか迷い込みそうになった。次に古い営林署の足元注意の看板があり、右手に降りられそうな道があったので入ってみるが谷に出てしまい降りられそうもないので引き返す。来るときは忠実に尾根の中央をたどったが、帰りは市川町側の道を行く。尾根を行くよりも楽だ。

営林署の古い看板、散弾銃の穴がある

下山路の目印
赤いビニール紐

15:26
快調に下山していくが、なぜか町界標石が出てこなくなった。写真上右のビニール紐が出てきて右側に下山路があったので降りていく。はっきりした道で傾斜もゆるく歩きやすい道だ。

15:40
林道に出てしまった。尾根からわずか14分しかかかってない。こんな林道、夢前町側では見たことがない。市川町側だけには下りまいと思っていたが、どうやら現実のものとなってしまったようだ。しばらく行くともう一本の林道が合流してきて、そこに水源かん養保安林の地図看板があり現在位置が確認できた。

水源かん養保安林の看板
市川町の振古川が載っている

どうやら町界尾根の520mピークの東側のピークから南に延びる市川町側の支尾根に迷い込み、387mのピークの手前で左に下り、振古川上流の夢前町河原川と点線でつながっている道の途中に出たようだ。地形図の「市川町」の「川」の字から左に行って2本目の林道だ。いまさら登り返して夢前町側に行くことも出来ないので、林道を下って、一般道に出てバスかJRで家に帰ろう。

17:00
JR播但線甘地駅に着くが直前に電車が出てしまった。30分待次の電車を待つ。



翌日車回収

次の日、雪彦山行きのバスに乗り、河原川口バス停で下車。林道を歩くこと1時間、ようやく車までたどり着いた。車に乗り、昨日行くつもりだった「雪彦温泉」に行く。林道の出口から北にちょっと行くとある。ゆっくり温泉につかり、鴨そばを食べ、家に帰る。総走行距離54km。今日はとてもいい天気だった。



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