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苫編山縦走



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平成14年4月19日(金)  メンバー 私だけ

苫編山 とまみやま 165.8m
鬢櫛山 びんぐしやま 200.3m


登山口探し

今回の山行は『Mountain&Cycling 姫路アーバンハイキング 苫編山塊縦走』(http://isweb13.infoseek.co.jp/sports/mtchari/01tomami.htm)を、おもいっきり参考にしています。とゆうかデッドコピーだと思う。

姫路市街地と夢前川にはさまれた、南北約3.5kmの苫編山塊を南から縦走してきた。標高は200mしかないが姫路市街や瀬戸内海を望める絶景地だ。これらの山は2万5千分の1の地形図には名前が載っていないし、縦走路も載っていない。

今回は車を使わずに、姫路駅までバスで出て、JR山陽線で一駅の英賀保までいった。駅を出て跨線橋を渡ると、山崎山(86m)にある大きな配水タンク(姫路市水道局山崎配水池)が見えた。東から回って配水タンクの下に行くと、そこはひな壇になった墓地で、東の端に上まで続く階段があった。横には山火事防止の看板もあるし、ここに間違いないと思って登っていった。

しかし上に着いても配水タンクに行ける道が無い。墓地の中の迷路のような階段を上がり降りしながら、西に移動していくと、お墓の裏からやっと配水タンクに出られる道を探し出すことが出来た。配水タンクに出て周りを見ると西側に立派な階段道が付けられていて、夢前川の横にある浄水場の裏から登れるようになっているようだ。階段を下り正規の登山口から、縦走を開始することにした。



今までのことは無かったことにして、苫編山へ

11:03
山崎山と夢前川の間にある、浄水場の裏に登山口を発見し、登山開始。立派な階段道が配水タンクまで付けられている。配水タンクの横まで登ると、西に京見山、南は瀬戸内海が見え、展望がすばらしい。

浄水場裏の登山口
山火事防止の看板があり、立派な階段がある

西の京見山
配水タンクからの展望

配水タンクの南側を回って行き、登山道に入る。しっかりした道で、かなり人が歩いているようだ。山崎山の頂上付近に昭和57年に竹柏俳句会の建てた「城之台」という石碑があるが、藪に囲まれ展望はまったく無い。20年前はよかったのかもしれない。

JRの送電線鉄塔を過ぎると、姫路バイパスの音が大きくなってきた。市街地に近い山を登ると常に生活音が聞こえるのが欠点だ。姫路バイパスの夢前トンネルの上をすぎると、分岐が現れた。南に行く道で「至富士見ヶ丘登山口700m」と看板が出ている。ちなみに来た道には「至山崎登山口900m」と表示してある。

快適な尾根道だが残念ながら、雑木に囲まれ展望はまったく無い。けれど植林の中の道を歩くよりはましではある。ツツジの花が所々咲いていてきれいだ。苫編山頂上にある反射板が見えてくると、岩場が現れ展望がよくなった。

11:57
苫編山頂上に到着。電波反射板が大きな顔をしている。三等三角点は西側の登山道の横の草の中にあった。展望はなかなか良いが、反射板が邪魔である。東にはっきりした道があり、四ッ池の方に下りられそうだ。これから行く北に続く道もはっきりしている。

苫編山頂上
反射板が邪魔である

北の展望
よく晴れている



さあ次は鬢櫛山だ

今までは緩やかだったが、苫編山から北の下りはかなり急だった。鞍部には東西から道が上ってきている。東の道は下草も無く歩きやすそうだが、西の道は笹が被さり趣のある道だ。鞍部からの登り返しの道の、周りの潅木は背が低く眺めはまずまずだ。次の140mのピークから西の尾根に下りる道と、東の尾根に下りる道があるが、十字路にはなってなく、T字路を組み合わせた形になっている。迷わないよう注意が必要だ。

東の尾根の高くなっているところからの、展望もなかなかよかった。この辺りは山火事せいで高い木が無く見通がよい。山火事には注意しよう。

尾根の展望処から姫路商高
姫路市外がよく見える

山火事にあった松

稜線に戻り、さらに北に進む。「陸軍省所轄地、第20号」と銘の入った頭が尖った標石がポツポツと立っている。その昔の軍用地だったのだろう。何に使っていたのかな。「ここでちょうど半分 1000m 23分」の看板があった。何の半分なんだろう。

12:58
新幹線の西庄トンネルの真上の送電線鉄塔に着いた。これもJRの鉄塔だ。ここから東に曲がり、送電線の下を進んでいく。次の鉄塔の下にも、また看板があり、「鉄柱に登るな! 1250m 27分」とあるが、どう見ても鉄塔だし、距離と時間の意味も分からない。東に行くはっきりした道があり、行きたくなるが、これは送電線巡視路だろう。北に進む道が鉄塔の下を通っていて、少し笹が被さっているが、これが縦走路だ。「左矢印 循環器病院」の看板がある。

鉄塔から北に下りた鞍部にも、東西から道が上ってきている。両方とも使われている雰囲気は無いが、はっきりした道である。西に行けばJRの変電所、東に行けば姫路循環器病センターに行けるだろう。

13:43
反射板と送電線鉄塔がセットになっている、鬢櫛山に到着。幸い反射板と鉄塔は一段低いところにあるので、頂上からは見えないが、残念ながら頂上からの展望はよくない。頂上には割れた石碑と四等三角点、可愛らしい図柄の山火事予防の看板、それから座りやすい岩があった。ここで昼食をとった。いつものように、パンだが、3個食べたらお腹が苦しくなった。第一屋製パンの「コーンクッペ」(110円)と「フライドウインナー」(130円)、ヤマサキの「女峰苺ジャム&マーガリンサンドロール」(88円)。女峰苺は甘すぎた。

「籾取山 200.3m」の看板が下がっていたが、鬢櫛山の別名なのだろう。また反射板のところから真南に下りる道があるが、これはJRの変電所に行く道だ。

鬢櫛山頂上
頂上からの展望はよくない

山火事予防の看板
動物たちが山火事を消している



下山は琴丘高校

鬢櫛山から北は岩場が続いていて非常に展望が良いが、いかんせん同じ景色ばかりなので飽きてきた。186mのピークには「つるが峰 186m」という看板があった。ここから北に下りる道は確認し忘れた。

つるが峰から西に進むと送電線鉄塔があり、この辺からの眺めもよかった。少し進むと麓に琴丘高校が見えてきた。縦走路の終わりになっているところだ。

琴丘高校
校舎の裏山でロッククライミングが出来そうだ

また少し行くと分岐があり、北に向かって下りている。この道は鉄塔巡視路で姫新線播磨高岡駅の南に下りる。琴丘高校に行く道には、さらに送電線鉄塔が2基あり、最後のは環境に調和するためか、茶色に塗ってあった。

14:50
琴丘高校の体育館の裏に出た。山崎の貯水タンクの下から3時間47分かかった。よう壁と岩山の間から体育館の裏に出て、岩山の下の階段を下り、校門から外に出た。門が閉まっていたらどうしたらいいのだろうか。国道2号線に出てバスに乗って家に帰った。

この階段を上り崖の下を行く
校門から最初の右に行く階段

よう壁の隙間から登山道に入る
体育館裏のコンクリートよう壁の隙間から上り始める



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