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中町の妙見山、東山登山口から牧野登山口へ



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平成14年4月25日(木)  メンバー 私だけ

妙見山 みょうけんさん 692.6m


東山登山口へ

週間天気予報では雨が降る事になっていたが、前日の予報では雨は明け方までと言うことで、急遽山行計画を立てなくてはならなくなった。雨上がりでも登れる登山道のしっかりした山で、展望もいい山をネットで探したら、中町の妙見山が候補に上がった。笠形山に登った時、東に見えていた山だ。

7:57
家を出発。市川に沿って、国道312号線を北上、神崎町の神埼総合病院の所で右折。笠形山を南に見て、高坂トンネルを抜け多可郡加美町に。右折し、県道427号線に出る。杉原川を渡り、中町に入る。鍛冶屋の信号を左折、小野尻峠に行く道に入る。恩出川を渡ったら、「大池桜新道」の看板に従い、左折、妙見富士カントリークラブの東側に沿い北上。

9:33
牧野大池堰堤横のキャンプ場の駐車場に到着。ここまで60km。天気は快晴と言いたいが、うす曇り。

9:42
身支度を整え、登山開始。東山登山口への道(地形図の破線の道)はキャンプ場の中を通るコンクリート舗装の道だ。「登山道東山口に至る、2.5km」の看板あり。ゴルフ場に入る道(細い破線の道)もあるが当然閉鎖されている。

すぐに分岐があり、「駐車場あり、4駆車登坂可能」の看板がある。この分岐の先は、谷を埋めた駐車場になっていて、少し行くと牧野登山口がある。

舗装はすぐ途切れ地道になる。道幅は1車線で、離合出来る所はほとんど無く、かなり荒れている。道の右側は見事な松林で、秋に来たら松茸狩りが楽しめる、わけが無いか。次のような看板が出ていた。

一、此の山林は松茸山につき八ヶ村(高田郷生産森林組合)の
  所有であり、組合員以外入山厳禁
  もしも入山発見の時は入山料として金三万円申しつけます
二、八ヶ村(高田郷森林組合員)方でも石・木材等持出厳禁

高田郷生産森林組合

林道の周りのみごとな松林

9:49
右に行く分岐があり、「急坂注意」の看板あり。この分岐を右に行くと、行き止まりになっていて、牧野登山道の途中に出る。終点には車を2台ほど停められるスペースがある。

10:19
緩やかな登り下りの林道を、松林を見ながら歩いて行き、東山登山口に到着。364mのピーク(城山)の真東辺りだ。林道の途中で付近には駐車スペースは無いようだ。

植林の東山登山口



城山に寄り道

登山道に入り短い植林を抜けると、雑木林になる。緩やかな登りで、すぐに1合目の看板が出てくる。「40歳の集い記念」の植樹がしてある中を登っていく。中町では40歳のお祝いがあるのかな。2合目付近から松林の中の登りになった。

10:33
少し急になってきたら、植林の中の364の北の鞍部(3合目)に出た。南のピークの名前は「城山」となっている。時間も早いので登ってみることにした。

はっきりした道は無く、適当に登っていく。10分ほどで城山の頂上に到着。頂上は不自然なほど平らだった。というか、昔の人が平らにしたのだろう。なにか建物でもあったのだろうか。南西側が伐採されていて、麓の復元された古墳が、よく見えた。

城山頂上
頂上は平らな植林地だった

下山も適当に下りて行ったら、少し東にそれ、イバラの中に突入してしまった。



妙見山頂上へ

11:07
3合目の鞍部に戻り、妙見山登山再開。すぐに植林から出て、松林の中の尾根を登っていく。登山道はよく整備されていて、展望がよく、気分よく登っていける。整備される前の古い登山道も残っているが、間違って入らないように看板がある。

松林の中のよく整備された、展望のよい登山道

6合目過ぎまでは、松林の中だが、そこから上は植林の端や、雑木林の中を登っていく。7合目から旧道と別れ、「展望台、あまんじゃこのわすれ石」の看板に従い右に曲がり登っていく。あまんじゃこのわすれ石がどこなのか確認できなかったが、笠形山にある天邪鬼の立岩や挽岩と関係があるものかもしれない。

619mのピークは展望台になっている。南側の展望が広がっていて、山に囲まれた中町がよく見えた。展望台周辺にはピンク色のツツジが咲いていてきれいだ。

展望台から見た中町
展望台からは中町が一望出来る

ピークから少し下り8合目の鞍部に下りると、西から登ってくる明瞭な道があり、「下山」の表示もある。おそらく門前からの道だろう。東からの道もあったが、踏み跡程度だ。

9合目を過ぎ、頂上手前のピークには小規模な石垣があり、昔々はここにお堂があったのかもしれない。

頂上手前にある石垣
石垣の上は平らになっている

頂上直下の鞍部には、ログハウスが建てられていて、「中町ネットワーク21」の看板が付いている。間伐材の細い丸太で作られていて、隙間だらけで外の風がそのまま入ってきていた。ここまで重い材料を持ち上げ、手間ひまかけて作られた様子は分かるが、用途が今ひとつ理解できない。むしろ妙見堂を復活した方がよかったような気がする。

頂上直下のログハウス
壁に隙間が無ければよかったと思う

12:27
妙見山頂上に到着。頂上は狭く、風が吹いていて寒い。気温は9度。二等三角点があり、ここにも「中町ネットワーク21」が1992年に設置した山名方位盤があった。方位盤は設置して10年建っているが、補修した跡もあり大切にされているようだ。頂上からの展望はすばらしくよかった。

妙見山頂上
曇ってきて寒くなってきた

南側、中町方向の展望

西から北の展望
笠形山から三国岳まで一望できる



牧野下山ルート

13:03
牧野下山ルートで下山開始。頂上から北に少し進むと、「加美町立青年の家」の木杭と一緒に下山ルートの看板があり東に下りる。左手に鹿除けネットが張ってあり、その横を下りていく。尾根の突端が展望台になっていた。北の篠ケ峰方向や中町も見えたが、潅木が茂り始めていて眺めは今ひとつだった。

展望台の下を巻くように下りていくと、道がなくなってしまった。周囲をよく観察するとネットの向こうに「防鹿ネット、通過後は閉めてください」と看板があった。ここのネットは開閉できるようになっていて、無事ネットの向こうの道に行くことが出来た。下から登ってきたらすぐ分かるが、上から降りるときは要注意だ。

ネットを過ぎると、北側の展望が良い所に来た。大海山から小野山、岩屋山、篠ケ峰まで一望に出来た。

下山道より大海山から篠ケ峰
展望の良いのはここだけだった

牧野下山道は雑木林の中を下りて行き、展望の良い所は少なかった。傾斜が緩やかになってくる所から、椿の林の中に入っていく。ツバキの花の時期は過ぎていて、少しだけ咲いていた。椿の林を過ぎると今度は植林の中に入って行く。植林の中は暗いから嫌いだ。

丸太を組んだ橋を渡ると、水場があった。その先の暗い植林の中を行くと、鹿除けネットが今度は右手から現れ、登山道と交差している。ネットを開け通過する。

13:50
植林を抜けると、林道が南から上がってきていて、ここで行き止まりになっている。東山登山口に行くときあった「急坂注意」の分岐の先だ。林道には行かず、「牧野側登山道口、キャンプ場大池に至る」の看板に従い北に行く道に入る。

ここから大池までの間は、松林の中の緩やかな道だ。松と下草の新緑の組み合わせがとてもすばらしかった。

14:07
松林を抜けると、キャンプ所から谷を埋めて作った駐車場に行く道の途中の「登山ルート起点」に出た。上りは東山登山口から、城山往復を除いて約1時間半、下りは約1時間かかった。下山ルートも案内看板が多く、道に迷うような所は無かったが、登山道からの展望は東山からの方が数倍良かった。

牧野ルートの入り口
4駆用の駐車場行く途中

家に帰る途中、北播磨余暇村公園に寄り、全長253.3mのローラー滑り台「妙見スカイローラー 」を滑り、平日で誰もいない園内を散策した。連休に家族と遊びに来る下見だ。

16:30
家に帰着。



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