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大平頭(おおなるがしら)スズコ狩り



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平成14年5月16日(木)〜17日(金)  メンバー 私だけ

大平頭 おおなるがしら 1,071.5m
布滝頭 ぬのたきがしら 1,264m
高丸山 たかまるやま 1,070.1m


5月16日(木)雨

どこで聞いたか知らないが、「いつも行っている、氷ノ山ではササの竹の子が採れるんでしょ。今度行ったら採ってきてね」と家内に言われてしまった。そんな訳で、今回の山行は播州の北、但馬の氷ノ山にスズコ狩りに行ってきた。

天気が悪いので氷ノ山には登らず、ハチ高原から大平頭(おおなるがしら)に登り、スズコ狩りをして大平頭避難小屋に1泊。次の日は鉢伏山に登りハチ高原に下山。車で瀞川山頂上近くまで林道を行き、登頂する、という計画を立てた。

5:40
家を出発。天気は曇り。市川に沿って国道312号線を北上し真弓峠を超え、円山川に沿い更に北上、和田山の一本柳で左折し国道9号線にはいる。

時間も早く道もすいていて、快調に車を走らせる。関宮で県道269号線に左折しハチ高原に向かう。

7:51
ハチ高原管理センター横の駐車場に到着。姫路から107km。高原に登るころから雨が降り出してきて、鉢伏山はおろかガスで100m先も見えない。車の中でコンビニで買った朝ごはんを食べる。。

8:44
用意を整え登山開始。舗装道路を西に進み、高丸山への案内看板の所から登り始める。雨の中、丸太で作られた幅の広い階段道をとぼとぼと登っていく。旅館街には子供たちが林間学校でかなり来ている雰囲気があったが、この雨ではかわいそうに宿舎に閉じ込められているのだろう。明日も天気は悪そうだ。

小代越に着くと、草原の稜線上は風が強く雨が横から降ってくる。稜線を西に進み1,019mの鞍部を過ぎ、大平頭尾根の急な坂を登る。林の中なので風も弱くなったが、土の滑りやすい斜面なので注意しながら登っていく。

登りきった所に分岐があり、左に行くと15分でホードー杉に行ける様だ。大平頭の三角点も左に少し行くとある。雨は小振りだが相変わらず降っている。

10:17
10分ほど行くと、今日のお宿「大平頭避難小屋」に到着。高床式の小ぶりの小屋で、中は壁沿いにベンチがあり、中央には囲炉裏が切ってある。きれいに使われていて、気持ちのいい小屋だ。晴れていれば窓から氷ノ山も見える。ベンチに3人は寝られるし、床も使えば5人は寝られる。ただベンチの幅が50cmほどしかなく、寝返りを打つと床に落ちそうではある。

雨が、ほぼやんできたので、スズコ狩りに出発。登山道脇にも出ているが、ササ藪の中に入ると太く短いのがけっこう出ていて、1時間弱でコンビニのビニール袋が一杯になった。またチゴユリがたくさん咲いていた。それはそれは小さな、可憐な花だ。

小さな可憐なチゴユリ

避難小屋に戻り、お昼ご飯を食べる。コンビニで買ってきた弁当だ。そのあと、スズコの皮を5本むき15分ほど湯がいて食べてみた。用意してきたマヨネーズを付け食べてみたら、とてもおいしかった。アスパラガスによく似た歯ごたえ、味がした。やっぱり太く短いのがやわらかくおいしかった。

スズコ狩りも終わり、やることが無いので、布滝頭まで行ってみてきた。地形図を見ながら場所を特定したが、丸太の階段を登った上が布滝頭だと思う。特にプレートなどは無かった。赤倉山にも行きたがったが、途中の登山道にむちゃくちゃ急な所があるし、山頂は藪の中だろうしあきらめた。

晩御飯はインスタントラーメンとアルファ米、おまけに缶チューハイを1本飲む。携帯で天気予報を見たら、明日の6時まで降水確率は高いが、その後は低くなるとの事で多少期待できる。暗くなってきたので7時前に寝袋に入り就寝。



5月17日(金)雨

ベンチから落ちることも無く、5時過ぎに目が覚めた。窓を開けて外を見ると、雨は降っていない。インスタントラーメンを炊いて朝食をとり、出発の準備をする。そうこうしているうちに、出発の用意が整い、外を見ると雨が降り始めている。あちゃー。

大平頭避難小屋の使用上の注意として下記が表示されている。

大平頭(おおなるがしら)避難小屋使用について

  1. この避難小屋は、登山者の安全を守るため、一時避難と休憩場所として関宮町が、県の補助を受けて建設したものです。
  2. この小屋は、誰でも自由に使用できますが、公共施設ですから大事に長く使えるよう心掛けて下さい。
  3. この小屋を使用したときは、必ず備付けの使用簿に記入して下さい。
  4. 小屋に備付けの毛布などを使用したときは、必ずもと通りに片付けて下さい。
  5. 火気を使用したときは、出るとき完全に火の始末をして出て下さい。
  6. ゴミ、残飯、不用品などは、小屋に残さぬよう持ち帰って下さい。
  7. この小屋を使用したあとは、次の人が気持ちよく使えるようきれいにして帰りましょう。
  8. 小屋を出るときは、窓、入口戸を完全に閉めて出て下さい。(カギはかけないように!!)

関宮町商工観光課

3番以外は守れたと思う。囲炉裏に吸殻を捨てるのは止めてもらいたいものだ。

私の別荘、大平頭避難小屋

6:16
雨の中を出発。大平頭尾根を下り草原の稜線に出るも、視界不良でなにも見えない。一瞬ハチ高原の旅館街が見えたが、瞬く間にガスの中に消えてしまった。

小代越を過ぎ高丸山の頂上に到着。雨がやんできたので三脚を立て写真を撮ろうとしたが、また雨が降り始め、おまけに強くなってきた。急いでリフト小屋まで下りて雨宿りをする。

雨はやみそうも無いので、鉢伏山には行かず下山する事に決め下り始める。

8:16
スキー場のゲレンデの中を下り旅館街に到着。今日も宿舎の中には、たくさんの子供たちが閉じ込められているようだ。

車に戻り、駐車場横管理センターのトイレで服を着替える。

8:49
車を出し家に向かう。帰りの道中も雨は強くなったり、弱くなったりしたが家に着くまで降り止まなかった。

11:31
家に帰着。総走行距離219km。

採ってきたスズコの重さを量ったら5kgあったが、皮をむいたら2kgしかなかった。マヨネーズで合えサラダに、味噌汁の具に、バターで炒めてソテーに、竹の子ご飯に、天ぷらにといろいろ料理して食べた。どれもおいしかった。



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