台風通過後の「七種の滝」と「七種山」
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平成14年7月16日(火) メンバー 私だけ
七種山 | なぐさやま | 683m |
台風一過の七種の滝
いつもはほとんど水の無い七種の滝だが、台風7号が太平洋を通過し、夜の間に雨がかなり降ったようなので、福崎町青少年野外活動センターの駐車場から出発し七種の滝を見て、そのまま七種山に登り、笠岩を通って小滝林道に下山の計画で行ってみることにした。
8:20
家を出発。書写山の東を県道67号線で北上し、いったん夢前町に出る。県道23号線に右折し福崎町に入り、七種の滝の案内看板がある「西治」の信号を左折。道なりに走り、90度右にカーブし橋を渡った先の信号を左折し県道406号線に入る。
9:08
七種川に沿い北に進み、福崎町青少年野外活動センター前の駐車場に到着。七種の滝の手前まで車では入れるが、小滝林道で下山するので、ここに車を止める。
ひょうご森林浴場(駐車場にあった案内看板)
七種山は播磨風土記にも「奈具佐山」と、ヒノキの生える山として出ており現在もヒノキ、スギの人工林が整備され森林浴を満喫させてくれます。
県観光100選の一つに選ばれている七種の滝(別名観音滝)は48変化と呼ばれる風情を見せ、その美しさは虹にも勝るといわれています。
滝からさらに進み、山頂をのぼりつめると弘法大師が護摩の秘法を修練したと伝えられる「つなぎ岩」が奇観を呈しています。
また、このあたりにはめずらしいコヤスノキの自生の東北端にあたるともいわれています。
この案内看板は、池田銀行「愛の環境定期預金」の協力により整備しました。「兵庫県緑化推進委員会・福崎町」
9:12
用意を整え出発。
左手に「清水・一(ひとし)水」の看板がある。生水では飲まないように注意書きがある。
9:23
小滝林道との分岐に到着。左の七種の滝の方に進む。
左手の「二本杉」の間に石仏三体(自然石をそのまま使ったようにしか見えない)が祀られている。お地蔵さんなのかな。車で走りすぎたら絶対気がつかないだろう。
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9:37
道の右の草の中にお地蔵さんがある。左側には「三丁」と彫ってあるように見える。横にある石も何か由緒があるのだろう。
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9:40
金剛城寺跡の山門のある駐車場に到着。ここから先の道は細くなるが、まだ車で入っていける。但し離合スペースはほとんど無い。
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県指定文化財 七種山(山門前の駐車場にある案内看板)
指定年月日 昭和44年3月25日
所有者・管理者 金剛城寺
七種山は流紋岩よりなり、山には金剛岩、つなぎ岩、笠岩及び七種滝がある。
金剛岩は流紋岩の岩盤で、びょうぶのような大岸壁である。表面には古いイワヒバの群生が見られる。
つなぎ岩は高さ15メートル、幅5メートルの巨岩が、底部でわずかに岩盤に接続しているものであり、笠岩は水平に近い破れ目にそって岩盤に侵食がおきて生じたものである。
七種滝は高さ72メートル、幅3メートルの滝で他にも大小あわせて48の滝がある。
七種山は、四季それぞれに美しい姿をみせてくれる県の名勝である。平成7年2月
兵庫県教育委員会
どこにあるかよく分からない「雌滝」、生水で飲めない「清水・イラ谷の水」、左右二つに分かれている「夫婦滝」、金剛城寺跡の石垣、不思議な割目のある「弁慶のこぎり岩」など見所いっぱいの道を行く。
9:55
石鳥居前の駐車場に到着。車が1台止まっている。
七種の滝(鳥居前案内看板その1)
ここから約300mで、虹ケ滝、八龍滝を経て七種の滝に至ります。七種の滝は落差約72mで、兵庫県の名勝に指定され、七種神社からの眺めの美しさは、県下八景・県観光百選の一つに選ばれています。さらに、滝から約30分上ると七種山の頂上につきます。頂上には「つなぎ岩」と呼ばれる高さ17m、幅5mのたてに割れた巨岩があり、弘法大師がこの岩の上で修行したと伝えられています。
=自然歩道=兵庫県・福崎町
自然を愛するあなたへー!(鳥居前案内看板その2)
播磨の名瀑、七種滝(落差72m)但し、水の流れ少なき時はお許し下さい、人は誰しも明日と言う日を夢み今日を生きている。未だ見ぬものとの出会いに、人生は感動の連続でありたいー。
人生という長い長い山道ー。その道の途中でめぐり会った自然の美!通いなれた道にも季節がめぐると、新しい発見があるように、誇りあるあなたの人生の中で、明日は、今日よりもさわやかな笑顔の人生であることを、祈ります。
いつまでもお健やかに‥‥兵庫登山会
鳥居の先に太鼓橋があり、その奥に滝が見えている。虹滝だ。いつもよりもだいぶ水量が増えている。
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岩を削り階段がつけられている。昔の人がタガネでつけたのだろう。次に八竜滝が見えてきた。
10:05
七種の滝が見えてきた。いつもはほとんど水が無い滝だが、今日は立派な滝になっていた。それでも数年前の台風の後の水量と比べたら数分の1以下だ。
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石段を登り七種神社に行くと、滝の写真を撮っている人が二人いた。平日なのに暇な人もいるものだ。
七種を愛するあなたへー!
大雨の後など水流多き時、落差72mの時空を落下する豪快な白の瀑布。迫力ある水の躍動!
それが播磨の名瀑、七種滝の滝姿なのだ!
その景観に、自分の心が満たされていくー。
自然とは実にすばらしいー。しかし雨なく流れなき岩壁を見上げるあなたの心境を察すれば、残念の一言あるのみ‥‥
尚、遠方より七種に自然を求め、マナーを守って行動されるあなたの人生が、笑顔の日々であることを祈ります。兵庫登山会
兵庫登山会は普段の水が少ない「七種の滝」を非常に気にしているようだ。確かに濡れているだけの崖を見て、滝をけなしている人を大勢見てきた。
七種山へ
10:21
神社の奥から滝の東側を登っていく。滝の隣なので、かなり急な岩場だ。まだ濡れていて滑りやすく、注意して登る。滝の落ち口に到着。ここも濡れていて滑りやすいので、下は覗かなかった。
10:33
頂上の「つなぎ岩」まで800mの表示がある。いきなり急な登りがあり、その先は平坦な道になっているが、その先は頂上まで急登が続いている。尾根を登っていくのではなく、山の斜面そのものを登っているので急なのだろう。汗を滴らせながら雑木の中の登山道を登っていく。
11:07
展望岩に到着。ここまでは木の枝の間から風景が見えるだけだが、ここからは南側の眺望が広がっていて、右手に薬師の峰、左手に七種槍がよく見える。頂上まで110mの看板がある。