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新宮町のふたご山と高倉山



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平成14年8月21日(水)  メンバー 私だけ

高倉山 たかくらやま 427.1m
ふたご山 ふたごやま 147.5m


完璧な山行計画

新宮町のほぼ中央、県道179号線の北側に、東は揖保川・北は篠首川(しのくびがわ)・南は栗栖川(くりすがわ)に囲まれた、ほぼ独立した山塊があり、その西の端が高倉山だ。

高倉山の南の麓にある新宮町立東栗栖小学校では、毎年、高倉山に児童たちが登っていたそうだ。ただ、今でも登っているのかは分からない。私の身近に東栗栖小学校を出た人がいるので、どの辺から登っていたのか聞き出そうとした。しかし、6回も登ったのに「昔のことは覚えていない」と全く当てにならない。

県道179号線から平野集落に入り、細い道を北に行き姫新線の踏切を渡る。西村の西の端に行くと栗栖神社がある。「兵庫の山々 山頂の岩石」の橋本さんは神社から林道を行き、沢筋を登っているが、その西側の尾根にも必ず道があると思う。

その尾根の東南の端にある「ふたご山」(同じような高さの小さな山が二つ並んでいるので、地元ではふたご山と呼んでいる)を登り、それから北西へ尾根を登り高倉山へ。頂上から東に延びる尾根を行き378.6(点名:篠首)のピークまで行く。そこから一つ手前のピークまで引き返し、南の尾根から老人ホーム辺りに下山するという計画を立てた。



ふたご山へ

8:12
家を出発。国道29号線に出て北上。追分で左折し新宮町へ。後は上に書いてあるように栗栖神社に行こうとしたが、神社手前で下水道工事をしている。

9:02
仕方が無いので、手前の道の路肩に車を止める。この付近の道路は地形図とはかなり違うような気がする。姫新線の踏切を渡り直進し、大きく西に曲がり、突き当りの三叉路を右に行くと神社に行くことができる。

9:08
準備を整え出発。栗栖神社には広い駐車場があり、相撲の土俵もあった。

神社の先の林道を進むと左手にため池がある。堰堤を渡りふたご山の裾に行き、付近を捜してみたが登り口は無いようだ。堰堤を戻り、草ぼうぼうの林道を進むと、左に行く分岐がある。低い峠を越えて横松へ行く道のようだ。

9:30
分岐を曲がるとすぐに峠に着いた。ふたご山への登りは切り開かれているが、高倉山へは尾根までに段差があり下からではどうなっているのか分からない。とりあえずふたご山に登ることにする。

9:38
最近切り開かれた急な尾根を登っていくと、すぐに160+のピークに到着。三角点のあるピークよりもこちらの方が高い。南側に東栗栖小学校がよく見える。

三角点ピークまでは、昔に切り開かれ今は草木が茂った道を、藪漕ぎをして進む。どうせなら最後まで切り開いてほしかった。

9:48
点名「ふたご山」に到着。雑木が茂り見通しは悪いが、南に少し下りると展望が開けていた。

ふたご山東ピーク
四等三角点があり、雑木に囲まれている

ふたご山から南の展望
城山、大蔵山、善定山などが見える

10:31
藪を漕ぎ西側のふたご山に戻り、急な尾根を下りて低い峠に戻る。



高倉山頂上へ続く尾根道

高倉山側の尾根に切り開きが無ければ、本日の山行はこれにて終了になるのだが、峠道からの段差を登ると、しっかりした切り開きがあった。

最初は広い切り開きの緩やかな登りで、この山は楽勝だなと思いながら登って行くと傾斜が急になってきた。周りは植林されて年数があまり経っていない植林や、雑木の林で展望はあまり良くないが、日はよく当たる。気温は26度ほどでさほど暑くはなかったが、真夏だったら真上からあぶられ大変だっただろう。

中腹になると傾斜は緩やかになり、切り開きは狭くなってきた。道が狭くなってくると、くもの巣が増えてくる。払いながら進むが油断すると顔に張り付いてくる。くもの巣を自動的に払いながら進める道具は無いのだろうか。しかし尾根道なのでブヨなどのより嫌らしい虫はいなく、その点は谷道よりずっーと快適だ。

高倉山頂上への尾根道
登りやすい道だ

頂上が近づくとまた傾斜が急になってきた。この尾根道にはテープ類は全く無いが、道は真っ直ぐで、分岐も無いので、登りでも下りでも迷うことはないだろう。

11:35
峠から1時間、高倉山頂上に到着。頂上は平らで小さな広場になっている。石の土台と社が分離してしまった壊れた祠があり、東栗栖小学校の去年の親子登山記念の杭が立っている。今でもまだ登っているようだ。

頂上は植林や雑木に囲まれているが、一部木が切られていて南側だけ展望がある。城山、大蔵山が良く見え、その先には瀬戸内海、淡路島、四国も薄っすらと見えた。標高の割りに予想外に展望がよく得した気分だ。

ここで昼食にする。今日は来る途中にコンビニで買ってきた冷やし中華だ。暑くもなく、虫もいなく、静かな頂上でゆっくりと食べることができた。

高倉山頂上
東栗栖小学校の登山記念の杭

高倉山頂上か南の展望
南側だけ木が切られている



高倉山頂上から378.6ピークへ

高倉山頂上には、登ってきた尾根道以外に、南西の尾根に下りると見られるはっきりした道、北東の峠に下るだろう消えかけている道があったが、肝心の東のピークに向かう尾根道が見つからない。

12:45
しばらく頂上付近を探索したところ、輪に束ねた錆びた針金が下がっている所があり、そこが東のピークへの入口だった。

尾根には切り開きがある。尾根道は雑木林の中を行き、ものすごくはっきりした踏み跡が続いているが、左右から木の枝が張り出していて、歩きにくいことおびただしく、おまけにくもの巣も途切れることなくあった。どうやら鹿や猪の獣道になっているようだ。

道の両側には雑木が密生しているため見通しは悪く、時々外界が垣間見えるだけで、現在地の把握がなかなかと難しい。

高倉山頂上から東に向かう尾根道
ここは歩きやすいが

13:09
420+のピークにはテープがあるがピークだけにしかない。余り役に立たないテープだ。そこから尾根は南に曲がり下っていく。その下りの途中で鹿が2頭前を横切って行った。

13:39
尾根が東を向く373のピークの手前では、尾根道はピークの北側を巻く細い道になる。鹿にとっては歩きやすいだろうが、右から枝が張り出していて、左は切れ落ちていて、枝を払いながら行くと落ちそうになる。このピークを下りるときも鹿が1頭横切って行った。

14:02
378.6ピーク(点名:篠首)の手前の360+のピークの東の端にはTV共同受信用のアンテナが立っていた。最近更新されたらしく古いアンテナが横に積んであった。

共同受信用TVアンテナ
人工物はほとんど無い

点の記によると、このピークから南の尾根伝いに下山できるように書かれていたが、それらしい道は見つからなかった。計画ではここから下山する事にしているのだがどうなるのだろうか。

悩んでいても仕方ないので篠首に行くことにする。篠首手前の鞍部には、道の両側に前後2箇所づつ計4箇所、ご丁寧に2段に黒いテープが巻かれていた。何かの目印なのだろうが下りる道も見当たらず、テープの意図が分からなかった。

14:13
378.6ピーク(点名:篠首)には三等三角点があるが、木に囲まれ展望は無い。三角点の横では対空標識が朽ち果てていた。ここから先の尾根道はここまでのようにはっきりしていないように見えた。下山路が心配なので長居せず引き返す。

点名 篠首の三角点標石
周りは木に囲まれている



下山道はどこだ

14:27
TVアンテナのあるピークまで引き返したが、南に下りる道は発見できない。地形図によると最高点から南に尾根が延びているので、意を決し、ピークから南の藪に突入する。

14:41
急な雑木の斜面を下りていくと数メートルの崖の上に出てしまった。崖を左に巻いて行くと、今度は鹿除けネットが行く手を阻んでいる。ネットの下の隙間からザックを向こう側に押し込み、私は匍匐前進で潜り抜けた。

少し尾根らしくなってきたら、道も現れ一安心。雑木林を抜けると伐採地の跡に出た。展望が広がっていて、登り始めた溜池やふたご山が右手に見え、左手には下山予定地の老人ホームの建物が見える。

ここからは草地の中を下りていくのだが、草が茂りどこが道かよく分からない。勘と経験で下りていく。

15:01
しばらく下りていくと、また鹿除けネットが現れたが、ここは開閉式になってなっているので、簡単に通過できた。

15:03
ネットから少し下りると林道の終点に到着。ここにも巻かれた錆びた針金が吊るしてある。これで下界に間違いなく下りられる。

しかしこの林道はどこに下りるのだろうか、地形図には全く載っていない道だ。砂利道でかなりきつい坂もあり、道を横切る溝の蓋も壊れているところがあるので、車で入るのは無理だろう。

地形図に載っていない林道
植林の中でどこにいるのか良く分からない

のんびり歩いていくのだが、なかなか林道の始点に着かない。方向は西を向いているが周りは背の高い植林に阻まれ、どこを歩いているのか良く分からない。

15:18
突然、高倉山が近くに見えてきた。登り始めた地点に非常に近いようだ。

林道の入口は、登るときは気づかなかったが、姫新線の踏切を渡り大きく西に回り、山側の石垣が途切れるところにあった。車をとめた場所のすぐそばだった。老人ホームに下山したら町の中を通って戻らなくてはならず、大きなザック(日帰りでも40リットルを使っている。三脚は入るし何でも入れられて便利だ)を背負い車道を行くことを考えると少し恥ずかしかったので良かった。

15:21
車に戻り濡れた服を着替え、家路に着く。結局ここまで誰とも会わなかった。

16:19
家に帰着。総走行距離46km。

完璧に計画通りの山行を行うことができたが、高倉山頂上からの尾根道は予想以上に荒れていててこずり、尾根からの下山もかなり無理をしてしまった。点の記の記述はその時は正確だが、数年で山の状況が一変することがあるので、過信は禁物だ。



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