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ちょこ千の高畑山・白岩山、展望良好
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平成14年8月25日(日) メンバー 私だけ
高畑山 |
たかはたやま |
983.8m |
白岩山 |
しらいわやま |
973m |
うーん、困った
高畑山・白岩山ともに地形図に名前がなく、白岩山にいたっては三角点も無い。高畑山は生野町と神崎町の境界にあり、白岩山は1kmほど神崎町に入った所にあり、尾根伝いに行き来できる。
両山とも千メートルにちょっこと足りないが、展望がよく登る価値のある山だ。しかし、なぜか名前が通っていない。生野町には段ケ峰があり、神崎町には千ケ峰・笠形山という有名な山があるせいかもしれない。
生野町真弓から林道に入り、宮の谷ダムから谷道を登り高畑山(983.8m)へ。尾根伝いに白岩山(973m)へ。高畑山まで引き返し、登った谷の西側の尾根から下山の計画だ。
6:37
家を出発。いつもより少しだけ早く出ることができた。天気は雲が多いが晴れ。
姫路城の前を通り国道312号線に出て北上。神崎町の「ヨーデルの森」を過ぎ生野町に入る。最初の分岐を左に曲がり、すぐ右に。南真弓の集落の中を行き、右手奥に鳥居が見えたら右折する。
越年神社入口
上を播但連絡道路が通っている
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7:41
播但自動車道路の下をくぐり、越年神社の横を通り舗装林道を進み、宮の滝不動への参道の入口に到着。駐車場になっていてトイレもあった。
7:49
用意を整え出発。宮の滝不動の参道には入らず、自動車進入禁止の看板があるコンクリート舗装の急坂を登る。右下に参道が見える。
8:03
三菱金属生野工場(現三菱マテリアル)の「宮の谷たい積場」の入口に着いた。ゲートは開いているが、右側には「立入禁止」、左側には「此よりダム用地に付き関係者以外の立入を厳禁する。三菱金属株生野工場」と看板が出ている。うーん、困った。敷地内を通過する許可など得ていない。仕方が無いのでワープすることにする。
宮の谷たい積場入口ゲート
立入禁止になっている
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高畑山北東の尾根にワープ
10:07
高畑山から北東に延びる尾根に着いた。
(地形図の宮の谷ダムから南東に延びる点線道は通らないほうがいい。というか完全な廃道だった。)
尾根から宮の谷ダム
よく登れたものだ
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尾根には道が付いていて、北側は植林、南側は雑木の林だ。それほど急でもない。
10:30
高畑山頂上に到着。頂上には大きな反射板があり、展望は結構いい。今日はかなりかすんでいるが、冬場ならもっとよく見えるだろう。
高畑山頂上の反射板
奥の山は段ケ峰方面
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赤トンボの季節になった
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高畑山から白岩山へ
10:51
次の目的地、白岩山に向かう。直線距離では1kmほど南に離れている。
頂上から植林の急な斜面を南に下る。この下りが白岩山までの行程で最も急で、他は緩やかな登り下りだった。
急な下りを終え少し登り返し西に向きを変える。この辺も植林の中だ。明瞭な踏み跡がありテープ類も十分にあり迷うことは無いだろう。気温は22度から25度ほどでそんなに暑くもない。
北から見た白岩山頂上
植林が伐採され苗木が植えられている
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植林の中の道
植林の中だが気持ちのいい道だ
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植林が途切れ、細長いススキの尾根に出る。ススキなどが良く茂り踏み跡が消えているが尾根の真ん中を行けば問題は無い。左手には鹿除けネットがあり、その下には防護網に巻かれた若木が植えられている。
尾根が広がり笹が茂った植林に入り、南に進路を変えしばらく行くと白岩山頂上だ。
11:23
白岩山頂上に到着。頂上は南向きの笹が茂った斜面で、大きな岩が点在している。南側斜面には立ち木が無く、展望が広がっている。しかし相変わらずもやがかかり、視界は良くない。
白岩山頂上案内図という看板があり、それによるとこの山は兵庫県のほぼ中央に位置していることが分かるが、登山道などの情報は一切記載されていなかった。
白岩山頂上の大岩
高い所はタイマーの関係で登れなかった
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猪篠の集落がすぐ足元に見える。猪篠からなら明瞭な登山道もあるようなので、白岩山・高畑山に登るなら南側から登ったほうがいいだろう。三菱マテリアルの立入禁止に触れることもないし。
ここで昼食にする。コンビニで買ってきた月見とろろそばだ。展望もいいし天気も良くなってきて、虫も少なく、それほど暑くないし、おいしく昼食を食べることが出来た。
下山も、うーん、困った
12:10
昼食後写真を撮り、来た道を引き返し始める。
12:45
高畑山に戻り写真を撮る。
13:08
下山にかかる。北西の尾根からの下山だが西に少し進み、地図で尾根の方向を見定め下りていくと、無事に目的の尾根に乗ることが出来た。この尾根にも少ないながらテープ類があり、また境界杭もあるので地図を良く見比べて下りていけば問題は無いだろう。
植林と雑木林の境の尾根道でなかなかと気持ちのいい道だ。鹿が1頭、気持ちよさそうに走り去っていった。この尾根の境界杭には三菱のマークが付いている。
植林と雑木林の境の尾根道
この先で鹿を目撃
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14:07
鹿除けネットが行く手に現れると、そのネット沿いにダムの堰堤に向かって下りられる。しかしそのまま下りると立入禁止区域を通らなければならないので、またワープすることにする。
宮の谷たい積場から宮の滝へ
14:34
宮の谷たい積場の入口ゲート前に到着。しばらくコンクリート舗装の道を下り、左手下に建物が見えるところで、渓谷に下りて宮の滝を見ながら駐車場所に向かう。本来の参道は渓谷を右に左に渡りながら下りていくようだが、それに気がつかず北側の道をそのまま下りてしまった。
14:49
駐車場に到着。日曜なのに誰もいない。
15:02
濡れた服を着替え家路に着く。
16:56
帰り道は道路工事があり渋滞していて、行きの二倍の時間をかけ、やっと家に到着。
今回の山行きは途中2回ワープした以外は、ほぼ計画どうりだった。両山とも展望がいいしぜひ登ってほしい山だ。
なお、三菱マテリアルのダム敷地の立入禁止の件についての情報をお持ちの方の連絡を待っています。
※平成15年12月20日追記※
「正右衛門ノート」の「日だまりの高畑山・白岩山」(平成15年12月14日)によると宮の谷ダムから高畑山への入山を三菱マテリアル職員により禁じられたそうです。
2003年11月に発行された須磨岡輯著・神戸新聞総合出版センター刊行の「たじまハイキング」に記載のコースは私が登ったものとほぼ同じですが、登山道の状態は悪く一般的な登山には適したものではないと感じました。
三菱マテリアルはそのコースの状態の悪さを当然知っているので、案内書に載せられ困惑したことは容易に想像できます。結果として宮の谷ダムからの入山を禁止するのは会社としては仕方がないことかと思います。
案内書に載ることにより登山客が増えることはよいことだと思いますが、関係者にとっては迷惑なことが多いと思います。私のこのHPの影響力など微細なものだと思いますが、注意していきたいと思います。
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