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香寺町の大倉山・峠山縦走



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平成14年9月21日(土)  メンバー 私だけ

大倉山 おおくらやま 385.0m
峠山 とうげやま 322.1m


今日は香寺町の大倉山だ

七種山、笠形山、千ケ峰の行き帰りに、中国自動車道の北側に沿う県道23号線から香寺町付近で北側に見える山、大倉山に行ってきた。

香寺町の山にはまだ登ったことがないので、車は香寺町側に止める。大倉山の南側から香寺町と福崎町の町境に沿って登り頂上へ、町界の尾根をたどり峠山へ、夢前町と福崎町の町界を北に下りて板坂峠へ。後は、東回りに4kmほど歩き車に戻る、という計画だ。

8:26
家を出発。天気は晴れ。書写山の東側を北上し夢前町に向かう。中国自動車道をくぐったら東に曲がり、県道23号線に入り、久畑のため池の先を北に入る。

9:05
舗装が切れ地道になる手前の道端に車を止める。これで登山開始地点は間違いなく香寺町側になった。

9:13
準備を終え出発。どこから登ろうか、藪に切れ目がないか見ながら進む。点の記によると大倉山頂上には南側からハイキング道が上がってきていることになっている。

長い竿の先に三角白布が付けてある。何の目印か分からないまま、そこから山に入ってみた。しかし、藪だけで道らしきものはない。一苦労して道に戻り先に進む。

9:25
簡易舗装の道が山に斜めに入っている。そこをよく観察したら、入ってすぐのところ左側に、登山道らしきものがある。テープでもあれば間違いないのだが、なぜか鉄の棒が打ち込んである。

脇道の左側が登山道入口
この入口は分かりにくい

少し入ってみると、間違いなく登山道だった。

真っすぐに道がつけてあるので、思いっきり急な登りが頂上まで続く。ところどころに白紐の目印があるが、それ以外の標識類は全くない。

周りは雑木に囲まれ、木々の隙間から垣間見られるだけだが、木があまり高くないので、明るい登山道だ。ただクモの巣が数歩ごとにあるのには閉口した。

急なところが多い登山道

10:14
西側の展望がいいところに着いた。麓のゴルフ場や中国自動車道、市川がよく見えた。今日の山行で展望があったのは実はここだけだった。


西側の展望
ここ以外は展望のない山だった

10:37
大倉山頂上に到着。登山口から1時間以上かかったが、三脚を3回もセットし写真を撮ったので時間がかかってしまった。頂上は小広く平坦になっているが回りは木に囲まれ、展望はない。

登ってきた道以外に西に下る、ほんのかすかな踏み跡がある。点の記に載っていた久畑からのものだろう。それと東側の踏み跡をほんの少し行くと、広い道が上がってきて、北に下りている。関電の巡視路のようだ。

大倉山頂上
南側がかすかに見えるだけ



次は峠山へ行くぞ

11:03
関電巡視路を北に下りる。下りた先は植林の尾根で、なぜか尾根の木々は切り倒され尾根を塞いでいる。非常に通過しづらかった。そこ以外はほとんど雑木の尾根で、倒木がかなりあったが歩くには問題は無かった。

尾根に切り倒された木々
空いたところに置けば
他の木に影響を与えないからかな

11:35
尾根道を行くと急な下りになり、開けたところに出てしまった。そこには送電線鉄塔「鶴居支線10番」が立っていた。峠山の北に行かないと送電線の下を通らないはずなので、どこかで道を間違えたようだ。

どうやら主尾根から外れ、東側の支尾根に入ってしまったようだ。コンパスを見ていれば東に進んでいるのに気が付いたろうが、あまりにもいい道で、分岐もなかったので気が付かなかった。巡視路は鉄塔から、さらに北に続いているが、目的地には行けそうもないので引き返すことにした。

11:46
主尾根まで登り返した。主尾根の先は道が続いてると思われないほどの藪になっている。藪に突入し数十メートル進むと尾根に切り開きが現れた。どうやら引き返さずにすみそうだ。

尾根道はは雑木の中を上り下りしながら北に続いている。道ははっきりしていて、迷うようなことはないだろう。要所要所には赤テープの目印がある。

北に進む尾根道
展望は全くないが歩きやすい

12:15
主尾根が西を向く地点に到着。西に下りる道と、北東に行く道があり両方とも関電の巡視路になっている。北東は91番、西は90番の表示がある。当然西に進む。

12:26
西向きの尾根の途中、北向きに分岐があり、鉄塔90番に行けるが手書きで「行き止まり」の表示あり。西は89番、東は91番。

12:37
点名「峠山」322.1mに到着。気温26度。ここの頂上も広く、展望もない。南の尾根に道があるかどうか探したが、尾根に切り開きはあるようだが、はっきりした道はなかった。

ここで昼食にする。コンビニで買ってきた鮭弁当だ。いつの間にかセミのうるさい鳴声から、秋の虫の鳴声に変わっている

峠山頂上
ここも展望はない



板坂峠はどこだ

13:23
板坂峠に下り始める。東西に伸びる送電線の鉄塔(播磨線89番)に到着。ここまではいい道が続いていた。

鉄塔の先で関電の巡視路は西に行ってしまったようで、道を見失ってしまった。峠も近いしコンパスを見ながら北に進むと、切り開きはあるのだがはっきりした踏み跡がない。

13:54
最後に東に向きすぎたようで、峠ではなく、ため池の岸に出てしまった。途中道を間違え、最後も少し目的地とずれたが、無事下山できたということで、今回の山行は成功としよう。

ため池の岸に出てしまった
このため池まで車が入ることができ

14:12
トレッキングポールを厚く覆うクモの巣をはがしながら、ため池の堰堤で休憩後、車道を歩き始める。車まで4km、気温は29度、真夏ならかなり辛いが、曇ってきて日差しもないので景色を楽しみながら歩いていこう。

彼岸花が咲き始めた
季節は確実に移り変わっている

15:16
板坂の集落の中、低い峠、稲刈りの終わった田んぼ、ため池、登山口の前を通り、やっと車に戻る。1時間かかってしまった。

15:27
服を着替え帰途に着く。

16:00
家に帰着。総走行距離40km。ほとんど知られていないような山だが、登山道はあるし尚且つ縦走もできてしまう。里山と言えど侮れない



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