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再挑戦の多賀登山頂上は藪の中



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平成14年10月28日(月)  メンバー 私だけ

多賀登山 たかとやま 441.7m


多賀登山、再挑戦

三日月町南部にある多賀登山。大型放射光施設スプリング8の北西にあり、標高441.7mの低い山で、インターネットで調べても何も出てこない全く人気の無い山だ。今年8月に行ったときは、登山口と思われるところにスズメバチが飛び回っていて退散した。

多賀登山の西には林道が通っていて、直線距離で500mのところに頂上があり、林道から30mほど登るだけだ。

9:00
家を出発。天気は曇り。

国道29号線に出て北に進み、追分で左折、揖保川を渡り新宮町に入る。国道179号線を三日月町方向に向かい、案内標識に従い播磨科学公園都市に向け左折する。

大型放射工施設の前を過ぎるとき、何かが道にあるので、スピードを落として通り過ぎると、はねられたタヌキだった。この辺にはタヌキの絵の付いた動物注意の標識があるが、本当にいるんだ。

「大畑」の案内標識に従い1.5車線幅の道路を、西にある三ツ尾の集落に向かう。

三ツ尾の集落の手前、減圧弁施設の所を右に入る。すぐ二股になっていて、左はアスファルト舗装の赤十字山のある南光町多賀に行く細い道で、右が目的の多賀登山に向かう簡易舗装の林道だ。

林道を行くとまた分岐があり、真っすぐ行くとぶどう園に入っていしまう。右は地道の林道だ。ここは右に進む。1車線幅で、両側の草はかなり茂っているが普通乗用車でも十分走れる道だ。

10:15
1.4kmほど進み峠に到着。ここにも分岐があり、左に行くと「南広配水池」があり、その先は高原野菜の畑になっている。正面はコンクリート舗装の道で北の麓に下る道だ。北から電線が上がってきていて畑の方に伸びている。分岐地点は十分広く車を止めることができる。

多賀登山西側の林道の峠

8月に来たときは、車を止めたとたんに、スズメバチが車めがけて飛んできて、外に出るのも怖かったが、今日は静かなものだ。

10:25
準備を整え登山開始。

峠から北の麓に下りる道の、舗装の始まりから3mほどの東側斜面に登った跡がある。目印などは何も無いが、登ってみると低いササが茂ってはいるが、はっきりした道があり、上に『企』の文字の入った赤いコンクリート杭がある。

予想外に簡単に登山口が見つかり、しかも道まであり、今回の山行は楽勝ムードだ。

林道から少し入ったところ

周りは雑木林で、道は多賀登山から西へ延びる尾根の上でなく、なぜか尾根南側の斜面についている。倒木は多いがそれなりに手入れされている道だ。

腰ぐらいまであるササに道が覆われてきた。少しおかしな雰囲気だが、踏み跡はしっかりしているので間違ってはいないだろう。

腰までのササの中を行く

さらに進むと、倒木が道を塞いでいる。かなりおかしな雰囲気だ。それでもまだ踏み跡は倒木を避け続いている。

倒木が道を塞いでいる

倒木を避けて進むと、踏み跡(もう道ではなくなった)は北に曲がりまだ続いていた。

北に少し行くと道に出た。(この地点をA地点とする)道は東西に伸びている。多賀登山頂上はまだ東にあるはずなので、東に進む。緩やかな上りで、道は相変わらず斜面に付けられている。

雑木林の中の道

道が左に曲がり峠のようなところに着いた。ここから北に登れば頂上に着くと思うが、道はまだ東に延びているので、どこに行くのか確かめるため東へさらに進む。

10:53
緩い下り坂になり、『企』のコンクリート杭はまだ続く。しばらく行くと防鹿ネットが現れた。道は南の方に延びている。頂上を行き過ぎたことは確かなのでここで引き返す。

11:02
頂上の南の峠と思われるところまで戻る。北の斜面には雑木が茂っているうえ、倒木が塞いでいる。

倒木を乗り越え

倒木を乗り越え、雑木の隙間を探し登っていく。尾根に着くと切り開きがあった。

11:08
緩やかな広い尾根だ。最高地点に三角点があることを期待し、籔の中を探すと切り開きから5mほどの所に三角点(三等三角点、点名:三原山)が草の中にあった。周囲に古い空き缶が2個ほど転がっていた。

展望は当然のことながら、全く無く、尾根から北側は植林がしてある。気温は10度。

多賀登山頂上三角点

頂上は籔の中

11:28
藪の中の多賀登山頂上を堪能し下山開始。

尾根の切り開きを西に進むが踏み跡が無くなり、南側の雑木の斜面を適当に下りることにする。

11:33
傾斜は緩いので、簡単に南側斜面に付けられた道にたどり着いた。撮り残した写真があるので、頂上南の峠に引き返す。

11:47
写真を撮りながら来た道を戻り、踏み跡が道と出合ったところ(A地点)まで戻る。ここからは、未知の西に行く道を行く。

倒木が多いが、はっきりした道だ。しかし安心して歩いていると、突然道が消えてしまった。この道は使えないのか、引き返すかと思いながら周囲を観察すると、傾斜は緩いのになぜか道は九十九折になっていて、ほとんど逆方向に戻るようになっている。

11:52
道は登るときの道に合流してしまった。登るときは全く気が付かなかったが、Y字型に分岐している。踏み跡の方には『企』のコンクリート杭(1739番)や木杭が目立つ所にあり、ほとんどの人は踏み跡の方に行ってしまうだろう。

撮り残した写真があるため、もう一度踏み跡の笹薮、倒木に向う。



帰りは北の急坂林道

12:15
林道に戻り、車の中で昼食を食べる。コンビニで買ってきた弁当だ。

12:42
車を出す。帰りは北に下りることにする。

北側はマツタケ山のようで、ところどころ縄張りをしてある。林道はコンクリート舗装がしてあり、オートマを1速に入れたくなるくらいに急な下り坂だ。

地形図208の南の神社に着いた。山の中にあるが立派な本殿がある「八幡神社」だ。平成11年に本殿の屋根を修復していて、拝殿に寄進者名があり、北側の久保、島脇、弦谷と多賀登山の南の三ツ尾の集落から合計すると2千万円を越すお金が集ったようだ。

八幡神社本殿

神社から下の林道の傾斜は信じられないくらいのものだ。地形図でも九十九折れになっているが、急な登山道のような傾斜で車でも登りたくないというか、ひょとすると普通自動車では登れないかもしれない。

14:11
家に帰着。総走行距離81km。多賀登山頂上からは全く展望が無かったが、秋の雑木林の中の山歩きを十分に楽しめた。



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