山行記録にもどるホームにもどる



戸倉峠雪中ハイキング



スポンサード リンク




平成14年11月10日(日)  メンバー 私だけ

戸倉峠 とくらとうげ 890m


落折山に行こう

戸倉峠(国道29号線新戸倉トンネルの上を通る林道の戸倉峠)から南に2kmほど尾根伝いに進むと落折山(1216.4m)に行くことができる。前から行きたかったのだが、このごろ日本海側の天気が悪くなかなか行けないでいた。天気予報は太平洋側、日本海側ともに良いとのことで、今日行くことにした。ただ昨日が寒かったので雪が心配だが。

7:38
家を出発。天気は晴れ。山登り日和だ。

国道29号線に出て、ひたすら北上する。山崎町、一宮町までは問題は無かった。波賀町の音水湖を過ぎる頃から路肩に白いものが見えるようになり、北に見える山にも白いものが目立ち始めた。

みやなかのドライブインを過ぎると道の両側はかなり白くなってきた。

9:21
新戸倉トンネル手前、南側の除雪してある駐車スペースに到着。道路には雪が無かったので無事登山開始予定地点までたどり着けた。しかし回りは雪で真っ白だ。空も曇っている。

雪の新戸倉トンネル



戸倉峠まで行こう

9:39
落折山はあきらめ、戸倉峠まで行くことにして、出発。駐車場の周りのモミジは赤くなる前に雪をかぶっている。気温表示板は2度を表示している。

国道29号線の旧道に入ると雪が30cmほど積もっている。ストックを刺すと路面に当るので、昨日降った新雪のようだ。

ゲートがあるが開いている。ゲートの横に看板がある。

立入禁止

この道路は廃道で、当町の管理地につき立ち入りを厳禁する
不法に立ち入った場合は処罰されます

設置者名は雪の中で見えない、多分波賀町

ゲートも開いているし、入らせてもらうことにする。左下に新戸倉トンネルの入口が見える。交通量は非常に少なく1分に1台程度か。

30cmほどの新雪を踏みしめ、進む。雪のあまり降らない姫路市の住民としては、アスファルトの道路に積もった雪の上を歩くだけで楽しくなってくる。

雪の旧国道29号線

10:33
旧道の左から林道が分岐している。ここには閉まっているゲートがあり、看板もある。

一般通行禁止

  1. この林道は国有林の専用林道ですから許可なく車両や歩行者の通行を禁止します。
  2. 通行の許可を受けたいときは鳥取営林署又は若桜森林事務所へ申し出て下さい。
  3. 許可なく通行したときは事故があっても一切責任は負いません。

鳥取営林署

3.を適用し自己責任でゲートの脇を通り先に進むことにする。旧戸倉隧道の入口が右下に見えてきた。コンクリートと鉄柵で閉鎖されているようだ。帰りに寄ることにしよう。

雪の旧戸倉隧道入口

林道脇の、まだ葉を落としていない落葉樹に雪が積もり、枝が折れた木が沢山ある。一箇所だけだったが両側の木が折れ道に倒れているところがあった。

雪の戸倉林道

11:31
駐車場から2時間弱でやっと戸倉峠に到着。峠の南側は岩壁、北側は雑木の斜面になっている。鳥取県側に行くと林道は左右に分かれている。

雪の戸倉峠(右が南側)

青空が少し見えてきた。風はなく、気温は5度ほど。コンビニで買ってきた弁当を食べる。当然だが誰も通らない。

12:22
落折山に行く余裕はないので、下山開始。



旧戸倉隧道見学

12:54
林道歩きを終え、旧国道29号線に着いた。隧道入口までいってみることにする。

隧道入口は下から1.8mほどはコンクリートで塞がれ、その上は金網で塞がれている。金網の一部は扉になっていて、鍵は掛かっていない。つまり自由に出入り出来るようになっている。(コンクリートの外側にはタラップがあるのだが、内側にはないので適当な足場を用意する必要はあるが)

旧戸倉隧道内部

このトンネルは車で1回(鳥取への行きと帰りに通ったから2回かな)通ったことがあり、そのときはかなり狭く感じたが、今日は意外と広く見えた。隧道の長さは742m、出口の明かりは見えなかった。向こうからの風があるので、鳥取県側も完全には閉鎖されていないようだ。

トンネルに入り反対側に行こうかとも思ったが、ただ往復することになり詰まらないので止めた。帰ってから調べたら、姫路の心霊・廃墟スポットの一つになっているそうだ。そのときはトンネルの状態も良く廃墟という感じはなかったし、恐怖感などかけらもなかった。

13:14
隧道見学を終え、旧国を下りる。雪は解けたというか、しぼんだのか20cmほどになっている。

13:41
駐車場に戻る。

13:55
家路につく。音水湖周辺には紅葉見物の車がだいぶ来ていた。急激に寒くなったせいか、山の木々がきれいに色付いている。

15:46
家に帰着。総走行距離151km。雪に慣れていない姫路の住人の私は、今年は北の山々に行くことはないだろう。



スポンサード リンク



山行記録にもどるホームにもどる本ページのトップ