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遊歩道で行く通宝寺山



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平成14年12月30日(月)  メンバー 私だけ

通宝寺山 つうほうじやま 319.3m


遊歩道はどこから

一昨日に登った夢前町の通宝寺山、東の古知之庄側から籔を漕いで登ったら尾根には遊歩道があった。通宝寺山頂上から南に進むと、274.9mの三角点から南には遊歩道がなかった。頂上から北へも遊歩道が延びていた。

本日は通宝寺山の遊歩道の全容を解明するために再度、通宝寺山に登ってきた。

9:35
家を出発。天気は快晴。夢前川沿いに県道67号線を北上する。

又坂で「菅生澗」の方へ県道80号線に左折する。峠を越えたゴルフ練習場の先で、弥勒寺への案内標識に従い北へ曲がり、自治会館の先を右に入る。

10:03
弥勒寺の参詣者用駐車場に到着。未舗装になるが道はさらに奥に続いている。弥勒寺の参詣は後回しにして、遊歩道探索のため、歩いて林道の奥に進む。

弥勒寺の先で「第25号自然活用型野外CSR事業(夢前地区)施設整備工事」というのをやっていて、レストハウスに見える建物が建築中だった。工期は平成15年3月25日となっていて、来春には利用できるだろう。敷地内には広い空き地があり駐車場になるのだろう。

CSRとは<知的・情操的生活の豊かさを高める文化(Culture)、健康の増進に欠かせないスポーツ(Sports)、精神的・肉体的疲労の回復に役立つレクリエーション(Recreation)>の頭文字です。

CSR事業の建築物

これが遊歩道の源と思われるが、付近には遊歩道の入口は見当たらない。

さらに進むと「通宝寺池」という溜池があり、ここも改修中で工期は来年の2月28日となっている。林道は溜池の西を通っているが、対岸には展望デッキ状のものが2ケ所で建築中で、そのまた奥では東屋なども建築中だった。いずれも立ち入り禁止になっている。

林道をさらに進むと行き止まりになっていたが、右側には斜めに遊歩道と思われる道が植林の中に続いている。少し入ってみると間違いなく遊歩道の入口だと分かった。また林道終点の左側には幅の広い道があるが、5本ほどの木が倒れ道を塞いでいる。

右斜めの道に行くことにしたが、手ぶらで来たので、車まで引き返すことにする。



バードウォッチング小屋裏にも遊歩道が

10:54
車を溜池の堰堤に止め、登山開始。

対岸にある展望デッキが気になり、立入禁止を無視して、パワーシャベルが置いてある工事現場に入っていくと、対岸にも道が付けられていた。東屋の隣の建物はバードウォチング用のものだった。

バードウォチング小屋

11:09
その小屋の裏から山に入る道があり、これも遊歩道かなと思い入ってみると、小型重機によって切り開かれた遊歩道だった。

林道終点から始まる遊歩道から登るのは止め、バードウォッチング小屋裏からの遊歩道を登ることにする。

初めは植林の中、その上は雑木の疎林の中に付けられた道で、階段道なのだが不思議と私の歩幅に合うのか、ぐんぐん高度が上がって行く。

階段道の遊歩道

支尾根に出ると、低木が伐られているため、潅木越しに通宝寺池や弥勒寺が見え、なかなか展望の良い、気分良く歩ける遊歩道だ。高度を上げると視界が広がっていく。

支尾根の遊歩道

11:40
南北に伸びる主尾根に到着。通宝寺池の東の尾根を登ってきたので、319.3mの三角点ピークはここから南にある。



通宝寺山から北に

11:44
319.3mの通宝寺山頂上に到着。一昨日と同じで、周囲の木々のため展望は良くない。ここから南は一昨日に行ったので、今日は北に進むことにする。

主尾根の快適な遊歩道

12:03
尾根が北西に曲がる所には、東に下りる明確な道がある。麓の石段のある神社付近へ下りるのかもしれない。339mのピークの南側は岩場になっている。眺めが良さそうだ。

岩場のピーク

12:07
岩場のピークに到着。岩場の始まる手前に西に下りる道があったが、遊歩道ではなく作業道のような感じがした。ここの主尾根遊歩道の特徴なのだが、内側の通宝寺池側の低木は伐ってあるので展望はいいのだが、外側は手を入れてないため展望が悪い。ここの岩場も同じで南の方だけよく見える。


岩場のピークから南の展望

12:28
休憩の後、出発。岩場の北側は、なぜかそこだけ道が切り開かれていない。低木を掻き分けて進むと先には道が続いているので、不思議な気がした。岩場が続く道の右下に、少し大きめの平らな石がある。不自然な石の配置なので下りてみると、そこには石仏三体が祀られていた。向きは東向きなので古知之庄側のものだろう。

三体の石仏

この石仏のため周辺の木を切っていないのだろう。石仏は、うっかりすると見過ごしそうな所にあり、その先には3級基準点の表示があった。



遊歩道はどこまで続くのか

12:42
339のピークの北側の鞍部は十字路になっている。東側には使われてないだろうが明確な道が登ってきている。西側には遊歩道を作るための作業道が登ってきている。私は北に続く遊歩道を行くが、はたしてどこまで続いているのだろうか。まさか弥勒寺の西をぐるりと回り小坪の集落まで続いているのだろうか。

12:54
331mのピークの手前の鞍部には西から遊歩道が上がってきている。北東方向には木の間から塩田温泉の「ホテル夢乃井」が見える。主尾根の遊歩道はさらに続いているし、時間もまだ早いので、主尾根を行くことにする。なお遊歩道であるので斜面には階段がもれなく付いている。

13:10
北の354.6m三角点ピークへ行ける籔尾根との分岐に到着。踏み跡はあるので籔を漕いで行けば到達可能だろうが、今日は遊歩道を歩く日なので行かない。

13:19
307mのピークに続くかと思われた遊歩道が、鞍部の手前から下りだした。南に伸びる尾根には、テープのマーキングもあり、踏み跡があるので、籔が好きな人なら行ってみるのも面白いだろう。しかし今日の私は遊歩道人なので、ここから下山する。

下山遊歩道は、小型重機で切り開かれた緩やかな道で、歩きやすいといえば歩きやすい。

歩きやすい遊歩道

雑木から植林、また雑木と周りの植生は変わり、大きな炭焼窯の横を通り遊歩道は下っていく。

13:41
遊歩道の出口には木が5本ほど倒れ道を塞いでいる。木を乗り越えていくと、最初に偵察に来た林道の終点だった。

13:54
通宝寺池堰堤に止めた車に戻る。池の湖岸には、石を組み合わせて作った亀の上に石碑が建っている。文字はかすれほとんど読めないがこの池で溺れた子供の慰霊碑のような気がする。

通宝寺池湖畔の石碑



弥勒寺の布袋さま

弥勒寺まで戻り参詣する。

史跡文化財 通宝寺山弥勒寺

天台宗弥勒寺は、書写山を開基された性空上人が俗塵を避けるため、長保2年(1000)当地に草庵を結んで隠棲されたにはじまる。長保4年(1002)花山法皇は結縁のため草深い当地に御幸され、上人の御進講に御感あって巨智延昌に弥勒堂、護法堂、護摩堂の建立を勅命され以降弥勒寺と呼ばれた。当時の名僧も上人のもとに多く訪れている。
本堂は北朝康暦2年(南朝天授6年1380)赤松義則の建立寄進によるもので、なかでも細工の微妙を極めた二重折上小組格天井は目を見張るばかりである。堂内の各部各所の形式手法南北朝時代の好個の標本といわれている。
本堂は国の重要文化財指定。本尊弥勒仏は長保元年(999)安鎮の作、両脇侍仏も同人の作といわれ、同じく国の重要文化財指定。開山堂厨子は慶長16年(1611)の作で、県の重要文化財指定。開山堂護法堂二棟、宝塔、石幢は共に町の重要文化財指定。
庫裡の裏の年代を経た庭園、本堂前の寄生木を持つ百日紅、境内南の石垣等見るべきものが多い。

夢前町

重要文化財は正月の元日から3日のみ一般公開するようだ。境内は正月に向けての飾り付けがされ、気分は初詣だ。各堂もなかなかのものだが、弥勒寺にしか無いものがあるある。夢前七福人第一番布袋尊として高さ5m重さ130トンの布袋尊石像があり、日本一の布袋さまだ。

弥勒寺の日本一の布袋さま

14:25
家路につく。

14:57
家に帰着。総走行距離29km。

現在は道標が一つも無く、遊歩道の地図も無く、手探りの山行をしてきた。しかし、来春に施設が完成した暁には設備が整い、安全な山歩きが楽しめるようになるだろう。道も良いし展望もまずまずで結構人気が出るかもしれない。しかし私みたいに、東側から登ろうという人はもう現れないだろう。



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