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銀の馬車道縦走ウォーク 一日目 非公式写真集



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平成22年9月25日(土)  メンバー 75人+スタッフ多数

JR播但線生野駅〜生野町〜神河町〜市川町〜JR播但線甘地駅

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銀の馬車道縦走ウォーク

 「銀の馬車道」とは、生野鉱山(兵庫県朝来市生野町)と姫路の飾磨津(港)を結んだ日本初の馬車道で、日本初の産業道路・高速道路とも言われている。フランスより招聘されていた鉱山技師レオン・シスロイの指導により明治6年(1875年)に着工し、明治9年(1978年)に竣工している。

 当時の日本の街道は、車輪を持つものの通行を許すほどには整備されておらず、荷物は人が背負うか、馬が担うしか方法はなかった。江戸時代までの生野鉱山の採鉱・精錬は細々としたものであったが、明治に入りフランスの技術を導入し、鉱山技師も招聘し、より大規模なものへと変容するに伴い、鉱山機械・精錬のための石炭など莫大な資材を生野へと運び込む必要性に迫られた。

 姫路から生野まで鉄道を敷設するか、市川による舟運を生野まで延ばすか、但馬街道を馬車道に改良するかの三案から選ばれたのが「銀の馬車道」だった。だが開通してから20年もしないうちの明治28年(1997年)に播但鉄道が姫路から生野まで開通しその役目を終え忘れ去ってしまったが、道跡は県道や国道となるも、当時の面影を色濃く残している。

 開通した頃は「生野鉱山道」あるいは「生野鉱山寮馬車道」と呼ばれたものを、兵庫県中播磨県民局が地域の南北交流のシンボルとして「銀の馬車道」と名付け、今回の「銀の馬車道縦走ウォーク」など各種のイベントが行われている。


銀の馬車道縦走ウォーク 一日目 非公式写真集写真集

 ふらりと立ち寄ったJR姫路駅の姫路市観光案内所、なにか面白そうなパンフレットはないかと見回すと目に入ったのが、銀の馬車道ネットワーク協議会が主催する「銀の馬車道縦走ウォーク」。9月25日(土)に生野から市川町までの25km、翌26日(日)に福崎町から姫路市までの25km+5kmを歩き通すというもの。

 今春に「銀の馬車道」を何度も歩き、案内看板や沿線風景などを詳細に記述した、自分でも偏執狂気味と思う記録を、このHPに「銀の馬車道を歩く」としてまとめたこともあり、歩くのも好きだが、それ以上に「銀の馬車道」を愛してしまった私が参加せずして縦走ウォークは成り立たないなと、変な勘違いして即座に申し込んでしまった。

 ここからのおびただしい写真は「銀の馬車道縦走ウォーク」中に撮ったもので、その枚数は二日間で600枚を越えてしまった。歩きながらでは写真は撮れないので、数分毎に突然立ち止まり後を歩く人を驚かせたことは自覚していて、今は深く反省している。

そんな写真を厳選に厳選を重ねた末に300枚近くまで絞り込んだが、二日間分のファイルサイズで30MB近くの非常識なものとなってしまった。いまだにダイヤルアップ接続で、このHPを見ている人がいることは知っていて、今は深く反省している。

7:16 通称「銀馬車2号」と呼ばれる播但線「銀の馬車道ラッピング列車」。
姫路駅7時39分発、寺前駅8時26分着のこの電車で寺前駅まで。

8:27 寺前駅に到着。和田山行きが来る前に記念撮影。

8:32 和田山行きの銀の馬車道&鉱石の道ラッピング列車。
寺前駅8時41分発、生野駅9時3分着。

8:32 寺前駅ホーム両側のラッピング列車。

9:02 生野駅に到着。縦走ウォークスタッフがお出迎え。

9:02 さあ、集合場所へ行こう。

9:15 マインホール前駐車場が集合場所。一列に並んで受付。

9:22 銀の馬車道ネットワーク協議会の但陽銀行の方の挨拶。

9:35 参加者は75名。3班に分かれて出発。
口銀谷交差点から南へ銀の馬車道を辿る。

9:42 市川に架かる三代目「盛明橋」を渡る。
高欄が馬車の車輪の形をしている。

9:46 真弓交差点で国道312号線を横断し、銀の馬車道を忠実にたどる。
生野町の方が、明日の銀谷祭りの準備で忙しいだろうに
交通整理をしてくださる。

10:00 右手に生野高校を見て、緩やかな坂道を登る。

10:01 出発して30分も経たないのに生野峠下の小公園で休憩。
南真弓区の方々よりジュースやお茶のお接待を受ける。

10:05 5分ほども休憩し、第2班と入替に出発。

10:11 標高361mの生野峠を越える。
これから先は、緩やかな下り基調が姫路まで続くはず。

10:12 生野町から神河町に入り、
ここからは神河町の方が進路の誘導をしてくれる。
このまま国道を進むと歩道がなくなるので、裏口からヨーデルの森へ入る。

10:13 ヨーデルの森裏口。普段でも鍵は掛かっていない。

10:16 あんたたち変なところから入ってきて、警察を呼ぶわよ。

10:17 アルパカのアイちゃんが歓迎してくれてる?

10:19 ヨーデルの森の山際の道を通り、南側裏門から出る。

10:26 播但連絡道路沿いの道を下り、ここは猪篠(イザサ)の大歳神社。

10:27 銀の馬車道は直進なれど、ここで左折。

10:30 ここは追上の集落、かつての但馬街道の宿場町という。

10:33 「左 たんば 右 ひめじ」 古い道標が立つ町外れ

10:36 こんなよい天気が崩れるなど思いもしなかった。

10:40 稲刈りの終えた田園地帯を行く。
銀の馬車道ではないが、こちらの方が気持ちがよい。

10:42 播但連絡道路に沿う銀の馬車道と合流。

10:48 播但道神崎北ランプ出入り口の横断歩道を渡る。
ここからしばらく国道312号線の歩道歩きが続く。

10:54 手入れの行き届いた花壇が、気分を癒してくれる。

10:59 まだ国道312号線の歩道歩きが続く。

11:06 右奥の大山小学校は今日が運動会だ。

11:11 杉集落の北端の杉歩道橋を渡る。
手前に横断歩道もあるが、縦走ウォークはより安全な歩道橋を選択。

11:12 杉歩道橋上から後続集団を見る。

11:15 夫婦杉で有名な大歳神社に着いた。
神社向かいの杉営農集落センターで10分ほど休憩。

11:25 予定表よりも早いが休憩を終え再出発。

11:27 猪篠川に架かる大山橋を渡る。
その昔は木橋が架かっていたのだろう。

11:31 あれ、銀の馬車道は直進なんだけどな。なぜか左折する。

11:32 気持ちのよい道だが、なぜ遠回りするのだろう。

11:33 甘地駅〜福崎駅間の歩かない距離分かな。

11:35 畑川原池沿いに、ほぼ昔のままの銀の馬車道が存在するが
この先は私有地なので入らない。

11:37 国道を横断し「かんざき大黒茶屋」へ。

11:39 「かんざき大黒茶屋」で美味しいそばを食べたがったが
そんな私のはかない願いはかなわなかった。

11:41 「かんざき大黒茶」が遠くなっていく。
なお、この辺の銀の馬車道は国道312号線。

11:43 蕎麦の花が咲いてる。どんな夢を見て咲いているのかな。

11:44 同じところから逆方向に、少し雲が多くなってきたかな。

11:46 こんなところに住んでみたいものだが、
都会生活に慣れきった私には無理かな。

11:52 火の見櫓 いや警鐘台と呼ぶものだな。
でも、なんだか鐘がないような。

11:55 細岡鉄工のところで国道312号線を横断し
「いぼ地蔵」前を通る銀の馬車道に復帰。

12:00 霊験あらたかな「いぼ地蔵尊」、
4月中旬頃は周辺にショウジョウバカマが咲き乱れる。

12:04 観音橋手前で左折し本日の昼食休憩場所へと
市川支流の越知川沿いに進む。

12:06 神河町商工会館前の「神崎町農村婦人の家 あじさい苑」が
昼食休憩場所だった。屋根の下で本当によかった。

12:07 神河町観光協会による地元産ゆずを使用したジュースのお接待。
美味しかった。

12:10 大広間で各自持参の昼食を食べていると
なんと雨がザーザーと降り始めた。
これで本日の縦走ウォークは中止かと思われたが。

13:01 出発時刻が近づくと雨は止み、青空さえ見えてきた。
なんとまあ運のよいことだ。

13:09 第1班出発。
第2班と第3班は一緒になり少し遅れて出発。

13:14 越知川に架かる観音橋を渡る。
かつて高瀬舟は市川をこの辺りまで上ったという。

13:16 銀の馬車道に面する「銀の馬車道交流会館」
但陽信用金庫旧粟賀支店跡に間借りしている。

13:17 館内は復元馬車やいろいろな資料が展示され、
銀の馬車道のことなら何でも分かる。

13:21 朝の受付時に頂いた500円分の金券でお土産を買う。

13:33 ウーン、また雨が降り始めた。
小降りだがカッパを着とこう。

13:36 福本交差点で国道312号線を横切る。
この辺りは忠実に銀の馬車道を辿っている。

13:43 雨は上がり薄日も差してきた。
なんか忙しい天気だな。

13:45 福本西交差点を左折し国道へと向かう。

13:48 国道脇のジュンテンドー前で一旦歩みを止め、
交流会館で千切れてしまった後続が追いつくのを待つ。

13:52 国道312号線の歩道を行く。

13:58 国道から左の脇道へ曲がるようだ。

13:58 ここは銀の馬車道ではないと思うが、
国道の歩道が不明確なための迂回なのかな。

14:08 国道に復帰し、あの播但連絡道路で神河町から市川町に入る。

14:10 2回目の市町界を過ぎ市川町。

14:19 洋菓子の「しあわせの黄色いハンカチ」前を通過。

14:22 山裾と市川の間に通された細い銀の馬車道は、
時代とともに川の流れを変えて拡幅され今の国道312号線になった。
でも国道としては狭いな。

14:24 地元の郷土史家による
屋形村灌漑用導水路の守り神「立壁大師」の説明を受ける。
ただ歩いた、一日中歩いただけでは詰らない。

14:29 どこへ潜っていくのか。
左側の水路が屋形村灌漑用導水路だ。

14:29 市川北ランプ出入口はトンネルで横切るのだ。

14:30 短いトンネルの中の照明は薄暗い。

14:31 トンネルを抜けると料金所へと突入。
この付近の国道はまともな歩道がなく、
本来なら屋形集落の中を行きたいところだが
苦肉の策の変則ルートをとる。

14:33 パチンコ「マイニチ」前で、光る石と石神神社の由来を聴く。

14:38 行きたい屋形の集落は国道の向こう側、
国道を渡るのは横断歩道・歩道橋だけルールを守り
国道の歩道をさらに進む。

14:42 ようやく横断歩道があり、車も止まってくれて
一斉に横断。ちょっと危ないぞ。

14:44 戦国時代の屋敷跡「カマヤのグロ」の話を聴く。

14:54 後の寺は宝樹寺で
9代屋形池田家銀吉政正の墓がある。

14:56 ほぼ予定時刻通りに屋形公民館に到着。
出迎えてくれたのは市川町のイメージキャラクター「ひまりん」。

14:56 「ひまりん」の後姿。
双葉の尻尾が可愛いな。

15:00 お茶とひまわりクッキーとミニどら焼きのお接待を受ける。
ここでも500円金券を使えたが、『とうふ』は売れなかったようだ。

15:03 なんと市川町町長「尾ア光雄」氏の歓迎の挨拶があった。
ゴールの姫路市では市長が迎えてくれる?

15:03 私は荷物を増やしたくないので
求めたのはイチゴソフト。

15:09 「ひまりん」と記念撮影。

15:14 10分足らずの休憩で再出発。
残念ながら古い建物は一軒も残っていないそうな。

15:21 屋形集落を貫くの但馬街道跡でもある
銀の馬車道跡を行く。

15:24 下組地蔵堂前で毎年8月23・24日に
盛大に行われる盆踊りなどの地蔵祭の様子を伺う。

15:27 あの工場がある一帯が赤松氏の館跡とも言われる、
代々屋形池田家が構えた「屋形陣屋敷跡」だが、
残念ながら遺構の多くは工場の下に消えてしまった。

15:34 屋形集落から出て市川に架かる「ふれあい市川大橋」を渡る。
これより南の国道312号線(銀の馬車道)は
山と川と播但連絡道路に挟まれた狭隘区間になり
一部は歩道さえなく歩行者にとっては危険極まりないもので、
市川左岸には迂回路もなく、甘地駅までは市川右岸を進むことになる。
従ってここからは銀の馬車道歩きではなくなる。

15:36 「ふれあい市川大橋」を渡ると左の側道へ下りる。
バイクのスタッフの方お疲れ様です。

15:37 田畑の中の農道を県道404号線へと。

15:40 県道404号線を南へ。

15:45 県道404号線を南へ。鶴居自動車整備のタイヤ怪獣だ。
このまま直進で甘地駅かな?

15:48 県道から右に入って、ここを左に曲がると?どこに行くのか分かりません。

15:50 トイレは「小室クスノキ交流センター」で

15:53 休憩は近くの「学問の神様天満神社」で

15:54 天満神社での小休憩後南を目指し出発。

15:56 たわわに実る稲穂の向うを「銀の馬車道ラッピング電車」が行く。

15:58 県道404号線に沿う町道を南へ。

15:59 播但線踏切を渡り、線路の西側へ。
市川流域アメニティ推進協議会・県中播磨県民局発行の
「銀の馬車道ウォーキングマップ」オレンジ色ルートで甘地駅へ行くみたいだな。

16:03 狭い町道だが大型車も走り抜けていく。

16:16 もう甘地駅が近そうな雰囲気。
あの横断歩道のところで左に曲がるみたいだな。

16:19 左に曲がると、播但線踏切が見えた。
もう歩き始めて7時間近く、くたくたではないが明日も歩けるかな。

16:19 姫路駅行きの列車が走りすぎる。

16:21 踏切を渡り、右へ細道に入る。

16:21 ゴールへの最終コーナーは線路脇の細道。
こんなところで近道せずに正々堂々と正面から甘地駅に行けばよいのに。

16:23 いよいよ甘地駅が見えてきた。
あそこまで行けば、もう歩かなくてもいいんだ。

16:25 ゴール ゴール ゴール ゴール
もっと盛大な歓迎風景を想像していたのだがちょと残念。
「銀の馬車道縦走ウォーク完歩賞」のバッチを頂く。

16:26 次々とゴール。

16:28 皆さん元気にゴール。

16:28 本日の縦走ウォーク参加者75名中
完歩者は75名で途中棄権者はいなかった。

途中で頂いたありがたきお接待品なれど
家まで持ち帰ってしまった。

完歩賞のバッチ。

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