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広峰、五郎新道



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平成16年12月18日(土)  メンバー 私だけ

2万5千分の1地形図「姫路北部」を参照すること。

増位広峰山中にある案内板のほとんどは「奥須加院」を何故か「奥須賀院」と表記している。


五郎新道

姫路市の北部、増位広峰の山中に「五郎新道」と呼ばれる道がある。

市川の西側、砥堀から細い車道がウネウネと山中に入り込み終点に「姫路市立そうめん滝キャンプ場」がある。キャンプ場から北北西に延びる緩やかで広い谷筋に沿って「木馬道」が奥須加院へと通じている。地形図には記載されていない道で、谷の向きのためか明るい雑木林の中を行く、歩いていて楽しい道だ。

「木馬道」を北北西に進んで行くと、姫路市と香寺町の町界尾根上の261m標高点近くで、西方向に枝別れする谷がある。そこには「広峯奥須賀院の街道へ(広峯神社へ近道)増広登山会」と「四郎新道」という案内板が下がっている。

「木馬道」から「四郎新道」の谷を15分(写真撮影の時間を含み、普通に歩いたら10分ほどか)も西に入ると「五郎新道 広峯神社へ近道 増広登山会」という案内があり、南西方向の広い少し急な谷方向に道らしきものが続いている。

広峰(木馬道から四郎新道)で、この「五郎新道」の分岐まで来たが、その時は「四郎新道」をそのまま進んだので、今日は「五郎新道」の全容を解明するため再訪した。


冬イチゴ谷、広峰道、四郎新道

11:26
神姫バス「広峰バス停」で下車。前回の広峰、冬イチゴの谷のルートで広峰神社と奥須加院を結ぶ「広峰道」に出ることにする。

車道を北の谷入口まで進み、小さな砂防ダム脇から林道に入る。途中の大岩下に置かれた灯明箱にはロウソクが灯されていない。今日は滝行をしていないようだ。けれども封も切っていない一升瓶がお供えされている。今日はここで宴会をして終わりにするか、背中の荷を2kgほど増やすか迷ってしまった。

美味しそうなお供え物

12:05
近畿自然歩道(地形図の破線道)を横切り「下冬イチゴ谷」から「上冬イチゴ谷」に入る。

12:36
「広峰道」に出る。出る少し前に数人の話し声が聞こえたが、姿を見ることは出来なかった。

12:58
北に進み墓地横を通り、関西電力「溝口線十九」送電線鉄塔の横を抜け、307m標高点から北東に下った鞍部に到着。案内板が立木に打ち付けられている。

四郎新道入口の案内板

案内板の「ソーメン」方向が「四郎新道」で、そうめん滝キャンプ場から北北西方向の谷筋「木馬道」に下る。そして今回の目的の「五郎新道」は「木馬道」に下りきる前に分岐する道だ。

13:15
「やかん」が下がる「太陽の広場」を通り過ぎて下っていくと、ようやく3枚の案内板が下がる分岐点に着いた。

(広峰道方向)四郎新道
広峯奥須賀院の街道へ
増広登山会

(南西の谷方向)五郎新道
広峯神社へ近道
増広登山会

(木馬道方向)そうめん滝
増広登山会

五郎新道に入る

広めの谷底が溝状に深くえぐれている。落ち葉が積もりどこが道なのか判然としないが、草木の生えていない部分が溝の脇に続いている。

派手なアロハシャツ?を裂いた布切れのマーキングが続いているが、すっかり退色し保護色のようで離れると見分けがつかない。けれども最近付けられた様に見える赤ビニールテープのマーキングもあり、何とか辿ることが出来る。

布とビニールテープのマーキング

狭い溝を横切り、大きな溝の左岸を一直線に登っていく。結構急な道だ。土砂の流失を防ぐためのものか、小規模な昔の石組みが残っている。

谷筋を登る五郎新道

13:35
踏み跡が定かではなくなりジメジメしたところを登ると、土がえぐれ水が湧き出している。傾斜が緩やかになったが上を見てもマーキングはない。

左を見ると赤テープのマーキングがあり、目を凝らすと布のマーキングも見えてきた。次のマーキングまで移動し周囲を注意深く観察すると次のを見つけることが出来る。しかし今は葉が落ちて見通しがよいので何とかなるが、新緑から落葉の時期までは踏み跡も全くないため、始めてここに来たとしたら通過できるかどうか自信はない。

急斜面の最後はジメジメしている

マーキング探しの雑木林歩き

13:46
マーキングを辿りようやく「広峰道」に戻ることが出来た。道の脇の木に赤ビニールテープが二つ巻かれていて、以前から何の目印なのか不思議に思っていたところで、339.7m三角点から真北に送電線と交差する辺りだ。

広峰道のここに出た

今回は五郎新道を抜けるのに、写真を撮りながらルートを探しながらで30分かかったが、次に通るときは15分位だろう。

ちなみに、ここから広峰道を2分南へ行くと西側に「氷室池←」の案内が二つ、さらに2分行くと東側に「火の用心18」のプラ階段、さらに2分進むと西側に墓地がある。

14:15
広峰道を南に、近畿自然歩道を東に行き広峰神社に着いた。妻その1に山上駐車場まで迎えに来てもらい帰途につく。



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