三坂杣谷林道ループから当田山
(姫路市安富町)
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平成20年12月30日(火) メンバー 私だけ
狭戸バス停〜三坂杣谷林道ループ〜当田山〜長野バス停
姫路市安富町三坂にループな林道がある。ループな道(のの字な道とも言う)は数々あれど、林道ループは日本中を探しても片手で数えられるぐらいだろう。
このループを造ってまで、谷の奥へ車道を通したわけが分からない。特に奥に何があるわけでもなく、直ぐに行き止まりになってしまう。ただ大きめの砂防堰堤一つが谷を塞いでいるが、築造年はループよりも間違いなく古い。植林の伐り出し搬出のためかとも考えたが、見た感じそんな作業が行われた様子はない。謎が多いループ林道だ。
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林道始点に住まう最終地元民によれば、ループは20年ほど前に造られ、特に名前はないという。でも呼び名がないと話がしづらいので、姫路市安富町三坂の杣谷を行く林道のループなので「三坂杣谷林道ループ」と仮の名前を付けておく。ちょっと長すぎで「杣谷ループ」の方が呼びやすいかなとも思うが、さらに断っておくが杣谷林道も仮の名だ。
なお、これは山歩記ではなく野歩記なので山に登らずに杣谷ループの見聞録で終わらせてもよいが、北西の493.8m三等三角点標石がある当田山(地形図には山名は記載されていない)へも登ろうと思う。
参考記録としては、今年の9月に林道ループ直前まで到達したときの記録「姫路市安富町三坂の「のの字な林道」」と、 6年前の平成14年6月に当田山に登った記録「安富町の当田山、淡路ケ丸」の2編がある。
狭戸バス停から三坂峠へ
8:21
姫路駅前から約40分(運賃870円)、今回の出発地点となる姫路市安富町狭戸のバス停に着いた。
姫路市中心部と宍粟市山崎町を結ぶ唯一の公共交通機関とあって、1時間に1本は運行されている。帰りも最悪59分待てばよいだけなので、バスの時刻表など気にせずに山行に専念する事ができ、また今回のような登山地と下山地が離れている場合は公共交通機関を上手に利用することが肝心だ。
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8:26
バス通りである国道29号線、林田川に架かる永久橋を渡り県道80号線へと足を踏み出す。
でも流れ橋の対語としての永久橋なら分かるが、固有名詞として使うのは何かのユーモアだろうか。
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8:52
三坂集落の中を通り抜けてもよいのだが、リレー式に次々と犬に吼えられるのが嫌なので、県道を真っ直ぐ三坂峠を目指して登っていく。遠回りになるし要らぬ登りなのだが、師走の集落の静寂さを破りたくないという優しい心遣いというよりは、単なる犬嫌いの性格がなせる業だ。
でも結局、最終民家の飼い犬に吼えられてしまい目的は達し得なかった。
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9:09
目的の林道への進入路分岐を通り越して三坂峠まで足を延ばしてみた。三坂峠は別に初めてではなく、なぜか歩いて越したこともあり、峠の地蔵がないことも知っている。でも、なぜか地形的特異点に惹かれしまう。
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9:13
三坂峠から引き返すこと数分で三坂集落の東の玄関口、いや裏口かな。「ゴミは捨てないで、持ち帰りましょう。」の警告板があるが、不法投棄されたゴミが目立ち、この前来たときには乗用車まで捨てられていて驚いてしまった。
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いよいよループな林道だ
9:22
バスを降りてから1時間で、ようやく林道取付まで達した。車なら簡単にループまで行けるが、歩かねば気が付かないことが多い。
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9:28
最終民家を過ぎ、養鶏所跡を過ぎて簡易舗装の林道を登っていくと、四角な、まるでプールみたいな溜池がある。遊泳禁止の警告板はないが、フェンスに囲まれていて泳ぐことは出来ない。
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9:31
林道の簡易舗装は途切れることはなく、水道用設備が道脇に点々と存在する。天気のせいか、鬱蒼とした雑木の陰から何か出そうな気がして、一人で歩くのは二度目の私でも嫌な感じがする。なお道は、乗用車でもトレーラーでも車種を問わずに通行可能なよい状態が保たれている。
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9:34
袂に石仏を祀った祠のある橋を渡るとループは近い。橋の竣工年でも分かればとプレートを捜してみたが、どこにもないようだ。この橋もそうだがどの施設にも銘板といったものがなく、名前も竣工年も分からないのが残念だ。
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三坂杣谷林道ループ
9:36
橋を渡り右カーブを過ぎるとトンネルが現われた。上には草木が茂りトンネルにしか見えないが、橋と呼んだ方が正しいのかも知れない。
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今年の9月に来たときは、橋の下に大きなスズメ蜂の巣があり、近づくことも出来なかったが、今は巣は壊され邪魔するするものはいない。左側の仕上げのコンクリが剥落しているぐらいで損傷はなく、風雨の当たらない内側はきれいなもので、最終地元民の20年前ぐらいに造られたという話は本当のようだ。
ここでも、どこかに銘板がないかと捜してみたがない。でもこれほどの土木工事なので、必ずどこかにあるはずで捜し方が足りなかったのかも知れない。
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橋をくぐり抜けると道は小さな曲率半径で時計回りに回り始めるが、ループの全容はまだ見えてこない。
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ループも楽しみにして来たが、ここで山崎断層(暮坂峠断層)の露頭を見ることが出来るという。でもそれらしいのは、知識のない私には見えてこない。岩に斜めに亀裂が入った写真のところかなとも思うが、それまでで、はっきりしない。
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道は橋の上へとループして行く。そのループの中に南北に通された溝を三坂川の細い流れが貫いている。でも、相変わらずループの全容は見えてこない。
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橋を渡った先のループの最上部からようやく全容が見えてきた。コンパスをくるっと回して引いたような、直径20mほどの円を描き道がループしている。真ん中はぽこんと小山になっていて古墳のように見える。
でも残念なことに私のカメラでは1枚の写真に収めることが出来ない。まず分割したものをアニメーションにしてみよう。
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アニメーションでは見渡す感じがよく出ているが、いまいちだな。次は同じ分割写真をパノラマ合成してみた。手前の真っ直ぐな道が直角に曲がっていることを除けばまあまあかな。最終的な解決方法は広角レンズの導入しかないが、あまり必要性はないし困ったな。
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次は当田山だ、でも登れるのかな
残すは当田山登山のみだが、寡聞にしてこの林道からの山行記を読んだことがない。当田山には別コースで登ったことがあるので、姫路市安富町の高層マンション・アピアやすとみを取り囲むUの字稜線まで登れるかが問題だ。
登山の可能性としては、林道終点から二股に分かれる谷のいずれかか、その間の尾根の三択になるが、それはそのとき決めるしかないだろう。
10:12
当然のことながらループを過ぎても立派な林道は続いている。ここまでには特に障害になる崖崩れや倒木はなく、乗用車でも楽に入れるが、よい景色が待っているわけでも、楽しく水遊びが出来る渓流があるわけでもない。
簡易舗装に積もった土に車1台が往復しただけの轍が残っていて、もしかするとハンターさんかもしれない。
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10:15
車の転回用なのか、車数台が止められるように道が広げられている。もっとよい季節なら車をここまで乗り入れ、バーベキュウやキャンプをしたら楽しいかな。でも一人では怖いだろうな。
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10:16
ありゃ、崩れ落ちた土砂が道幅一杯に広がっていて、もうこの先は徒歩でしか入れない。でも、見上げてもどこから崩れてきたのかよく分からず、かなり高いところからのものと思う。
しかしながら、この林道の存在意義は本当になんだろう。土砂災害復旧工事のために国か県の予算が組まれて通されたと思うのだが。
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10:21
大きめな砂防堰堤が谷を塞いでいる。「昭和31年度施工 三坂川 そま谷堰堤 兵庫県」と銘板にあり、昭和24年に三坂集落を襲った水害の復興事業の関連で造られたものと思う。
この銘板によりこの谷の名が杣谷と判明したわけだが、過去の航空写真にこの堰堤は写っているが、ループな林道は写ってないものがあり、堰堤の方がループ林道よりも数十年古いのは間違いない。
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10:23
堰堤からほんの1分も進むと倒木が道を完璧に塞いでいる。こんなのが延々と続いていたら、進むことは出来るが右に行ったり左に行ったりで蟻の歩みになり、体力ばかり消耗してしまう。まあ、時間も早いし行けるところまで行ってみるか。
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10:27
道は倒木の谷に入ると消えてしまった。別に濁流に道が流されたわけでもなく、さっきのところが終点のようだ。でもひどい倒木で、どこを歩いたらいいのか判断に苦しむ。緩やかな谷がさらに続き、杣道が絶対どこかにあるはずなのだが、さっぱりだ。
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10:32
こんな谷だが、なぜか踏み跡がある。ハイカーなら残すであろうマーキングは全くなく、間違いなくハンターさん達が残したものに違いない。いやハンターさんの四本足のお友達の可能性もあるな。
なんかこの先で倒木が途切れているように見えるし、もう少し進んでみよう。
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えらい急な尾根だな
10:35
谷が左右に別れ、その真ん中には絵に描いたような尾根の突端がおいでおいでしているように見える。左右の谷は倒木がひどく、ここからは尾根に登るしかない。境界杭が尾根に打たれているのが見え、地形図を見てもまず間違いない。
でもこの尾根を登って本当によいかと、地形図とコンパスでじっくりと判断する前に、コンビニおにぎり1個を食し気持ちを落ち着かせる。急いては事を仕損じる。腹が減っては戦は出来ぬ。
10:47
10分ほどかけて、尾根を登るのが正しい判断である事に確信を持つことが出来た。こんなときにGPSがあれば、何も迷うことないだろうがそれでは楽しみが減ってしまう。
林道歩きと倒木越えでで少し汗をかいてきたし、ジャケットを脱いで気合を入れて出発する。
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10:55
疎らに笹竹が茂る植林の急な尾根、当然ながら道も踏み跡も何もない。明確な1本尾根を登っているので進路は違えようがなく、乗り越えられない段差や岩場そして倒木もなく、同じような傾斜が続くだけで登るのはたやすい。ただ落ち葉が積もった柔らかな足元と、急な登りが待ち受けているだけで、一歩一歩と登っていくうちにぐんぐん高度が上がってく。
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11:03
少し緩やかになったら、周囲は植林から雑木林へと変わった。尾根には明確な切り開きはないが、下草は少なく木々の間には適度な間隔があり、容易に登ることが出来る。ハイカーが残したマーキングは全くないが、「安富町有林」とモールドされた黄色のプラ杭が所々に打たれている。
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11:07
葉を落とした落葉樹、そして南向きな尾根とあって日が差し込み意外と明るい。下草が全くなく歩きやすいのは、鹿さんたちの地道な活動によるものか。
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11:13
一部には切り開き状に見えるところもあり、なにやら新鮮な足跡が残されている。いずれも登山靴やスニーカなどの靴によるものではなく、蹄を持った動物、おそらく鹿とか猪と思われるが、結構派手に滑った跡も残っている。多少滑ったところで、重心は低く残りの足で素早くリカバリーして突っ走ることが出来るのかなと思う。でも、山の中で出会っても直ぐ藪の中へと走り去ってしまうので、そんな場面はまだ一度も見たことがない。
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11:18
全行程を通して展望らしきものを得るのは困難なルートだが、ここからは東側の谷と向かいの尾根がよく見える。そして、思ったとおりの正しい尾根を登ってきたのが明らかになった。
県道80号線三坂峠から尾根伝いに477.9m三角点標石ピークを通り、写真の尾根から当田山に登れないかなと考えているが、山行記を捜すも該当するものはない。
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鹿さんたちも展望がよいところで休憩するのか、足元にはたくさんのフンが落ちている。
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11:31
尾根が一気に広がり、当田山の稜線が近いことを感じる。逆にここを下って目的の尾根に乗る自信は、登ってきた私にもない。唯一黄色の安富町有林プラ杭が頼りになりそうだが、全ての尾根にもれなく打たれていそうな気もするし、この尾根を下るのは止めといた方が身のためかも。
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Uの字稜線を当田山へ
11:39
高層マンション・アピアやすとみを中心とするUの字稜線に乗ることができた。非常に広い尾根だが端に寄るとそれなりに急になっているし、迷い込みそうな枝尾根は西側の当田山を過ぎて、送電線鉄塔の手前まではない。
登りついたところにあった赤プラ杭には、薄れてはいるが15と書かれていて、当田山に近づくにつれ数字が減っていく。でも、この15杭を見つけ南側に緩斜面を下っても、登ってきた尾根に乗れるかどうかは分からない。
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11:46
広い稜線は何もなければ好きなところを歩けるのだが、残念ながら大量の倒木が行く手を塞ぐように横倒しになっている。
幸いなことに折り重さなり通過を困難にするようなものはなく、1本づつ乗り越えるか潜るか、または根っこかうらっぽかを迂回すればよいだけなので、時間さえかければ進むことは出来る。
これらの倒木は平成16年の台風23号によるものと思うが、切断・除去などは手付かずのままだ。まあ年間数人のハイカーしか通らないし、このまま朽ちるに任せるしかない。
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11:52
植林に比べると、雑木の疎林には倒木被害はほとんど見当たらない。そして、鞍部の先に当田山のピークが見えてきてた。そのピークも際立ったものではなく、当田山自体の意外な険しさからすれと、のっぺりとしたUの字稜線のなかの一番高い場所という意味しかもたない。
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11:55
鞍部への緩やかな下りは幸いにも植林から免れ、雑木林が残っている。落ち葉が積もった広い尾根には相変わらずのプラ杭が所々に、そして誰がつけたのか黄色ビニールテープのマーキングが気まぐれに残されている。
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12:02
これが稜線かと思うほど広々としている。木々は葉を落とし低木・下草はなく、見通しがよい。
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12:11
頂上への最後の登りだ。相変わらず道や踏み跡はなく、鹿や猪の足跡があるばかりで、ハイカーが足を踏み入れる山ではない。私は一度歩いているので地形図をたまに見るだけで現在位置を把握し続けることが出来るが、道のない山を歩きなれないハイカーならGPSが必要かも知れない。なお、稜線で携帯電話は使用可能だった。
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12:16
頂上付近も広々としているが、その中でほんの少し盛り上がった地点に493.8m三等三角点標石(点名:黒谷)が埋設されている。従って展望も何もない寂しい頂上で、おまけに私の大好物の登頂記念プレートは1枚もないし、兵庫山岳会の山名板もない。
この山行記を参考にして当田山に登るハイカーなどいるわけもなく、このような詳細な記録など残す必要性は全くないと思う。でも記録に残し公表せざるをえないのは私の自己顕示欲のせいだ。「うん、せっかく登ってきたんだ。久しぶりにシェーをしよう」。
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さらに西へ進み、後は送電線巡視路で下るだけ
12:21
寂しい頂上ではゆっくり休むことが出来ず、早々に西へ向け下山を開始する。
12:22
体を擦り付けたら気持ちよさげな、よく練りあわされ熟成された泥には真新しい蹄のあとが残っている。でもこの水気の少ない稜線で、いかにして猪たちはこのぬた場を造ることが出来たのか不思議でならない。
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12:27
少々ササがうるさいが、ここが今日の行程中の最強の藪だった。ほかは倒木地帯を除けば障害物もなく、藪好きの諸氏にとっては物足りなく感じることだろう。
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12:29
平から少しだけ鈍角になってきた稜線の先には、またまた倒木が待ち受けているが、ここまでもそうだったが樹齢何百年もの巨木が横たわっているわけではなく、細っこいのばかりだ。細い1本をかわすのは簡単だが、倒木はかたまっているのが厄介だ。
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12:34
こういうところのほうが植林しやすいと思うのだが、稜線の平地部分は雑木林が残されている。スギやヒノキは斜面でないと育たないのかな。
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12:40
雑木林には倒木がないといってきたが、例外は必ず存在する。そして、広葉樹は幹が分かれ枝分かれも多くて通り抜けるのが大変だ。
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12:42
尾根の左側は植林、右側は葉を落とした雑木林、今の時期なら外界を見通すことが出来るが、余りたいした風景ではない。
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12:45
稜線が少々左に向きを変える標高450mほどの地点、北北東に下る尾根に地籍調査のピンクリボンが点々と付けられいるのが見える。「ふーん、ここから下りられるのか」と、稜線を離れてみた。
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三つ目のピンクリボンまで急斜面をジグザグに下ったが、それより下にはリボンの見当たらず下降不可能な激斜面があるばかり。仕方なしにまたジグザグと登り返すが10分損してしまった。
13:09
所々に中途半端に横たわる倒木をかわしながらの山行きがまだ続く。
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13:12
関西電力の「火の用心」送電線巡視路標識が倒木に押しつぶされているではないか。
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ここが稜線の西端にあたり、三方に分かれる尾根の分岐点だ。西へ下る尾根は辿ったことがないので分からないが、北西の尾根の巡視路は送電線鉄塔で途切れてしまい、正解は北尾根だ。
ここから黄色プラ杭は二方向に別れ、左側は西側尾根へ、右側は直ぐ先にある消えかけた火の用心標識で北西尾根と北尾根に別れる。
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関西電力の送電線巡視路としては荒れ果てている。倒木はそのままだし下草も刈られていない。あの台風23号で送電線巡視路も壊滅的被害を受けたのは間違いなく、少々問題があっても通行可能ならそのまま放置し、被害甚大な路線に集中的にアセットを投入しているのかな。
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でも送電線巡視路の証たるプラ階段が現われ延々と続いている。でもしかし、踏み段にまで積もった土砂と落ち葉が邪魔をして、歩きづらいことはなはだしい。
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「播磨線 六三」送電線鉄塔が近づいてきて、前方に安富町中心部の町並みが見えてきた。
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送電線鉄塔から下は笹薮を開いた「これが送電線巡視路のあるべき姿だ」と言わんばかりの綺麗な道になっている。もう麓まで大丈夫かな。
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13:45
高層マンション・アピアやすとみが足元に見えてきた。そして本当の足元の落ち葉の中にはプラ階段が埋もれていて、一段づつつま先で探りながらの辛気臭い作業を要する。
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近くで風倒木の大規模な伐採が行われているが、この巡視路尾根だけは残されている。プラ階段の上に倒れこんでいる倒木が数箇所あったが、切断・撤去はされずに自然発生的な迂回路があるだけだ。
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14:09
麓が近づき尾根の傾斜が増してくると、送電線巡視路は大きく九十九を描いてゆっくりと下っていく。よく整備されているとはとても言えない道で、その折り返し地点の1箇所だけは不明瞭なところがあり要注意だ。
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14:12
間近にタキロン安富工場が見えてきたが、果たしてどこに降り立つのかが興味のあるところだ。
それなりの風が吹いているようで、幹同士がぶつかり合うゴンゴンという音が上のほうから聞こえてくる。写真の木々が全て左に傾き曲がっているが、風のせいではなくすでに固定されたもので、元々商品価値の少ない植林が無価値なものになってしまっている。
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14:17
降り立ったところはタキロン安富工場の南東の端っこ。登り口には「環境にやさしい森づくり事業地」の白木柱が立ち、近くの工場のネットフェンスには「測定点3」の表示板が下がっている。
ループな林道にも山登りにも関係が、この「測定点3」は工場の境界線上での騒音を定期的に計るポイントを示すものだ。
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14:33
林田川を渡り国道29号線に出て、北へ進むとローソン手前に神姫バスの長野バス停があり、時刻表を見ると1時間に1本のバスまであと9分。なんだか少し嬉しくなった。
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