国見の森公園開園、モノレールに乗ったぞ
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平成18年8月5日(土) メンバー 私だけ
国見山 くにみやま 465m
2万5千分の1地形図「安志」を参照すること。
予想外に早く
宍粟市山崎町城下地区に建設されていた「兵庫県立 国見の森公園」が、8月5日の土曜日にオープンするという。なにもこんな暑い時期にオープンしなくても、秋になって涼しくなってからにすればよいのにと思うのは、私だけではないと思う。
しかし、今までの国見山とのいきさつから開園日に行かないわけにもいかず、最後はフラフラになりながらも務めを果してきた。(この日、ご近所の宍粟市一宮町の最高気温は36度だった)
- 平成14年11月15日の山行記録比地の滝と国見山
- 平成17年4月17日の山行記録国見の森公園(仮称)遊歩道
- 平成18年3月4日の山行記録ユニバーサルデザインの山、宍粟市の国見山もあります。
8:35
今回は姫路駅前発の山崎行きの神姫バスで、揖保川を東から西に渡った「船元」バス停で下車。姫路駅前からなら所要時間は52分で料金は1.080円となる。
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当然ながら自家用車で行く方が圧倒的に便利で、登山口近くに駐車場所もあり歩行時間も短くなるが、昨今のガソリンの高騰もあり、土・日祝日のバス料金が距離に関係なく1回100円になる『環境定期券制度(エコ定期)』を今回も利用した。二酸化炭素排出量を減らして地球温暖化を防ぐのに協力できるし、財布の中身も減らないし一石二鳥のすばらしい制度だ。ただし神姫バスの通勤定期券を所持していないと利用できないのが玉に瑕だが。
けれども、バスを降りたとたん異様な熱気に包まれてしまい、今日の行程をつつがなくこなして、無事に家まで帰ることが出来るか心配になってきた。
ちょっと迷ったが
バスを降りて40分、9時15分に国見山の登山口がある金谷山部古墳への入口、「城の子公園」に辿り着いた。
すでに500mlペットボトルのお茶がなくなり、水のみ場で補給する。ザックの中には合計4リットルの飲料水を入れてきたので足りなくなることはないだろうが、その重さで引き戻されそうだ。熱中症・脱水状態にならないためには、のどが渇く前にこんなに飲めるかというほど水分を補給しなければならない。強い意志を持って無理からに飲まなくてはいけない。と再確認する。
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「城の子公園」は、山崎と新宮を結ぶバス通りの「千本屋」バス停で下りて、すぐ北の「千本屋交差点」を西に入り「菅野川」を渡ったところに、最近作られた公園で10台ほどの駐車スペースがあり、国見山周回登山のベースに最適な位置にある。
9:21
城の子公園から西へ進むと、国見山頂上から東へ下る尾根の突端に位置する「金谷山部古墳」に着いた。この古墳は墓地造成中に発見された古墳で周囲を削り取られてしまい、石垣で巻かれ見かけは古墳らしさはない。
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兵庫県指定文化財(史跡)
金谷山部古墳《かなややまべこふん》
この古墳は今から1500年ほど前の古墳時代の円墳で、この地方の豪族の墓といわれています。城下平野を一望する位置に築かれており、宍粟郡の古墳時代を考える上で重要な遺跡です。
当地方に残る「播磨国風土記」には、「山部比治《やまべのひぢ》」という里長がこの地を治めていたことが記されています。山部氏は、朝廷直轄の部であり中央の政権と深いつながりをもっていたことが知れれています。山崎町教育委員会
国見山に登るぞー、ウォー
声には出さなかったが、気合を入れずには夏の里山は登れない。国見の森公園の山麓中心施設は、南側の上比地の奥にあるのだが、開園式を特段見たいわけでもなく、ここから国見山の頂上へ登り展望台や山上施設を見て、そして話題のモノレール脇を下り山麓中心施設を見ようかなと思う。
9:24
墓地奥から国見山への登山道があるのだが、なぜなのか案内が全くない。この登山道は国見の森公園に合わせて開かれたもので公園の構成要素なのだが、この辺の集落となにか諍いがあったのだろうか。普通なら道標と公園全体の案内図があってしかるべきなのだが、ほんとに何もない。
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登り始めの階段道が雨に削られているのがご愛嬌だが、全体としてはしっかりとした幅広の道が続いている。道の両側10mほどは木々が整理され下草も刈られ、風通しがよいし日除けの木が残されていて、真夏の暑いこの時期でもなんとか登ることができる。
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9:45
セミの声に包まれて、緩やかな尾根にほぼ真っ直ぐに付けられた道を登っていくと、道の中に一本のヤマザクラの木がとり残されている。最初にここを登ったときは道の真ん中に立っていたが、今は道の片側が広げられている。このヤマザクラをこれからは「道広げのヤマザクラ」と呼ぶことに決めた。
「道広げのヤマザクラ」から幾分急になり、これまたほぼ真っ直ぐな二連の階段道を登っていく。
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10:21
普段の山登りなら写真撮影以外は休憩しないし座り込むこともないが、あまりの暑さに319.3m四等三角点標石(点名:金谷)脇のベンチで15分ほど休んだあと登山再開。ここからしばらくは水平道・緩い下りが続く。
10:23
三角点標石の休憩ポイントから数分進むと、このルートで最初の道標が立っている。結構凝った意匠で、矢印代わりに丸棒が差し込まれていて「←山頂展望台まで0.7km 金谷山辺古墳まで0.8km」と表示されている。ようやく半分を過ぎたところのようだ。
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この案内板がある以外は前回のユニバーサルデザインの山、宍粟市の国見山と全く同じだが、登山道両側の人手が入ったばかりの荒々しさが消えてきて、自然な感じになっているのが面白い。
10:32
緩い下りが終わり、「く」の字の階段道から九十九折れの階段道になるが、10分ほどで急な区間は終わり、また緩やかになる。振り向くと緑の田畑の田園風景が広がっている。
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10:51
階段道が終わり、緩やかな道を10分ほど行くと尾根から左に外れて水平道になる。尾根から道を外したのは、頂上展望台から登山道を見えないようにするためなのかもしれない。頂上の直下には上比地の山麓中央施設へと下る道との分岐点があり道標もある。「←山麓・駐車場まで1.7km 金谷山部古墳まで1.4km 山頂展望台まで0.1km」。
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展望台・遊歩道・山上施設
10:54
展望台付近の施設群を取り囲む獣除け柵を開閉し、展望台に到着。巨大な展望台には開園日なのに二人しかいない。まだ麓で記念式典を挙行しているのだろうか。
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展望台は三層のように見えるが、実は二層しかない。一層目は飛び込み台のように突き出していて、上層に上らなくても高度感を得ることが出来て眺望もよく、新しい建物や施設を造る際の常識となってきたバリアフリーを実現している。逆に螺旋階段を上った二層目からはごっつうぶっとい柱と補強の筋交いのため、良好な展望は得られない。
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山頂展望台
鮎とそうめんで有名な揖保川がみえるよ。てんきのいい日には瀬戸内海や家島が見えるんだ。
正面に見える大きい道路は中国自動車道だよ。
展望台から「花の谷」を通りモノレールの駅がある山上施設までを遊歩道が結んでいる。極緩やかな、表面が滑らかな浸透性舗装の歩道は老人でも車椅子でも時間さえかければ行き来できて、完全バリアーフリーを実現している。
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花の谷
台風によって倒れたスギやヒノキの林を花の草原にしているよ。
いろいろな花を植えているんだ。さがしてみよう!
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山上歩道
この先の展望台へいってみよう。途中にはユリがたくさん咲いている花の谷や、みんなで木を植えた教科書の森があるよ。
この道は車いすでも行けるんだ。
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11:26
山上施設に着くと、麓で開園式典を終えた来賓がモノレールの第一便で登ってきて、施設の視察を終えたところだった。井戸敏三兵庫県知事が丸太切りに挑戦(2kgを目標に切るもので速さを競うものではなかった)したり、しそう森林王国女王と楽しそうに写真を撮ったりとしていた。
さすが知事までなった人で、お膳立てはしているのだろうが、全てにリーダーシップを発揮し自分から進んで丸太切りに挑戦し、酷暑のため取り止めにしたかっただろう展望台行きも、スタッフの言うことも聞かず自ら先頭を切って皆を引き連れて行ってしまった。ウーン、さすが。
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国見の森公園
森の自然を楽しんで、森作りに参加しよう!交流館・駐車場 《トイレ・案内所・公衆電話・駐車場》
公園のことが知りたかったら、寄ってね。
植物や動物のことを教えてもらえるよ。
イベントの参加や森林学習軌道に乗りたい人も、ここで申し込んでね。
この建物は、上から見ると葉っぱの形をしているんだよ。森林学習軌道(ミニモノレール)
モノレールで山の上へいけるよ。
モノレールからは宍粟(しそう)の風景が見えるし、
春にはサクラやツツジがたくさん咲いているよ。
森の勉強をしてね。学習館・野外広場 《トイレ・公衆電話》
山の上に建物があるよ。ここで工作をしてみよう。
広場もあるから、お弁当を食べるのにいいかも。
交流館・学習間では太陽の光で電気を作り、公園の施設に利用しているよ。
この建物も、屋根が葉っぱの形をしているんだよ。山頂展望台
公園の一番高い場所だよ。登ってみよう。そして景色を見てみよう。運がよければ瀬戸内海や家島が見えるかも。
この展望台は、国見の森の木が使われているんだよ。
お年寄りや小さな子供でも歩けるように、学習間からゆるやかな散策路があるよ。みどころ
花の谷 宍粟(しそう)の山の植物がいっぱいだよ。 実りの森 キノコや木の実がいっぱいだよ。 自然災害(土砂崩れ)復旧緑地 自然災害と復旧について学習しよう。 ビオトーブ 水辺の植物や動物(カエル、ヤゴなど)を育て、観察しよう。 教科書の森 西播磨の子供たちが植樹して育てている森だよ。 注意事項
ゴミは捨てないでね!
森の中に入るときは大人といっしょにね!
花を摘まないでね!
火をつかわないでね!
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11:35
モノレール下り第一便を見送ったあと、お昼ごはんを食べようと思うが、山上施設(学習館)の前(野外広場)は芝生が張られ、気候がよければ説明にあるように「お弁当を食べるのにいいかも」。しかし、日陰が全くなく灼熱の太陽にあぶられながらでは、食べ終えるころには自分自身がおいしそうな干物になりかねない。ようやく広場の反対側の隅っこに、わずかな日陰を見つけ「コンビニおにぎりセット」を食べ終えるころ、知事たちが展望台から戻ってきた。
下山はモノレールを見ながら遊歩道で交流館へ
さて、これからどうするかだ。おそらく頼めばモノレールに乗せてもらえるだろうが、それでは写真を撮ることが出来ない。いったん、モノレールの軌道脇を下ることにしよう。
12:10
下り始めてすぐに、本日の二便目が登ってきた。歩くような遅さで、すぐ横を通過しても走行音は小さく、周囲で鳴くセミの声の方がうるさい。けれども、どんなに離れていても駅から発車すると軌道から音が聞こえてきて、写真を撮る用意が出来るのがよい。ただ、待てど暮らせどなかなかやってこない。
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これを書いていて思ったのだが、このもモノレールの「上り」「下り」はどうなるのだろ。山に上るのが「上り」で、下りるのを「下り」と考えるのが普通だろう。しかし、これも鉄道の一種だろうから、東京駅に近づくのを「上り」と判断するのが絶対に正しい。そうすると下りが「上り」、上りが「下り」という変な状態に陥ってしまので、ここでは上りを「上り」としておこう。
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12:32
麓近くの最大勾配地の横には点検道路がないので、いったん国見山頂上から山麓施設(交流館)へ下る遊歩道に入る。モノレールを完成させるのに精力を注ぎすぎたのか、遊歩道は完成当初から見たらだいぶ荒れてきている。
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12:40
遊歩道からモノレール下へ行ける脇道(モノレールの緊急避難路)があり、次の上り三便を待つ。5分も待つとギザギザが付いた軌道から音が聞こえてきて、さらに5分後ほどしてゆっくりと上ってきた。
このモノレールは株式会社嘉穂(かほ)製作所が軌道を含めて全ての施設を製造・設置したもので、一車両20人乗りが2両連結された合計40人乗りとなっている。上り下りともに20分かかり乗下車時間を見込むと1時間ごとにしか運行できず、輸送人員は1時間あたり40人と少なく、実用になるのか心配になる。
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交流館でへたれこむも、モノレールに乗ったぞ
13:02
遊歩道を下りきると、山麓施設(交流館)から山頂へ行く林道に降り立った。道標は「山頂展望台まで3.5km(林道利用) 山頂展望台まで1.8km(遊歩道利用)」となっていて、林道は一般車進入禁止となっている。
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駐車場にテントを張り、特産品の販売でもしているのだろうか。この暑さの中での必需品・救急車が待機していていたが、実はこの時フラフラで周囲を観察する余裕などなく、どんな催し物をしていたのか分からない。しかし、条件反射なのか解説板があると写真を撮っている。
森林学習軌道
ルート概要図
交流館(現在地)~38°の急傾斜~尾根筋の樹上を走る~森林学習館
延長1084m 麓駅標高116.1m~山上駅標高421.7m 高低差305.6m 平均の斜度15.7°ミニモノレール
レールの傾斜度が変わっても、車内の床は水平を保って(姿勢制御)運行できるようになっています。
2輌連結(40人乗り)の列車です。歩く速度(60m/分)で運行し、山上駅まで約20分で着きます。森の木の葉の上を走るので、国見の森を一望でき、国見の森を鳥の目で見渡すことが出来ます。地上では見られない虫たちの生態を観察してみましょう。*ミニ知識*
*ミニモノレールは、なぜ38°の急な傾斜をらくらく登れるの?
その秘密は、「ラック・アンド・ピニオン」という方式にあります。
回転する歯車(ピニオン・ギア)と歯車同士は、お互いにかみ合い回転しますが、歯車の片一方を長く線状にのばすと(ラック)、ギザギザの歯がかみ合いながら移動するので、力強く、滑り落ちることなく、急傾斜でも登ることがで切るのです。*ミニモノレールの安全はどうやって、守られているの?
常に安全の目(コンピュータセンサー)で見守っています。停電のときも、すぐに“制動装置(ブレーキ)”が働きます。もし速度超過を検出したら、自動的に緊急停止装置が作動します。
緊急停止装置
ガバナという楕円の歯車がレールを両側から挟んで停止させます。楕円形がクサビの役目をしているので、滑り落ちようとすればするほど、より強くレールを挟んでいくようになっています。注意事項
【乗車時の注意事項】
順序よく並んで乗車しましょう。
車内では立ち上がったりせず、着席して森を観察しましょう。【ハイキング時の注意事項】
支柱に登らない!
レールに飛び上がったり、ぶらさがったりは絶対にしない!レールの横に、列車に電気を送るトロリーという高圧電線があって危険!
ミニモノレールの説明に2箇所ほどイチャモンがある。緊急停止装置の楕円形の歯車を「ガバナ」としているが、このような設備でいう「ガバナ」とは回転数を直線変位量に変換しリミットスイッチを働かせることで過速度を検出する装置(電子式のものもあるが)をいい、実際にレールを挟んで緊急停止する装置をガバナと呼ぶことはありえない。
また給電用トロリー線には高圧の電気が送られているように書かれているが、高圧とは直流では750ボルト、交流では600ボルトを超え7,000ボルト以下の電圧をいい、この設備では交流200ボルトを使用しているはずで高圧ではありえない。解説文の作成者・校正者が機械・電気の素人なのだろうが、いくら子供向けの解説文とはいえ間違いがあってはならない。
13:30ごろ
半時間ほど交流館の玄関脇でへたり込んでいると、本日の第四便目モノレールが出るが、席に余裕があり呼び込みをしている。誰でも乗っていいのかと聞くと、よいという。まだ元気は回復していないが、乗り込んでしまった。
車内は左右2列で、中央に補助席がある。私は山側の車両の2番目の窓側に座ったが、次に乗る機会があったら上りでも下りでも麓側の車両の方にしようと思う。その方が絶対に眺めがよいはずだ。
(いつでも乗れんですか?)
えーと、運行の時間がございますので、朝9時20分と1時間半後、で、朝2便、昼3便。
(あ、そうですか。)
はい、よろしいですか。はい。
自動音声で『ドアーが閉まります。ご注意下さい。フォーン。発車します。プルルルルルルル。』
え、皆様、暑いなか国見の森公園へようこそいらしゃいました。これから山上駅まで約20分ほど。えー、このモノレールで景色等ご観覧ください。えー、これからあの最大斜度が38度のところを登っていきます。えー、床面があの、水平を保つようにコンピュータ制御されていまして、床は常に水平になる構造になっています。支柱の一番高いところで13mほどあります。
えー、今日は非常に暑くて36度とか言ってまして、また、その秋とか紅葉の季節にまたお越しくだされば。
下の道路が工事するのに車両が通行してましたけど、今は遊歩道として利用するようになっています。この道が展望台まで通じていまして約3.5キロ。このモノレールは山上の駅まで1.1キロ、20分で上がりますので時速3.3キロ、まあ歩くスピードより若干遅いぐらいのスピードです。
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進行方向に向かって左側の方の階段がもしこのモノレールが落雷とかで停電とかなりますと止まりますので、運休した場合の非常時の階段ということになっていまして、全線進行方向の左側に付いています。えー、途中に6ヶ所地上に下りるように階段がございます。
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モノレールは勾配に関係なくほぼ一定速度で登っていく。私の山登りもこうありたいものだが、播州野歩記のことを思うと5分に1回は自分撮りのため立ち止まらなくてはならず、自分で自分のペースを乱してしまう。
クーラーも付いているのですけども、ちょっと暑すぎてもう一つ効きがよくないですね。人数が少ないというか一人や二人の時は涼しいのですが。
所々左手の方に標高を表示しておりますので、また見て下さい。
この山も鹿がたくさんおりまして、まあ昼間はなかなか見れませんけれども、朝とか夕方になりますと所々で見かけるようになります。で、あの、レールの側の木なんかも鹿が食わないように網してるんですけども、頭突っ込んでなんか新芽を食べてて、枯れてる木もいくらかあります。
えーと、二号車に乗っておられる方は下の方を覗いていただきますと、あの、下の事務所、交流館の屋根が見えるかと思いますが、えー、木の葉の形をしておりまして、デザインされていまして、二枚、木の葉が二枚重なった形をしていまして、デザインされています。で、奥の方に穴が開いてますのが、その下にモミの木が植わってまして、5年もすればモミの木が屋根から顔を出すようになると思います。
進行方向右手に道が見えてくるかと思いますが、これが下の交流館、事務所から上がってくる遊歩道です。その道が展望台まで続いております。で、また金谷の方からも登るように、遊歩道がありまして、展望台の下で合流することになっています。この遊歩道、下から歩いて1時間ぐらいで展望台の方に着くことが出来ます。
えーと、この辺りからもう少しずっと上の方が、あの下比地の方から
………電池切れのため途切れる………
えー、手前の方が南山崎中学校で、奥が城下小学校です。と幼稚園と、見えます。
進行方向の山並みの稜線が山崎で、稜線から向こうが新宮になります。たつの市新宮町に。
進行方向右手の方に展望台が見えてきました。あそこで標高465メータです。山上駅で420ぐらいございます。で、山上駅から展望台まで約700メータ、歩きますと12、3分で着きます。えー、往復30分見てもらえば、展望台に登られて、ずーっと景色を見て帰ってこれます。
えー、山上駅から展望台までは、えーとバリアフリーということで、車いすの方でも展望台まで登れるように舗装がされています。で、約平均6パーセントの斜度、傾斜なんですけども、10メータ置きぐらいに少し平坦なところが造られています。
山上駅には学習館というものがございますが、山上ではトイレございますけれども、あの水は飲めませんので、ご注意願いたいと。山上では水は飲めません。雨水しかございませんので。それからトイレなんですけれどもエコトイレということで、微生物で分解して、排水の水を処理してまた流す水の方に、循環する形でトイレが作られています。
今のところで標高460メータです。
山上駅が見えてきました。もう少ししましたら到着です。えー、止まるまで席は立たないで下さい。
えー、待っているお客さんを下ろすのに20分、次上がって来るまで20分、まあ乗り降りの時間を合わせると45分後に、こちらの方にお迎えに参ります。
はい着きました、どーぞ。
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二度目の下山は金谷山部古墳へ、熱中症一歩手前
13:55
この便で下りる人が大勢いて、このまま乗ってられそうもない。45分後の次の下り便を待つよりは展望台から金谷川辺古墳へと下ってしまう方が早そうだ。
13:57
山上の学習館を出発、14時06分展望台通過、14時23分三角点通過、14時55分金谷山辺古墳に下山。わずか300mの標高差だが、気温差は2度ほどもあるわけで、下りるに従って、グングン気温が上がっていくのが分かる。
また暑さのために頭が回らなくなってきているのか、ザックの中には飲料水が十分に残っているのに、下山中十分な水分補給ができていない。古墳脇の日陰で15分ほど休憩し無理やり水を流し込む。
脱水症状の門口を行き来しただけですんだが、いったん突入してしまうと水分の体外への排出を防ぐため腎臓が仕事をさぼり始め、数日間は体がむくむなど大きなダメージを受けてしまう。
熱中症・脱水症状に陥らないためには「こんなに飲めないぞ」と思うほど、定期的に無理やり水分補給する必要がある。飲みたい分だけ飲んでいては絶対に足らず、これでもかと思うほど水分をとらないといけない。ていうか、こんな季節に里山・低山登りなどしてはいけない。
15:28
船元バス停に到着。次の姫路駅前行きは7分後だ。クーラーの効いたバスに乗るまでの、日陰の全くないバス停での7分間は辛かった。
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