六甲山カフェ(大谷茶屋)のカレーライス
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平成20年12月13日(日) メンバー 私だけ
兵庫県芦屋市 高座の滝
六甲山カレーライス 15皿目への軌跡
去年の正月の「おらが茶屋」独特カレーから始まった六甲山カレーライス巡礼の旅は、その年の暮れの「Cafeteriaこもれびの森」ビーフカレー温野菜添えの14皿目で中断してしまった。
なぜ私が六甲山のカレーライスにこだわるようになったかというと、インターネット上に山行記は溢れ返るほど存在し、そのどれもが生真面目に真剣に脇目も振らずに山登りを追及するばかりで、なにか一味欠けている気がしてならなかったのが始まりだ。
山行記に加えるべき一味とはなんだろうと、沈思黙考すること47分、六甲山の特色のひとつに麓や山上に数多くの茶屋があることを思い出し、ラーメンに胡椒、蕎麦に一味唐辛子、刺身にわさび醤油、おでんには生姜醤油、そうだ山行記にはスパイスの塊のカレーライスだ。というわけで蕎麦やうどんでもよかったが、一番ありそうなカレーライスに照準を絞ってきた。
これまでに存在を確認しているのが、まだ実食していないのが3皿ほど残っている。でも、スキーをしたいわけでもオルゴールの妙なる調べを聞きたいわけでもなく、高い入場料を払ってまで食べるには敷居の高いもので、この1年は新たなカレーライスを食べていなかった。
ところが、今年の4月から高座の滝の大谷茶屋の洞窟カフェを間借りしオープンしていた、六甲山カフェのメニューにカレーライスを発見し行ってきた。
これまでに食べた六甲山のカレーライス
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15皿目のカレーライス
高座の滝は、最寄り駅となる阪急芦屋川駅から、案内に従い山芦屋の豪邸を見つつ高座谷へ30分ほど入ったところにある。高座の滝から始まるハイキングコースは風吹岩、魚屋道、六甲山最高峰、そして終点は有馬温泉とハイシーズンの週末にはハイカーが途切れることがない。でも今は12月、見るからに山好きの人たちしか通り過ぎない。
11:23
高座の谷の入口にある滝の茶屋はメニューは豊富だが、残念ながらカレーライスはない。時刻はもう直ぐ正午となり、山歩きを始めるには遅すぎるが、大丈夫。私の目的地はこの奥の大谷茶屋までで、そしてカレーライスを食べたら後は帰るだけだ。
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これまで大谷茶屋は、おばちゃん二人で営業してきたが高齢のため調理も大変になり、高座の滝で野外カフェを不定期に開いていた女性が洞窟カフェで営業を引き継いでいる。
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洞窟カフェには客が一人だけ。でもなぜか、彼が連れてきた中型犬も店内に一緒にいるではないか。その客はもちろん、店主のあまりの非常識さにあきれ返るしかないが、それが店の方針なら私がどうこう言える立場ではない。
おまけに楽しみにしていたカレーライスは、店頭に出されたメニュー板にはなく、暗くなった心がさらに暗黒の世界へと落ちていく。
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もう、高座の滝の写真でも撮って家路に着くしかないとカメラを出すと、滝の下でアイゼンを洗い始めるハイカーが現われ、邪魔をする。まだ雪も降っていないのにアイゼンとは、そうかロックガーデンでアイゼントレーニングでもしてきたのか。
トレッキングポールのむき出しの石突が、登山道やその周辺の自然破壊につながると保護カバーを付けなければ白眼視されるこの御時勢に、全体重が一点に集中しトレッキングポールの何十、何百倍も岩肌を傷つけ、風化した花崗岩を削りとるアイゼントレーニングが平気で行われていることが信じられない。
アイゼントレーニングが冬山登山にとって必要不可欠なことは、門外漢の私にも理解できる。だが、アイゼントレーニングがもたらす自然破壊をどう考えているのか。おそらく当事者は自分の行いを何も考えず、そして感じることもなく、私のよく言う感受性が欠如した人たちに違いない。
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帰り際に洞窟カフェを見ると、まだ犬連れの非常識な客は居座っているが、メニュー板に「チキンと野菜のカレー ¥500」が追加されている。外で食べても風もなく寒くはなさそうなのでコーヒーと共に注文をする。
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濃い目に入れたコーヒーは素晴らしく美味しかった。
そしてカレーだが、大塚食品のボンカレーを100点満点として、そこから右でも左でも上でも下でも前でも後ろでも、方向を問わずに離れるに従って減点対象とする、私独自の主観的カレーライス評価基準に照らすと合格点には達しなかった。別に不味いわけではではないが、いや凄く美味しいという人が大多数だろうと思うが、私の思うカレーライスの範疇からは外れていた。
六甲山カフェ
オリジナルブレンド350 ハーブティー3種
ポットサービス400 ゆず茶
各 HOT ICE 有ります300 ゆずスカッシュ 350 レモンスカッシュ 350 サングリア 400 ワイン 400 カクテル
ジン、ウォッカ、カシス400 バナナのケーキ 100 ベークドチーズケーキ 200 おでん 100 チキンと野菜のカレー 500 かきのしぐれ煮 400 チーズ 1cut 100
帰り際に覗いた滝の茶屋が、ハイカーの少ないこの時期にもかかわらず、大谷茶屋と対照的に多くの客で繁盛していたことを、一言付け加えておく。そりゃ、犬と一緒じゃ誰も入らないな。
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